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ライヴと動画の違いは食事と食品サンプルくらいか [ら行]

ブログって……書くネタが無いときというのは、本当に全く書くべきことが見当たらず、
このままでは私の生存確認が危うくなってしまう……というほどに更新が滞る。
かと思うと、書きたいことが山積みで、緊急性が高い話でもないからひとまず一旦おいておこう、
と放置が続くときもある。

とりあえず花丸アニメの2期「続・刀剣乱舞花丸」が1期に引き続き、
同じ枠で再放送してくれるのが喜ばしいし、
「活撃/刀剣乱舞」のufoアニメがBS11で再放送開始。正座待機でまた見始めたし、
文アルアニメは、新型コロナの影響で放送作品が追いつかず1か月休止していたあと、ついに放送再開。
芥川が自我喪失しかけた地獄変後編で、皆の窮地を救ったと見えた志賀直哉がドピンチに陥って、
え、これどうなるんだ、
というところから一箇月をあけて、ようやく再開したエピソードが人間失格(前編)だなんて~必見じゃないか(なんだかんだいって気付けば全エピソードをきっちりと見てきている)。

2020年春アニメ+サンファン1期再放送など、あらかた放送分を見終えて(あるいは合わないなと途中で視聴をやめたりして)、そろそろ忘備録として感想も記しておきたい頃合いではある。
毎回忘備録を記しているわけでなし、当ブログに視聴を記録していないアニメも勿論これまで見てきているが。大体において内容はともかく、いつ見ていたのかが分からなくなるんですよね。
とりあえずであっても書いておくと、
……するッてぇとあれ? あの頃はあのアニメを見ていた時分だから、私がこの出来事に向き合っていたのはこの直後か……などと、時系列の目安にもできるのだ。

が、ひとまず今回は、こちら。
タイムリーではない内容も気にしないでかまわないのがブログの良いところだし!
お茶を濁しているつもりはない。


S. Rachmaninov Elegie
https://youtu.be/CsxTeAY2Liw

演奏者登場は1分5秒あたりからです。
3分30秒あたりから良さが増します。重音の響きがとても良い……。

チェロで曲名「エレジー」というと、フォーレ作のエレジーが有名で、
以前、Luka Sulicが演奏している動画をこちらでシェアしました。
今回はラフマニノフ作の「エレジー」
フォーレのエレジーに次いでとても有名で、色々なチェリストが動画をアップしているが、
わたしはYoutubeで見つけられる演奏の中で、このエレジーが一番好きだ。

モスクワの音楽学校が設立75周年を祝した演奏会で、2010年の動画。
登場するチェリストがドレスは着ているけれども、てんで子供じゃん……という9年生(14、15歳?)。
ところが演奏が始まると引きこまれ、中盤からどっぷり聞きほれるという質の高さです。
9年生でこの実力……10年前か、いまプロのチェリストになっているんでは?
紹介文にあったAnastasia Kobekinaの名前で探したみたところ、見つかりました。

登録数はまだ少ないけれども、立派なチェリストになっていた。
https://www.youtube.com/user/Chellovechik

なお、フォーレのほうのエレジーを演奏していたLuka Sulic(2チェロの一人)が、
ソロで来日し、クラシック系の演奏をしてくれるコンサートが2020年3月末に東京で予定されていた。
私はチケットを購入して、
「席が取れた! 私にとって、初のルカ単独コンサート!……楽しみだ……」
わくわく待っていた。
が、新型コロナで延期。
「この発券チケットの番号が今後の当該アーティスト来日の際に使えるので大事に保管していてください(時期未定)」
と、チケットの払い戻しもないまま。つまりはいつかは必ず来日して演奏してくれる気なんだ……!
そう前向きに待っている状態です。

いつか、感染を恐れず安心な状態で、ライヴコンサートができるようになってほしい。
そのためにも元気で居なくてはな!
取れた座席が後方で、良くはないので、なんなら前のほうに移動したい……
と思いながら……大事にチケットを持っています。
──発券して、古いデジカメが入っている抽斗に仕舞ってあるから、覚えておくんだぞ自分。


共通テーマ:音楽

ハイドリヒ暗殺作戦 [は行]

Anthropoid作戦というのがあります。

日本のウィキペディアだと、エンスラポイド作戦、というので出てくるんですが。
これアンスロポイド作戦でいいじゃん……なんでエンスラポイドとかちょっと英語それっぽく読めるんですよ表記なんだよイラッとするな……
となるんですけどね。

だってAnthologyはアンソロジーと表記するじゃないですか。
Appleはアップルと表記するじゃないか。
頭のAが、エーと読む語ならわかるが、これは違う。AppleとかAnthologyと同じæ なんだ。
エップルとかエンソロジーが、誤記なのはわかるだろう。
ならなぜエンスラポイドなら許されるんだ……?
なぜAnthropoidがエンスラポイドになるんだよ……アンスロポイドだろ……。
百歩譲って、アンスラポイドだ。頭のアは譲れない。

このAnthropoid作戦、日本では「類人猿作戦」などとも訳される。
Anthropoidという語が──類人猿の、という意味だからなのだが、
これもはっきりいって誤訳なのでは、と私は感じている。

Anthropoidには、類人猿という意味のほかに、もう一つ意味があるのだ。
Anthropoidのもう一つの意味というのは、anthropoid coffinの略。
anthropoid coffinというのはエジプトでファラオなどのミイラが納められる、
あの特有の人型の柩のこと。ミイラ用柩です。貴人の棺。

Anthropoid Coffinで画像検索をかけると一発で分かります。ズラッと出てきます。
こちら→Anthropoid Coffin

このAnthropoid計画というのは、
チェコを占領統治していたナチスの高官ハイドリヒ暗殺計画を表す、コードネーム。
実際に用いられたコードネームで、史実です。

だからそれを類人猿計画と訳そうとも、
もともとの用途が、本来の暗殺計画を誤魔化すための名称だから、大きな齟齬は生じない。
それで逆に、正されることもなく来てしまったのではないか……と私は思っています。

Anthropoid、つまりナチスの悪名高い高官ハイドリヒを暗殺した暁には、
その屍をミイラにして、柩におさめて、封じ込めてやる、
そんな強い思いがあったからこそ、暗殺計画の暗号として用いられた語だと思うんですよね。

Anthropoid Coffin、一般的に日本では人型棺というのが通称らしい。
Anthropoid作戦とはつまり、人型棺作戦。ファラオの棺作戦。
イギリス発のコードネームなので尚更。
(イギリスは、人型棺をせっせとエジプトで発掘しては、大英博物館に所蔵している。)
暗殺計画なのだから、少なくとも類人猿計画ってことはないんじゃないか……?
と、私は思っています。どうなんだろうか。

このAnthropoid作戦をガッツリテーマにした2016年の名作映画がありまして、
そのタイトルもまさに単刀直入、
ANTHROPOID

タイトルからして硬派で骨がある、史実をもとにしたカッコいい映画なのがわかる。
この日本のタイトルが、これまた類を見ないくらいダサい。
日本では2017年に公開された。


https://youtu.be/zer_yPaozJg
『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』映画オリジナル特報

タイトルの中に、「」がある時点で、なぜ考え直さなかったのだ。
しかもそれが「ナチの野獣」って……原作製作者が知ったら泣くでしょ。
Anthropoid作戦は、Operation Anthropoidなので、
オペレーション・アンスロポイド
で良かったんじゃないの……?
アンスロポイドが仮に何かわからなくとも、
シュタインズ・ゲートとか、オペレーション・スクルドとか、
一つの単語が分かれば、もう一つがわからなくとも、ついていけるし、むしろ興味をそそられる。

もっと言えば、現地のポスターは、ポスターだけで名作なのが伝わるし。
現地ポスター→https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/7/7a/Anthropoid_%28film%29.png

このタイトルで完全に損をしており、日本ではヒットはおろか、
下手をすると、ろくに知られていないくらいの映画です。タイトルは大事……。
私はといえば、このタイトルに対する嫌悪感がすごかったので、
当時アマゾンUKからANTHROPOIDのDVDを購入して英語で見ました。
(なにしろ日本語タイトルが原作映画への敬意があるように思えなかった。)

チェコ・イギリス・フランスの映画です。
役者陣も、カナダ出身や、アイルランド出身などのスター性の高い面々と、
物語の舞台となった現地チェコの役者で固められていて、バランスがとれている。

硬派だがドラマチックで(……なにしろ史実が硬質でドラマチックなのだ)、
史実に基づいてきちんとした作りになっており、
のっけから面白いが、
暗殺作戦決行から、想像以上にぐんぐん引きこまれて、手に汗を握る。
苛酷な展開が待ち受けているのだが、史実にもとづいて敬意をもってきちんとつくられているので、
徹頭徹尾、スリリングで見どころがある。
むろん創作部分や脚色部分も含んではいるでしょうが、過度ではない物語性。
……というかここは当然、脚色でしょ……と思っていたことまで史実だったのを、
あとでコメンタリーで知った……。

後半、聖堂に立てこもるシーンがある。
それも史実(教会がナチスへの抵抗運動組織に秘かに協力している)。
銃撃戦の舞台設定として、一般家屋よりも見ごたえが数倍上がります。
聖堂って要塞になりうるので、ナチスも聖堂を容易に制圧できない。

この史実に基づいた話の核になるANTHROPOIDが実行されたのが、
1942年5月27日。
そのハイドリヒの〇〇が6月9日(史実だからネタバレもへったくれもないが一応)。
暗殺作戦に携わった者への、ナチスの攻撃が始まったのが6月17日……
今から78年前、このくらいの季節の話。

人間ドラマとしても戦争ミステリー映画としてもすぐれているし、あと知ってほしい……
私はこの映画を見るまで、この史実を全く知らなかった。
だからこそ余計に面白かった部分もあります。
ナチスにとって、ある種のターニングポイントとなった事件です。

ネタバレ暗殺決行シーン



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ポスターというか看板みたいなつもりで [は行]

2020年11月の文学フリマに申しこんであるのだが、
今年は新型コロナの問題があり、
各地の文学フリマ等が軒並みキャンセルになっていることを考えれば、
開催はなんとも不確かだ……。

無事に開催されたとしても、もしかして私自身が何らかの事情で行けなくなることもありうる。
「来年のことを言うと鬼が笑う」ともいうし、
あまり先んじて手を打っても……。
けっして来年の予定ではないのだが。

そう考えながらも、ポスターをせっせとこしらえてみたりしています。
べつに今回の文学フリマが無理だったとしても、
いつか開催されるときに、きっと使えるんじゃない?
と。

画面上で制作したものを、紙に印刷すると、
極端に彩度が落ちる……というか色が沈むケースがある。
こと赤や青は色味がけっこう変わる。印刷会社の力量にも相当、左右される。

仕上がりの色味を想定して作った後、
気になる部分は意識的に彩度を上げて、
画面上で見るにはちょっと明るすぎるか、派手すぎるか……という色味で、
今回、印刷所に頼んでみました。
A3サイズ(297×420mm)をためしに1部だけお試し注文。

Yuka poster sizereduced.jpg

ちなみに今回、パブリックドメインにあるArthur Rackhamの絵
(James Stephen作『Irish Fairy Tales』に用いられた口絵)をベースに、
黒十字やらロゴやらを配置して、ポスターに仕立てました。
『黒十字療養所出版部』のポスターのテーマとして、なにしろ絵柄がぴったりだから!

 そういえば以前私は、ネットプリント無料配布用にと、
 ブックカバーをせっせとこしらえていた時期がありました。
 最近うんともすんとも話題に出さなくなったのは、
 ネットプリントにアップロードできるファイルの重さには制限があり、
 こしらえたブックカバーデザインの大半を、思うようにアップロードできないことがわかったためです。
 どうりで……いろんな人がネットプリントでアクセス可能にしている配布物は、
 いずれも、シンプルですっきりしたデザインだったり、モノトーンだったりしたわけだ。
 事情があったのだ。
 企業はまた使える容量が違うんでしょうけど。

印刷所に頼むとなれば、どんなにファイルサイズが重くなろうが、
心置きなく気にせずに作れる点が、頼もしくありまして、仕上がったのがこちら。
私の写真が下手すぎるのは置いといて。

IMG_0002posterimagesmall.jpg

まずまず想定していた通りにいったかな……
フォト感熱紙だからか、思っていたほど赤色は沈まなかった。青は濁った。
(この印刷会社は青色を出すのが若干、苦手な感じもする……。)
こういうことは試行錯誤で実際にやってみて、勉強しておくに越したことはあるまい。

ラミネート加工したほうが良さそうだな……Kinko’s でやるか……。
Kinko'sはアメリカの会社で、カリフォルニアに居たときやたら見かけたもので、
日本でのクリーニング店くらいの感じで徒歩圏内にあったのだが、
いま身の回りで、近くにあるかな……。

このたび、ああでもない、こうでもないと色々と格闘中ですが、楽しくもあります。
今後のために製作過程全般を気楽に進められる方法も、模索中です。


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サイドバー更新 [さ行]

当ブログやHPも、開設当初から長らくお世話になっていた『忍者ツールズ』が、
このほどメールフォーム(メッセージ送信機能)等も含め、
けっこうな量のサービス提供を6月1日付で終了した。

当時の告知
→『忍者カウンター』等8サービス提供終了のご案内
https://www.ninja.co.jp/information/all_category/topic/12696/

2020年2月末時点で周知されていたので、
私はちまちま代用サービスを探して準備してはいたのです。

当ブログの右サイドバーに設置されている、
中里友香新刊情報へのメアド登録につきましては、
忍者ツールズからformrunというサービスを利用することにしました。
(最近では一年に一度、連絡がいけば良いほうかも……という頻度になっております。)

また一昨日までは中里友香公式HPのContactsページから、
メッセージを送れる仕様になっておりましたが、
現在、中里友香公式HPのContactsページからは、メッセージ送信機能が失われています。

こちらメッセージ送信機能は、
忍者ツールズからJIMDOというサービスを利用することにし、
こちらもひとまず当ブログの右サイドバーに設置しました。

というのも、これが……。
個人ホームページ黎明期に、しこしこホームページをこしらえていたときは、
ノートやメモ機能のテキストでHTMLのコードをちまちまと打ちこんで、
FFFTPを使ってファイルをネット上に転送していたんです……。

いつしか世の中がHTMLの進化系、CSSコードを使うようになり、
これが私にはよくわからんのよ……となって。
せめても、と私自身、Homepage Builderをインストールし、
もっぱらビルダーを用いてファイルをネット上に転送するようになっていた。

このたびWindows10で、ビルダーを開こうと思ったら、開けないんですよ……!
──まさか、これ使えないんじゃ……こんなにメモリの容量を食っているのにか?
(ちなみにわたしのHomepage BuilderはVer13です……。) 
ブログはさておき、長らくHPのほうは更新していなかったら、気付かなかった。

では、ためにしに……昔は使っていたのだからと。
FFFTPファイル転送のアプリをダウンロードして、使ってみんとした。
が、あーなんか見たことある……というだけで、もはや使い方を全く思い出せない。

古いPCにインストールされているWindows8なら、今あるビルダーを起動できるかもしれぬ。
しかし古いノートPCは、モニターのヒンジが壊れている。
テープで止めてブックエンドで支えて、
ものすごく痛々しい、
首の骨が折れている人を何とか起こしているみたいな状態で起動しないといけないぞ……。

それが無理ならもう一つ前の古いノートPC,
Windows Vistaがインストールされている奴なら、多分、確実に起動できる。
しかしあのノートPCはいざって時のために自分で手を入れ、
HDDをSSDに換装し、インテルコアのメモリも能力アップさせた、
その時にデータは全てまっさらになっている……。

根本的に自分のPC環境を改めつつ進めないと、
ビルダーを立ち上げ、任意のファイルを更新し、ネット上に転送、
ただこれだけのことができない状態になっております。
忍者ツールのメッセージ機能からJINBOのメッセージ機能に、リンクを張り替えるだけなのに!

今後は、当ブログの右サイドバーにメッセージ送信機能を常設しますので、
ホームページのContactsページからのアクセスについては、しばらくお待ちください。
いずれもまったく同じJIMBOのメッセージ送信機能を使う予定です。

HPのContactsページが正しく機能するようになってからも、
当ブログ右サイドバーにある「メッセージを送る」ボタンは常設します。
ボタンを押すと、本来ホームページのContactsページとしてリンクするページに行きます。

健診車両の実装 [か行]

東京は緊急事態宣言継続中なのに、なんか一気にお気楽ムード……というのを、
窓から通りを見下ろしながら、ひしひしと感じる昨今。

よくやる、私の単なる思考実験の発露や、与太話の類ではなく、
真剣にずっと思っていたことがあり、
(レントゲン車両の要領で、PCR等専用車を病人に派遣すればよいのに。なぜやらないんだ)
すぐにも実現可能なことだからやってくれればよいのに……とモヤモヤした心地でいる。

とっくに取り組んでいるだろう、そろそろだろう期待していたのだが、
少なくとも私や身内の住んでいる市区町村の状況を見聞きするにつけても、
そのような計らいが実現している気配は、いつまでたっても見られない。

「昔はレントゲン車両が企業や学校を回って健康診断をしたものだった」
「巡回健診だって往診だって一般的だった」
「今でも献血車両はある」
「なぜやらないのか」

私の考えの及ばぬ不都合があるのかとも思ったが、
医療従事者側も、
「専用車を往診スタイルで患者に派遣するのが一番現実的で一番すぐにもできる、新型コロナ対策の強化」
という考えの人は珍しくない感じ……。医療機関側も守れますからね。

搬送用に特化してはおらず、中で療養させるキャンピング型でもなく、
移動検査施設として機能する車両。
いわゆるレントゲン車の、新型コロナ版です。

各自治体、市区町村が人口比率に合わせて一定数、消防車のように保有して、
PCR検査が必要な人の所まで往診に出向き、
車両で検体採取をするための車。
レントゲンも判断材料の一つとして使えるから、やはりレントゲン車を改造するのが良いのでは。

大体、「なるべく公共交通機関を使わず指定の場所に出向いてください」
というのが、無理。
これから熱中症の時期になるのに、炎天下を歩くの? 

私は今では外出時には夏場もマスクを手放せない、アレルギー持ちだから言えるが、
真夏のマスクはよほどの根性で外したら死ぬくらいの心構えで挑まないと居られない、暑くてきついです。
それで炎天下を、発熱・呼吸困難状態で歩くなんて、絵空事が過ぎる。

それで実際、新型コロナ感染が疑われる患者が、炎天下の中をマスクをして歩いて、
熱中症で倒れたらどうするんだ。
救急搬送され、新型コロナに感染していたら、感染拡大は不可避ですよ。
容易に想像がつくだろうに。
(また病気の時に車の運転をするのは、思いっきり道路交通法違反ですし、実際、危険だからできないし。)

歩いてアクセスできるはずもないほど容態がわるく、
やむなく公共交通機関を利用することになった場合には、
感染拡大の危険性を高めてしまうわけで、
発症が確定すれば、その行動すべてを洗い出し、公開。
公衆衛生と公共の安全のためには、それもやむを得ない。
……等々、いろいろ面倒事が付随する。

それらの問題が専用車両派遣で一挙に解決するだろうに。

検査や診察を受けいれる医療施設側も、
感染者用の隔離場所をつくったり、
防護したり除菌したりと手間取るから、診てくれない(診られない)ところだって少なくない。

専門の医療車両を各自治体が保有し、適宜、病人に派遣というのが、
一番、現実的ですぐにできて、手間取らない、やりやすい方法だと思うんですよ。

次のようなニュースも出てきたので、期待したいです。

https://response.jp/article/2020/05/08/334353.html
豊田合成、新型コロナウイルスのPCR検査車両を東京都医師会に提供

それにしたって、医師会に寄付された車、1台。
東京全体に対して1台でどれほどの効果があげられると言うのだ……。
むろん豊田としては良いビジネスチャンスで商品を売りこむ絶好のチャンスでしょうし、
一石投じて、良い流れをつくってくれると願っています。

現状は急遽、第2波にも備えて、
熱中症シーズンになる前に、
今あるワゴン車とかレントゲン車とか、使ってないバスとかを改造すればいいんじゃないかと。
健診車両自体は、ネオ・レントゲン車みたいなハイテクなのも今あるんです。
自治体が借り上げるなりして、そういうのを使っていってほしい。

豊田の記事の車を見るにつけても、まったく重装備ではなく、
こんな軽装備で機能的に不安なんだけど、大丈夫?
というルックスの車だよ。
ネオ屋台やキャンピングカーに改造するより、ずっと短期間で簡単に実装できるのは一目瞭然かと。

……それと。
いきなり話は変わるというか、屋台の言葉が出たから、関連(?)して。
最近、UberEATSをフードデリバリーの代名詞として使う人がいるけど、
ようは出前じゃん?
あるいは宅配ピザとかと同じ、宅配〇〇(←任意の食べ物の名)で良いだろうに。

むろん、デリバリー部分のインフラを外注していて、そこがUberEATSなのは知っている。が、
このところ、食事を自宅までオーダーできるシステム全般の代名詞として、
「UberEATS」と使う人がいるのが気持ち悪い。

店舗自体が受付をして、配達をしてくれるならば、
UberEATSに天引きされる利用料がなくて済む。利用者も、店舗側も搾取されない。

UberEATSのビジネスモデルは、一部の悪徳派遣会社と同じで、
どんなに世界規模で展開しようと、補償回避の、中つぎ料率がっぽりビジネスであり、
配達員も利用者(売り手&買い手)も、ある種搾取の餌食だ、みんなそう知ってもいる。
バンドエイドやウォシュレットのように代名詞化するにしては、少々、目障り・耳障りがすぎるんですよね。

──付記──


あ、ちょっと待った [あ行]

(この記事、書いてはみたものの結果的に削除してかまわないな、と思ったが、
一応、付記として残しておきます。)

***付記***


迂遠の極み [あ行]

ゲーム刀剣乱舞の「特命調査・慶長熊本」イベント、いつになく内容が充実しており、
歌仙兼定ったら運営にひいきされていませんか……とやっかみたくなるほどだ。
なにしろ私の初期刀の蜂須賀虎徹の特命調査ときたら……!
蜂須賀、ほとんどまともに中身のある事を語ってくれなかった気がするよね!
蜂須賀の特命調査「天保江戸」のボス戦の音楽なんて、ロボットアニメと暴れん坊将軍のテーマ曲を雑に掛け合わせたみたいな、やっつけ気味に聞こえたよね。
今回の慶長熊本イベントは、ボス戦の音楽にしても、いちいち素敵である。

当該ゲームのプロデューサー、でじたろう氏が以前、雑誌ブルータスで語っていた話によれば、
でじたろう氏の初期刀は歌仙兼定。
氏が初期刀に歌仙を選んだのは、かつてでじたろう氏が企画したテレビアニメ『翠星のガルガンティア』の主人公の声を石川界人さんがあてており、歌仙兼定も声が石川界人さんだったからだと。
(やはり贔屓なんじゃ……?)
贔屓であったとしても、なんら問題はないが!
私は歌仙兼定(本体)を永青文庫に見に行ったくらい好きですし。

今回、特命調査にて歌仙兼定はいい感じに出番が多く(蜂須賀虎徹比)、中身のある台詞に恵まれており、和歌をはじめ雅を解しながらも、細川忠興の刀である本分を忘れない。
忠興の妻・細川ガラシャが、歴史修正された偽りの世界の根源となっているとわかっても、懐深く、冷静に判断を下す。けっして冷酷ではなくてだ。歴史をあるべき姿に戻すために力を尽くす。
花丸アニメなら少なくとも2話分、活撃アニメならば1期分に匹敵する内容な気が。

今回はいつもと異なり、「余白を楽しむために史実の核をはっきりとは提示しない」という刀剣乱舞のゲームスタイルと趣がやや違う感じ。歴史というのは、何が事実か、いまだ不確かな部分も少なくないから、刀剣乱舞は要所要所の片鱗を点で見せ、その点をつないで線にするのはプレーヤーの脳内でやりましょう、余白は各自で掘り下げましょう、というのがこれまでのスタンスだった。こと原作ゲームにおいては……(メディアミックスはまた話が変わってきますが)。

核心部分をまっすぐ見せてくれた理由はわからない。
が、今回初登場の豊後国行平作「古今伝授の太刀」が、
……本当に刀の付喪神? 和歌の付喪神ではなくって?
と疑いたくなるほど歌心満点で、いちいちしっとり……時としてねっちりとお歌でやりとりしてくるから、ことごとく表現が婉曲的。
中身のほうは濃く、直截的に提示してくれて、ちょうど相殺されて、いい頃合いになったのかも。

その国宝・豊後国行平作「古今伝授の太刀」は、私が歌仙兼定を永青文庫まで見に行ったときに展示されておりました。
私は歌仙を見に行ったはずが、豊後国行平作の国宝太刀にすっかり魅入られ、帰って来たのを当時のブログに記していた。

こちら↓
https://blackcrosssanatorium.blog.ss-blog.jp/2016-07-15
歌仙兼定登場@永青文庫

2016年7月9日に見に行っている。
3年以上も年月が経っているのか……!
ブログの中盤が国宝・豊後国行平の太刀についてです。

正直、わたしは歌仙兼定の刀身自体には、豊後国行平作の国宝太刀ほど心を動かされなかった。
一目見て、歌仙は武骨な刀なんだな……という第一印象が強かった。
歌仙は本体よりも、歌仙の肥後拵えがスタイリッシュでとても素敵だった。

歌仙が展示されていた4Fのフロアから、順繰りに階下へと降りてくる順路で、
階下のたしか窓際に置かれていた、ひときわ目をひく太刀が豊後国行平作の国宝だった。
この「古今伝授の太刀」を、歌仙お目当てだけで来館していた人は、少なからずスルーしていた。
おかげで、わたしは張りついてぐるっと全体像を鑑賞出来て、幸せだった。

歌仙お目あてで来館はしたけれど、魅力的な刀剣全般に惹かれるタイプの人は、私に限らずとも、古今伝授の太刀が視野に入った途端、ハッと吸い寄せられてもいて、
……なにこの太刀……超雅(ちょうみやび)だな!……一体なにもの?
という反応をしていたので、歌仙兼定登場の際に永青文庫を訪れた人は、かなりの率できっと覚えているだろう。
一目見たら忘れられない存在感で、美麗でつやややか、大振りな白刃なのだった。

その初見の印象をもって私が個人的にゲーム内の刀剣男士を思い描くに、
髭切+鶴丸国永+数珠丸恒次+にっかり青江……を割ったみたいなイメージかな、と。
シルエットから想像していた。
今回の具現化された刀剣男士の全体像には驚いたし、よくよく思えば納得がいくような……。
不思議な感じがします。

「男士だけれど女と見まごうほど見目麗しい」という「あくまで男だが美麗」という範疇をはるかに超えて、まず男だと思うほうが難しい、女性っぽいルックスで登場したのは、想像とおおきく違った。
あの国宝・豊後国行平作の太刀から私は女性らしさを感じはしなかったし、いっぽう死神っぽいというか……一見して、ただならぬ雰囲気がある姿で登場したのは、わかるなぁ……!

その古今伝授の太刀どのは、特命調査の「闇(くらが)り通路」の行き止まりにぶちあたるたんびに、
「糸による 物ならなくに別れぢの 心細くも おもふゆるかな」
と詠んでくれるんですよ、知ってました?
初ボス戦にたどりつけるまでに、三度も右端の行き止まりにぶち当たって無駄足を踏んだから、私は詳しいんだ……! (古今和歌集の紀貫之の歌らしいです。)
遠回りしたおかげで拾い物だよ。
──こんな先細りの脇道に来るなんて心もとない──
と、古今伝授に三度も嘆かれていただけですが……。

(糸のように、こよれば合流できる道でもないので引き返すしかないですよ)
と暗に促されてもいた。

ようやく本丸に顕現した古今伝授の太刀は、遠征に出るときには百人一首の「たちわかれ~まつとしきかば」の和歌を詠んだりと、他にもなじみ深い歌を詠んでくれる。が、索敵のときに詠むのが、
「月夜にはそれとも見えず梅の花……か」

ん? 索敵時になぜそんな歌を引用するんだろう。
──月夜にはそれとも見えず梅の花
この上(かみ)の句は、「香(か)をたづねてぞ しるべかりける」と続くものであるらしい。

うちの本丸では、江雪左文字、鶴丸国永、小竜景光、あたりが古今伝授どのと似通った偵察値。
「不穏な気配を感じます。確認をお願いします(江雪さん)」
「布陣に穴はあるかい? せっかくなら奇襲をしかけたいよな(鶴丸)」
「状況を教えてくれ、俺が覚えているのはゲリラ戦でね(小竜)」
という彼らの索敵の号令を鑑みるに、
我が本丸の男士はみんな、古今伝授どのの索敵には
「お……おう?」
途方に暮れている節がある。

月夜にあっても梅の花は見えにくいが、かわりに香りが匂いたって場所がわかる、
という意味合いの歌だと思ったが、そもそも月夜なら闇夜でもないのだから、よく見えそうなもの……。
正しくは、
「月夜に梅の花は月光の明るみにまぎれてしまって見えにくい。香りを頼りに見つけるべきだった」
という意味らしい(ネットで調べました)。

つまりこの索敵場面においては、
「わたくしは索敵が苦手なので、鼻が利く者は敵さんの姿を嗅ぎつけてきてくださいね」
という意味合いになるわけだ!
迂・遠!

まず下(しも)の句を知らないと「……ぬ?」
という感じで、意味がいまひとつわからない。
古今伝授どの、さらりと要求してくる教養と読解力のレベルが高い。
戦場においては真意がすぐには伝わらぬよ……。
しばらくは歌仙兼定と一緒に部隊を組んで、歌仙に通訳をしてもらわなくてはなるまいな……。

まぜなくともけっこう危険(次亜塩素酸ナトリウム) [ま行]

Covid-19感染対策として、塩素系(次亜塩素酸ナトリウム──例として、ハイター)を
いつもより多めに使う人が増えています。
私の身の回りにもいる。

→「肺に白い影」医師も驚愕…原因はまさかの“過剰コロナ対策”
https://www.fnn.jp/articles/-/34597

塩素系に過剰に曝露されると、アレルギー性肺胞炎になるので、注意を要されたい。
この「過剰」という定義が難しく、ある人には10であっても、ある人には2であるかもしれないのだ。
呼吸器疾患をもっていると、新型コロナに罹患したときに、重篤化しやすいといわれている。

ちなみに私は、以前は平気だったのだが、
いまは塩素を使われると呼吸が苦しくなって居られない。
とりわけアナフィラキシーを起こした直後の半年くらいは本当に全く1滴でも無理だった。

あのとき、家事を一切できなくなった私のために、
身内がキッチンシンク等を洗いに来てくれたことがあったのだ。
そのとき不意にハイターを使われて、気が狂いそうになった。

あれほど、ハイターを、使わないでと、頼んだじゃないか!

息も切れぎれに泣いてブチ切れたので、相手は私が気が狂ったと思ったみたいだった。
ふだん極めて温厚で、愉快な奴だから、わたしは。ええ。

いくら頼んでもハイターを使うのが癖らしくて、
私はキッチンシンクを掃除してもらうときには必ず外に出ることにしていた。
それでも、家に戻って窓を開け、換気扇を回しまくっても、
数時間はずっと耐え難い状態が続くのだった。泣いた。

無論、空気清浄機は過剰なほどあちこちに設置して稼働している。
おもにシャープ君とダイソン君だが、たちあがり反応が微妙に遅い……。
粉塵系は得意だが、揮発系にとろくさいところがある気がするの。
そのくせ、アルコール消毒にはものすごくきちんと反応する。
窓を開けると隣家から入ってくるタバコの煙には、比較的無頓着だ。
空気清浄機も、けっして万能ではないのだ。
(むろん無いより、有ったほうが確実に良いのは実感している。)

で、身内は、空気清浄機を設置しまくるわたしを、たびたび笑った。
そんなにお金かけてバカなのか、今後どうやって外を歩くつもり?

わりと高機能のマスクをして出歩くんだよ、いつも。
伊達やファッションでマスクをしているんじゃないんだよ。

というわけでマスク不足が解消しないかなあ、と心底、願っています。
ちなみに、マスクというのはうっとうしくて、基本的にしゃべるのには大変苦しく、
夏などは蒸れて暑いし、慣れるまでに辛抱を要するものだ。

昨今、欧米人のマスク嫌いの原因をさぐる記事等を見かけるようになった。
「日本人は目で口ほどにものをいう文化だからサングラスを嫌い、
対して欧米人は口でものをいう文化だからマスクを嫌う」
という解釈が通例になってきているように見受けられる、(本当にそうかな)。

→「マスク着用」で意見衝突する欧米人の特殊事情
彼らの根強い「マスク嫌い」の根底にあるもの
https://toyokeizai.net/articles/-/344154

わたしは単純に、欧米人はマスクのうっとうしさに対するこらえ性があんまりないからにすぎない、
と思っている。
「あんな不快なものをより好んでつけているのは、余程の事情がある」という発想にいきつくんだろうと。

なにしろ、欧米人は下手したら日本人より目で表現するし……?
目くばせしたり、眉を上げたり下げたりするジェスチャーは日常的に多様にする。
サングラスをしたまま相手を口説く人はまず居ないし、
日本よりも相手の目をまっすぐに、じっと見て会話をする文化圏だ。
欧米人だって室内において、サングラスをしたりしません。いくらファッションでも。
室内でサングラスをしたままなのはギャングぐらいのもので。

欧米人がサングラスをするのは、より眩しさに弱いことから端を発して、
サングラス文化が早々に根付いたからに相違ない。
日本より緯度の高い地域も多いから、紫外線の有害具合も桁違いなのだ*注)。

カナダに居たとき、ホストファミリーの孫にあたる青い目の赤ちゃんと、
そのおばあさんと私とで車に同乗したことがある。
そのとき、ごきげんMaxな赤ちゃんが時々、ものすごく不機嫌になってごねたり泣いたりした。
私がおばあさんをうかがうと、
眩しいからよ、と。
で、たしかに窓から弱い光が赤ちゃんの青い目にチラチラ差しこむつどに、
露骨に泣き顔になるのだった。

欧米のホラーゲームは画面が暗すぎて見えづらく、
日本作のホラーゲームは色素が薄い人たちには明るすぎるらしい、
……というのはわりと常識として受け入れられているのに。

→知ってた?瞳の色によってゲーム画面の見え方が違うんだって
http://i.meet-i.com/?p=146690

これがサングラスとマスクの話題になると、
より文化的アプローチで解釈することが好まれる……。

もっというと、新型コロナの死亡者数にはおそらく遺伝的・遺伝子的な要因も少なからず絡んでいる。
だが、そのあたりの医学的な見地に踏みこんでいる報道や記事を見ていない。

たとえば死者の多かったイタリアには、
IgA欠損症の患者さんが日本人のざっと12倍から15倍は居ると認識されている。
文献によっては、日本では数万人に1人、
いっぽう海外では500人に1人の割合であるとも。
IgA欠損症患者は圧倒的に欧米に多く、輸血の際に注意が必要になる。

このIgA抗体(以下IgA)がインフルエンザウィルスを中和する(無毒化する)のは医学的事実。
IgAは副鼻腔、気管支、肺、腸などの粘膜およびそこから分泌される抗体。

ただしここで重要なのは、IgAの値は高ければ良いというものでは決してない。
欧米に、生まれついてのIgA欠損症患者さんが多いのにひきかえ、
日本はIgAが多く出すぎることによる慢性疾患(難病)が多いのだ。
これも医学的な事実である。

IgAが多く出すぎる慢性難病は、
インフルエンザなどに罹患したことがきっかけで発症することも珍しくない
(むろん発症のきっかけは、その限りではない)。
イメージとして、ウィルスに対抗するためにIgAをおびただしく出した挙句、
その蛇口のレバーがぶっこわれ、ウィルス消滅後もIgAが過剰に出つづけ制御不能に陥る感じかと。

詳しくはググるなりして、ぜひ裏を取ってみてほしい。
なにしろ私はド文系で、門外漢にすぎないから。

*注)紫外線は緯度が低い(赤道に近い)ほうが多いのだが、
緯度が高いほうが角度のせいで、目に差し込む量が多くなるため、
目が紫外線の害を受けるのは、緯度が高いほうになります。
アイスランドと沖縄だとアイスランドのほうが一日に目が浴びる紫外線量が多い。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/7989
「まぶしい太陽」と「まぶしくない太陽」はどっちが危険か?

追記


無論ケースバイケースである部分はあれど [ま行]

Covid-19の病状体験記をネット上でちらほら目にするようになってきました。
心構えとして、かなり参考になります。
シェアします。

https://note.com/r000/n/n815ee4ed473e
「一人暮らしで新型コロナウイルスにかかった話」

このnoteをupされた女性が「参考になった」と言及している、NY在住の男性の体験記、
そちらは広く拡散されているし、勿論私も読んでいます。
そちらによると感染者の同居家族は基本全員、感染すると思っておかないといけないのがわかる。

ただ個人的には、こちら女性の体験記のほうが、
海外ではなく日本(東京)在住の一般女性で、
マスクをつけてアルコール除菌をしているというから、衛生観念等も似通っていそうだし、
その人がどういう症状を経て、どうやって病院にアクセスするに至ったのか等、
現在進行形の──より最新版の体験でもあり、
かなり参考になる気がしました。

このかたは若く、基礎疾患もなく、丈夫&健康で、
病み上がり直後というかまだ回復段階の真っ最中に、
公共交通機関を使えないからと、往復8キロ歩ける「軽症」患者さん。
その「軽症者」が実際にどれほどの症状なのかが、具体的にわかりますし、
行政や病院の対応具合も、リアルに当時の現場状況がみえてきます。


共通テーマ:健康

始まりました2020年春アニメ全般 [は行]

2020年春アニメ、第一話、ものによっては第二話までほぼ出そろった。
今期視聴中のアニメできちんと毎回、襟を正して見ることに決めたのは、
次の3作です。 

『無限の住人』
アマゾンプライムでネット配信オンリーだった作品が、ついにテレビ放送開始。
サムライチャンプルーが好きだった人は、おそらく高確率で、そそられるやつ。
サムチャよりもギャグとノリは抑え目。内容がゲテモノ寄りで、青年漫画風味臭が強い。
正直わたしは時々、食傷気味になりもする。
キャスティングのはまり具合と、テーマソングの清春のはまり具合と、クオリティーたっけーなァおい、という作画に後押しされて見ている。

1話時点では、アニメとしての完成度は素晴らしく高いのに、内容は正直好きになれない……
どちらかといえばかなり嫌い……
と、折々で辛抱しつつ見ていましたが、2話時点では
「これ、おもしれー」
今後も一喜一憂しながら見る予定です。

https://mugen-immortal.com/special/


『啄木鳥探偵處』
文豪の作品ではなく、文豪自体を消費コンテンツとして扱っている昨今の作品全般、私はかなり抵抗感を覚える。
この作品はまさに文豪自体を消費アイテムの一つとして扱っているし、
その点からすると、正直に言って作風や題材はかなり、いけすかない。
文豪ネタをちりばめつつも、
文豪自体の人生を正面から深く振り下げるのがテーマの作品では全くなさそうであるし。
(原作は1996年らしいので、昨今の文豪消費コンテンツのブームに乗ってアニメ化されたと見るべきでしょう。)

誰もが知っている、よく知れた文豪の名を借りてメインに据え、
文豪のよく知られたエピソードを気の利いた感じにちりばめてみた、探偵もの。
(あらたに一から魅力的なキャラや、魅力的な人間関係をこしらえて読者に働きかけるより、
名の知れて関係性もよく知れている既存のキャラ……ここでは実在の文豪をアレンジするほうが、
ずっと簡単ですし、受け手もとっつきやすくて楽だもんね。)
そんな文豪が殺人事件を解決していく。

いいタイミングで主役の石川君がこぼすのが、この作品ではいちいち石川啄木の一首なわけです。
……あんな推敲もなしに、ふと口からこぼれ出てきた作品だったのかしら、あれ……。
とはいえ、そのタイミングが絶妙で、独特の情緒を醸し出してくる。
なにしろ名作の詩歌句なわけだから、そりゃあ良いわけですよ。しみる。

下宿先の間取りや、百年余前の東京の街並の描き方が丁寧で、つい見入りまして、視聴確定。
キャスティングも良いです。

https://kimikoe.com/kitsutsuki/


『かくしごと』
漫画家自虐ネタはもういいかな……と、初回で切る気満々でしたが、
第2回目でうっかり軽く気に入ってしまったのと、
ほほう……そういう事情が隠れているわけですね……というのがわかってきたので、もう見ます。

神谷浩史の演じる主人公の漫画家が、まんま『さよなら絶望先生』のトーンとテンポで、
原作者も同じだし、キャラ造形とか声の演技がほぼなんら変わらない。
絶望先生への懐かしさ半分で見ている部分がなくはない……。

https://kakushigoto-anime.com/movie/


上記3作品に加えて、『文豪とアルケミスト』も流しつつだが見ています。
なにしろ制作予算がおそらくかなり少ないが、
少ない予算でも頑張っているに違いないぞ、これ!
と伝わってくるOPの作画なので。
OPの作画はいつもきっちり見ている。
(アニメOP曲が、ゲームOP曲と違うのは、誤算だったが……。)

なお館長代理役の猫の造形や仕草がもれなく気持ち悪いのには、驚いた。
猫という生物をきちんと見たことがない人が描いてるよ、あれ……。
或いは猫嫌いな人が描いてるよ、きっと。
どうしたらあんなに気持ち悪く、樹脂をかためたみたいな猫になるんだろうか……
(軽くトラウマになりそうなほどである)。

内容は、歴史ワープアニメのテイストです。
歴史ではなくて、今作では文豪の作品にその都度ワープ(潜書)するんだな。

再放送では、花丸1期をまたしても見ている。
花丸3期を楽しみに待ちつつ、ぬかりなく復習。

1期は初回と、
にっかり青江と粟田口の怪談回、
最終回の一つ前、
この3話が大好きだったなあ。
うどんミュージカル回や、粟田口ミュージカル回も出色でした。

回によっては完成度や面白さに、かなりのばらつきがある本作でしたが、
ほぼ毎度異なるエンディングは全部好きだった。

このたび再視聴の初回、やはり好き。
この花丸本丸の微妙な隔世具合が、
そこはかとなく刀剣にとっての「あの世感」がただよってもいて、安心できるといいましょうか。

また再放送では、サンダーボルトファンタジー1期も再視聴しています。
(サンファンはアニメではないが……制作会社がアニメ枠ということで。)
1期時点ではいくつか見逃したエピソードもあるのだった……。

2期と、映画2本を見たあとの現時点で見ると、
1期当初は煩雑に思えた多数のキャラもすんなり呑みこめる。

凜雪鴉(りんせつあ)と殤不患(ショウフカン)が押しも押されぬメインキャラなのは自明なのですが、
それ以外のキャラについては当初は誰が重要人物で、誰が雑魚なのか、
判別つけがたくて、途中で面倒くさくなった時期があったのだよ……。

や、美形や強者(つわもの)ぞろいで、中の人も有名だし、
キャラ造形が煩雑なわけでは決してないのだが。
名前がそもそも耳慣れない・見慣れない。
難読漢字も多数で、一発変換はいまだに困難、
おまけに通り名とか、真名とか、一人が複数の呼び名を使いわけている世界なので、
はぃ?
と、なったんだ当時は……。

もともと在宅業務なので自宅にこもりがちなのは普段からなのですが、
こんな世情ですので、いつもより余計に自宅にいる。
常より気持ち視聴多めのラインナップです。


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完売しました『みがかヌかがみ』 [か行]

中里友香著『みがかヌかがみ』(単行本・講談社)が売り切れました。
講談社によりますと、倉庫の在庫はゼロです。
現在、市場に出ているこの本(新品)にもしも出会えたとしたなら、そいつは貴重な一冊です。

もともと私の著作物の中で、もっとも少部数で出版された単行本でした。
いつか必ず在庫が尽きて売り切れるのは時間の問題であった。
出版社側にしてみたら、むしろ完売までに時間がかかった、くらいであったのかも。

重版の予定はないとのことでした。

『黒十字サナトリウム』(徳間書店・デビュー作)は刷ってくれた数はそこそこ多かったのだが、
途中で断裁処分の憂き目にあい、あっけなく絶版になった。
いっぽう『みがかヌかがみ』はもともと出版社の刷る発行部数が少なかった。
市場に出回った数としては『黒十字サナトリウム』と同じか、下手したらそれ以下の部数。

ですので、お手元に『みがかヌかがみ』を持っているかたは、ちょっとした稀少本になります。
ぜひ大事にしてください。

いまでも講談社の電子版で『みがかヌかがみ』を入手することは可能です。
──おかげで、この物語に新たに出会う読者が100%失われる、という私の絶望感はやや薄い。

ただ電子書籍はフォントが細かく指定できないから、
内容に変化はないが、フォントや体裁における微細な作者のこだわりは反映されていない……。

自分自身が、電子版で小説を読むことの苦痛が凄くて、まともにできないので……
人に自分が苦手なことを勧めることがあまりできない。
コミックならば、私は電子版でも問題なく楽しめるんですが。

あ……でもコミックであっても、電子書籍の存在前に描かれた漫画を電子版で読むと、
すっごい読みにくかったりして、
でも紙では復刻されてなくて、
あぁ……となることも少なくないなあ……。

──藤田貴美(敬称略)の漫画とか……相当好きだったので、
電子版で読もうとしたら読みにくくて、びっくりしたんだよ……。
電子版は漫画であっても、作品によって向き・不向きが本当にあるのだと実感した。

でも皆が自分と同じく電子版に抵抗感があるとも限るまい。

いずれは『みがかヌかがみ』紙書籍版の救済方法も、
黒十字~のように、考えていけたらなあ、と思っております。


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予告 『黒十字サナトリウム』 新装復刻版・紙書籍 [黒十字療養所出版部]

自費で復刊します。

長期保存・愛蔵版としても耐えうる品質の本にしたかったので、
ハードカバー・オフセット印刷の上製本です。

予告 黒十字サナトリウム 新装復刻版.jpg

近日中に刷り上がり、装幀されて私の所に届く予定です。
ちゃんと仕上がってくるといいな!

2020年の文学フリマ東京に出したいなあ、と思っています。
2020年5月の文フリ東京の申し込みはとうの昔に締め切りとなっているので、
せめて文フリ東京11月には出せるように。

当面はBoothで出していきたい構えでおり、
現在、鋭意準備中です。

目次画像



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観光バスと駅遠マンションの現状ベストなビジネスマッチングを突如提案する [か行]

NHK日曜深夜にやっているアニメ、『映像研には手を出すな』を、
「勉強になるなー(棒)」と比較的冷淡な目線で見ている。
見ることがやめられないのは、時々──わかる、それ現実社会の真実──と頷きたくなる切れのあるツッコミが、メインキャラの口からまれに飛び出すからである。
映像やアニメづくりの過程、ロボットへの思い入れや音作り、そういうネタより、私にとってはメインキャラ(というか作者?)が社会をどういう視点でとらえているか、いきなり垣間見える台詞に出くわすのが新鮮で楽しみなのだ。
(5話、6話、8話のエピソードは面白かった……)

今のところ一番グッと来たセリフは、第6話。
自作アニメ映像にSEをほどこす高スペックPCを、3万2000円という暴力的な低価格で情報技能研究部から買いとる話をつけてきた映像研。プロデューサー的役まわりの金森部員の手腕なのだが、
「(情報技能研究部の)彼らいわく、新しいPCを組むために、高スペックPCだろうが処分しつづけたいらしいです」
「マンション建てたいゼネコンみたいじゃな」

マンション建てたいゼネコンみたい……なにそれ……超わかる。
浅草さんのこのツッコミ、素晴らしい……。
そもそも『映像研には手を出すな』初回、べつにこれを見なくてもいいか……と流していたとき、
──あの人はどこぞの財閥のお嬢様だという噂ですよとかいうセリフに対して、
「財閥はGHQに解体されたろ」
浅草みどりが真顔でツッコミを入れた、その瞬間わたしは視聴継続を決めた。

新型コロナ流行で、トイレットペーパーが不足気味で、国内にトイレットペーパーは充分に在庫があるにもかかわらず市場ではからっぽという状態が続き、
「買い占めじゃないんだ、ちょうど買おうと思ってた頃合いで、今ほんとうに緊急に必要なんだ」
という被害者が当然出た。
そんな彼らに対して、「災害大国ニッポンなんだしトイレットペーパーくらいストックしとけよ常識だろ」論者がけっこう居たのを、私は目撃した(現実社会でもネット上でも)。

トイレットペーパーは置き場にスペースを食う。使わない人は皆無であろう生活必需品。
一個一個その都度買うより、大きいおまとめパッケージのほうが、お買い得度が高いアイテム。
購入個数や購入のタイミングは個人や家庭によるし、居住区域によってもおそらく異なる。
「タワーマンションに住んでいて、一階がコンビニだから、夜中でも安全にトイレットペーパーを購入できるんですよ」とかいう一定層はめずらしくもなく存在するし、そんな彼らはトイレットペーパーが切れるぎりぎりになってから不足分だけ買い足すのが常識で、むしろまとめてストックしておくなんて都会のスペースは高いんだから、コストパフォーマンスとして無駄が多い……という道理が通るのだ。

そんな「都会的な」考え方を猛烈バックアップしているのが、大手ゼネコンおよびその開発者(デヴェロッパー)である。災害続きで自治体やら政府やらが「日用品のストックを!日用品のストックを!」
そう、しつこく啓蒙しているお膝元で、大手ゼネコン&デヴェロッパーは、駅から近い狭小高層物件──物置や押し入れどころか、クローゼットすらない部屋を圧倒的割高価格で馬鹿みたいにつくりまくって、提供するようになっている。

(参考までに)
『東京の新築マンションがどんどん狭くなる事情 3LDKでも50㎡台、収納や書斎が部屋外の物件も』
https://toyokeizai.net/articles/-/335115
2020/03/09の記事

そんなゼネコン&デヴェロッパーが全面的におすすめするのが、遠隔地トランクルーム(有料)の利用であり、あるいは断捨離およびミニマリズム的生活。スリムとかスマートとかいうキーワードでウサギ小屋を提供する。
ほんと血道をあげているよね。

新型コロナ流行前であったが──「2020年オリンピックを機に、昨今異様に高騰化している都内新築マンションも価格が軒並み下がってくると聞いたことがあるんです……」
不動産関係の人と話す機会があって、そう水を向けたところ、
彼らはゼネコンと運命共同体でもあるし(元をただせば同じグループ内の住人だよね)、
「いえ! 駅から近い便利なエリアは今まで以上に価格が高騰します。逆に少しでも不便な立地はふるいにかけられ、仮に一等地といわれる田園調布であろうとも、駅から距離があれば急激に価格が下落する。二極化がよりいっそう顕著に加速するはず。良い地域はますます競争が過熱するので、買いたい人は今が絶好のチャンスです」
ちょっとググれば東洋経済あたりでもそういう記事にガンガン出くわしたから、
(まあそうなんでしょ……?)

大手ゼネコンさんは市場のニーズに応えているだけ。市場の希望をかなえたいだけ──。
そういうスタンスを取るが、より効率的に金儲けするためにマンションは利潤効率が高いから無節操に建てるんですよね? 高騰化させるための理由付けに忙しい。さもなくば「ゼネコンの仕事が無くなると日本の経済が破綻するんですよ」と(……だからオリンピックの次にはカジノ施設……)。
日本全国津々浦々、橋やトンネルがどんどん老朽化しているのが問題になっていて、津波対策等もあり、大掛かりな大事業は実は山積しているはずなんだが……。

私の中でゼネコン全般に対する猜疑心が抜けないのは、時には劣悪な土地に盛り土して、土着の地名をキラキラしいのに改名して、新興住宅街として住居を建てて、集中豪雨でみんな流れて死者が何十人と出ても「天災だから」で逃げ切ったり、レオパレスをはじめ耐震強度を偽装しているのはさほど珍しくもないのか、なにしろ偽装屋連中が業界からその後、締め出しを食うことは全くない。何食わぬ顔で今まで通りに居つづけられる業界だからです。そりゃ胡散臭く感じるのもやむないでしょ……。
無論ピンからキリまであるはずだが。

たとえば私の住んでいるマンションでもね……管理会社の評判は悪くなく、大規模修繕など経てきて、これまで大きなトラブルもないが、各戸設置されている消火器の交換が、おざなり。
10年前に住民側が、利用期限から1年が過ぎてもなんの連絡もないので催促した。
ただちに消火器の全戸交換のお知らせがまわって、新品に入れ替えられた。
古い消火器は下手すると爆発したり、いざという時にちゃんと使えなかったりする。簡単にそこらに廃棄できる代物でもないので、きちんと回収・交換をしておかないといけない。その交換はマンション住民が毎月支払う管理費積立金から支払われた。問題ない。

で、10年後にまた今回。使用期限からさらに一年過ぎた時点で、住民側が業を煮やして催促。
またすみやかに全戸交換となった。言えば交換してくれる。言わなければいつまでもやらない。
積立金が足りないわけでもない。

私はアレルギー用のエピペン(緊急時用アドレナリン注射)を処方されている。エピペンは購入したときにサイトに登録すると、期限が切れる前にリマインダーが届く。葉書でも、メールでもくる。かかりつけ薬局からもリマインドがあったんだっけかな。

かかりつけ医いわく、
「エピペンは処方されているにもかかわらず、最も使われない薬ナンバーワン。万一のためだからそれでいい。使わないでいられるのが一番理想。でも万全の状態で必ず持っていなくてはならない。それこそが緊急時用」
本当にその通りなんです。

消火器も同様。使わないのが普通、使わないのが理想。
かといって、なくてはダメだし期限が切れていてもダメ。いざという時、万全の状態で使えなくては。
それこそ管理会社が管理して、住人側にリマインドしてくれていい案件だと思う。

ゼネコン側が住民の安全第一とか利便性第一とか、市場のニーズにこたえたいとか、新しく洗練されたライフスタイルを提案したいとかいうのは一種の詭弁で、そんな彼らのいち推しする「理想の最先端な暮らしぶり」が、今の現実社会で事実、不可避となっているストックを拒んでいる。
ゼネコンがなければ我々は物理的に生活できていないほどに、ゼネコンの影響力は多大でもあるので、国家の推進する方針との矛盾が。結局現状その矛盾が私たちの生活をおびやかし、人によってはトイレットペーパーのストックがない。

以前は「駅が近いと便利になるなら、駅を作っちゃおう」とか、「新しいバスの停留所を作って、路線バスにきてもらおう」とか、そういう展開が一般的だったらしいんですが。今は電車もバスも経済的な効率重視で、縮小路線が加速気味。

さまざまな理由から「車離れ」で自家用車保有率は下がっているし、おまけに廃線等で交通の便がいつ悪くなるかもしれぬ。高齢者は車の運転も危険となれば、なるべく駅に近い都心部に住んでおきたい……という脅迫感もそりゃ煽られて当然です。

で、今回わたしは思いついたのだ。聞いて。
(……いや読んで)!

新型コロナ流行のせいで観光客が激減し、観光バス業界が各地で倒産の危機に瀕している。
駅から近い狭小物件マンションが、日用品ストックもできないほどなのに需要が加速。いっぽう徒歩圏内ではないマンションは市場価値が下落一辺倒という現状。
この問題を同時に解消できまいか。

駅から遠いマンションは広いし、一坪当たりの単価でいうならお買い得なのだ。
駅前の喧騒や交通量から少し離れて空気もきれい。
反面、駅および商業施設等へのアクセスが悪くて、不便。
だったらホテルのようにマンション自体がシャトルバスを手配できないか?

基本的にマンション住民だけが利用できるバス。
運行状況は戸数にもよるだろうが、たとえば1時間に2本、朝7時頃~夜9時頃までとか。
昼間は病院や商業施設もぐるっとまわる路線も作る。

ゼネコン側の懐に効率よく金銭が入る仕組みがないと、ゼネコン系マンション管理会社から、この手の提案を積極的にしてくることはまず絶対ないだろうが。
マンションの積立金って実はけっこうたまっていて、住民組合は使いあぐねて、とりあえず管理会社の言うままに共有設備をむやみやたらと頻繁にアップデートしている部分も少なくない。
だったら……。

既にゼネコン側が新築分譲マンションのシャトルバス提供を売りにしているところもある。
→「シャトルバス - 住友不動産のマンション』
https://www.sumitomo-rd-mansion.jp/shuto/koganeikouen/access03.html

平日は終電まで対応していて、土日は休みのようですね。なるほど。
このサイトを見る限り、シャトルバスのあるマンション住民の声は大好評ではないの!
実際、上記の立地も、駅からの距離だけが最大のネックで、周辺環境はかなり良い。
シャトルバスが無ければ、駅まで自転車圏内といったところ。

こんなふうに大手有名ゼネコン側がシャトルバスのサーヴィスを提供して新規分譲している例もあるのを鑑みれば、シャトルバス誘致は、無謀や的外れではまったくない。充分実現可能なわけだ。
おそらくは住民の積み立てる管理費内でやりくりできる。

中古マンションで駅から若干距離があり、今では市場価格も下落気味なマンションは全国にごまんと存在しているはず。そういう所はマンション住民(管理組合)側から民間のバス会社にシャトルバスの業務を依頼してみてはどうだ……!
住民の利便性も上がり、不動産の市場価値も保てて、ひいては二極化の緩和に繋がらないかな。

管理費を支払っているマンション住民は無料で乗れる定期を使い、場合によっては近隣の住民や来訪者が利用したいときは、一定金額を払ってもらうとか。運営の仕方は色々あるだろう。

倒産が危ぶまれている観光バス会社側も、観光業での見通しがたたないならば、駅から離れたマンションに新規営業をかけてみては。
旅行者の巨大な重たいトランクを毎回バスの横っ腹に積みこむ作業もいらない。
夜間の長時間運転からも解放される。朝と夜とでシフトも組める。観光や路線バスほどハード業務ではなさそう……。

試運転でマンションと駅とをつなぐサーヴィスが定着すれば、観光客の数に左右されずに生き残れる。みんな便利になるしWinWinじゃないか。
これが現状、私が思いつくベストなマッチング。

「生き残りをかける観光バス業界の新たな模索」とかいう番組が放送されたりしてさ、駅から離れたマンション住民の足となる、もと観光バス業界のシャトルバスが取り上げられたりして。
この我慢の時期から転じて、いつしかみんなが少しでも安堵して、不都合を強いられずに暮らせるようにならないかな……。

追記
⋆消火器がずっと消化器と変換ミスになっていた……直しました。


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おのれ偏西風 [あ行]

ラルクのライヴ:L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX@さいたまスーパーアリーナ参戦について書く気満々でいたところに、新型コロナ肺炎流行を食い止めるためとして、お上からの自粛要請。
横浜公演も、代々木公演も中止に。
代々木公演はせめてライヴヴューイングであっても参戦したい(……チケットが取れなかった)と思っていたから、私は色々と出鼻をくじかれ、気持ちのやり場がわからなくて、宙ぶらりんな気持ちに。
2020さいたまスーアリのラルクライヴの感想を書けるまでに、気持ちを持っていけません。
しばらくかかりそう……。

そもそも3月は確定申告の時期である。
クリエイティヴ系職種フリーランス家業にある者は大体、さまざまな活動がいったん低迷しがちです。
事務処理と創作系頭脳は、使う部分が明らかに異なると思う。
どちらかにスイッチを切り替えると、どちらかが立ち行かなくなる──
そこまでいかなくとも、まったくもって億劫に感じられる。
スイッチ問題だけならまだしも、自分のお金の色々と向きあわなければならない事自体が、
けっこうストレスフルな人も少なくないのでは(私はそう)……。

10年以上前だったか、とある作家のかたが確定申告についての愚痴を、ブログで漏らしておられた。
タクシーの運転手さんにぼやくと、
「だめだよー! そういうのは一年かけてきちんと領収書の整理からなにから、きちんとやっておかないと! 急場しのぎでやろうとするから大変なんだよ!」
そうたしなめられて感心した、心を入れ替える、といった感じのことが書かれていたと記憶している。
記憶だから曖昧な部分や、自己補完している部分もあるかもしれないが。

このほど、その作家さんのSNSを覗いてみたら、
創作系業務に従事する者が確定申告に苦手意識を持っているとかいう流布は大概にしろ、
自分はとっくに仕上げた、こういうの大好き、大の得意、
といった感じの豪語をされていた。別人のようになられていた。
本当に心がまえを変えられたのだ……。
当人にとったら豪語ですらなくて、至極当然のことを言っておられるだけなのだった……。

と、そんな確定申告にくわえて、花粉症と黄砂が猛威を振るう時期でもあるんです。
昨年は花粉量は多かったが、黄砂はこの時期、まだ関東地方には来ていなかったので、症状は想定内だった。

今年は春一番が早かった。春一番が吹けば、黄砂を連れてきますからね。
2020年は2月時点で既に黄砂がものすごくてね……。
おのれ偏西風。はっきりいって私は偏西風が吹いてからの日本はずっと居心地が悪い。
偏西風が日本に吹き出すと、つぎに木枯らし一号が吹くまで、ずっとしんどいんだ……(夏があるしな)!

今年は花粉量は少ないらしいが、症状としては今年のほうが明らかに悪い。
で、花粉症の症状と言うと、テレビCMなどでは、鼻や目にくるということが大きく取り沙汰されがち。
鼻症状がほとんどでない人間は、花粉症だと思われにくいし、
わたし自身も花粉症だと長きにわたって自覚できなかった。

季節の変わり目だから風邪気味なんだ。このころいつも咽が痛くて、咳が出るんだ。
空気が乾燥して風が吹いて、埃っぽいせいだよね。
気温のアップダウンも激しいから自律神経が狂ってるんだよね。
おかげで微熱も出るんだよ……。
そんな認識をしていたのです。愚かだ……一番本質的な部分を見過ごしていた。

たまに目がかゆいから花粉症の気配もする、くらいに長年ずーっと……。

現時点、私の周囲でも「おおお……それ、おそらくは花粉症……」
という咽・咳・微熱症状に悩まされている方々が複数がいる。
彼らは大概、花粉症だと認めたら負けだと思っているように見受けられる。
花粉症だと認めた瞬間に、すべてのアレルギー症状に負ける、病は気からだと思ってらっしゃる。
さもなくば今年は新型コロナを疑っておられる。
新型コロナを疑っても、花粉症は疑わない。
観念して耳鼻科にかけこみ、「花粉症です」と診断され、アレルギーの薬を処方され、それで症状が軽減されても、「いや本当はもしや新型コ……?」
と疑っている人に実際、ちょくちょく出くわす。

新型コロナを疑うのはもちろん大切なんですが、同じくらい花粉症も一度しっかり疑って……。

アレルギー症状の有無はわかったほうが医者も自分も対処しやすくなるし、
認めずに大きく症状が出すぎてからだと、
自分の愚かしさが自分をいたずらに痛めつけていた自己嫌悪で、なかなか立ち直れなくなりますよ……。(私だけじゃなくて似たような状況になった先輩がまったく同じことを言ってたもん……。)

アレルギーって死ぬから……死ななくともアナフィラキシーってすごく苦しいから。
アレルギー体質という言葉が誤解を招きやすく、
体質だから病気ではない、という認識をする人も多いのだが、
他者に感染しない、という意味では感染症ではないけれども、確実に持病の一種です。

そろそろいい加減にテレビCMとかでも、
──のどが痛い、咳が出る、微熱が出る、風邪? 
いちど花粉症を疑ってみましょう。鼻症状が出ない場合も多いです──
みたいな告知を大々的にしてほしい。

国民の3分の1がかかっている国民病で、潜在患者を入れたら多分もっと多いんだから。
人によってはお腹の調子が悪い、肌荒れという症状になる人も少なくない。
必ずしも鼻症状に悩まされるとは限らないのですよ。

いずれにしても花粉を体内にとりこまないことが必須で、マスク装着が奨励される事案。
だがなにぶん新型コロナでマスクは不足しているし、
「今年は花粉量が昨年より少ない」
ということが強調される。
だから余計に、「花粉が少ないのに、この症状って本当に花粉症?」と思えてくるんだと。
正直言って、花粉量は黄砂と一緒に論じないと花粉症の観点からして、欠陥があるんですよ。

ニュースのお天気コーナーも花粉量を示すなら同時に黄砂量分布も出してほしい。
なんのために花粉量を出しているのか……?
まさか杉やハンノキやヒノキや白樺の受粉具合を気にかけているわけじゃあるまい?
花粉症の対策に、この情報を用いよという意図ですよね? 
だったら黄砂情報もくれ!

気象庁のネット情報を確認しても、日本にとっての黄砂情報は、
「洗濯物が汚れるし洗車が必要になる、ひどくなると航空機の離発着の視程に影響がある」
という認識で、花粉症状と直結して把握されていないみたいなんだ……。

→気象庁|黄砂の濃度と視程の関係
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosahp/4-7kosa.html

実際のところは、アルコールと睡眠薬を併せて飲むと、
睡眠効果がブーストされて死に至る危険性があるように、
花粉症状を黄砂がブーストする。花粉×PM2.5もまずい。

→環境省
5-1457 黄砂とPM2.5による複合大気汚染の肺炎、アレルギー疾患増悪作用とメカニズム解明
https://www.env.go.jp/policy/kenkyu/special/houkoku/data_h28/5-1457.html

上記のスライド部分を抜粋したPDF
https://www.env.go.jp/policy/kenkyu/special/houkoku/data_h28/pdf/5-1457.pdf
(ざっくりこっちを見れば要点は足りる)

こちらのPDFによると、
黄砂とPM2.5が一緒くたになることで、さらなる影響が生成されるという懸念はない様子だが、
それぞれがアレルギー症状や呼吸症状を悪化させるに足るのは、れっきとした事実で、
そのメカニズム(機序)も解明されているのだ。

どっちも大気汚染……と、ざっくり把握をしてしまいがちなのだが、
黄砂は微生物、PM2.5は化学物質を体内の奥深くまで取りこんでしまう要因となっており、
それで引き起こされる結果は仮に似ていたとしても、メカニズムはまったく異なるんです。

で、いたるところで示唆される黄砂無双ぶりよ。
"複合曝露時のアレルギー増悪作用は黄砂の量に依存する"
黄砂自体はアレルギー物質ではないのにである。
「黄砂が紙やすりみたいに粘膜を荒らすから、花粉が入りやすくなっちゃう?」
と思い込みがちなのだが、そんな生やさしい理屈だけではなく、
黄砂には微生物(バイオエアロゾル)が必ず付着しているのだ。

だからたとえば海水自体はアレルギー物質でなくとも、
海水には魚貝のさまざまな要素が必ずといってよいほど混じっているから、
実験室で作り出した「海水」でないかぎりは、
魚貝にアレルギーがある人は海水や海辺の砂を避けたほうが良い、と耳にしますよね。
その理屈に似ているかと。

花粉が火の粉だとするなら、体内に火の粉がふりかかるだけでも大変なのに、
黄砂による微生物は、人体内において可燃性物質と同意。
炎症が加速度的に燃え広がるのは不可避でしょう。

で、その黄砂に付着している微生物──すなわちバイオエアロゾルは何なのか。
バイオエアロゾル 黄砂 ゲノム解析」等のキーワードで検索をかけてみると、
外気にさらされても死なない、しぶとく厄介な菌が複数ぞくぞく出ます。

黄砂って、そもそもなんぞや? ……につきましては、こちらを参照くだされば。
→気象庁|黄砂に関する基礎知識
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosahp/4-4kosa.html

審神者就任五周年と一箇月余 [最近のお気に入り]

一ヶ月ほど前に、わたしは刀剣乱舞の審神者就任五周年を迎え、
ゲーム五周年と同時期なので、ゲーム内のご挨拶が何かとめまぐるしかった。
最近はもっぱらゲーム公式がいろいろ提供してくれるので、程々に満足を覚えられるようになったが、
当初はなんかもう荒れ野原というか……無軌道というか……。
OPムービーも景種もなく、やたらとサーバーが落ちるし、しょっちゅうメンテが入るし、
むろん画集もない。花丸アニメの1期も2期もなく、活撃アニメの気配もない。

ゲーム内の手入れ時の台詞は今よりもシビアで、険悪なのが多かった……。
まったく無傷の元気な状態から、遠戦の流れ弾を受けて一気に破壊とか、通常モードでした。
思い起こすと色々あった……5年間で大衆受けするように是正されてきた……。

当時は公式の供給が皆無に近かったから、
二次創作のニコニコ動画を漁っては見ていたなあと。
そんなわけで、マイリストに入れていた刀剣乱舞関係のニコニコ動画を整理しつつ、
今見ても面白いなあ、好きだなあと感じる、
このブログでシェアしてなかった……というものを貼っておきます。

お気に入りマイリストに入れておいた動画が、up主に削除されていて、
あぁあ……!
と、さみしい気持ちになることも少なからずあったので、
こういうのは、あるうちにシェアしておいたほうが良いのだと、肝に銘じた。

最近のものから過去へさかのぼる時系列です。

【MMD刀剣乱舞】審神者3周年記念
https://nico.ms/sm34583838


何度も見てもまた見たくなる。硬派。とても好き。
敵の得物も、歌仙兼定も刀がちゃんと重いのが伝わってくる。
にもかかわらずキレがあってとても良い。

【MMD刀剣乱舞】不意打ちログイン
https://nico.ms/sm31114269


日常系ではこれが大好き。
刀剣乱舞の審神者やってて、これが嫌いな人っていないんじゃないか?

【MMD刀剣乱舞】三条あかかくし※サムネ変更
https://nico.ms/sm26526451


美しくて不気味です。
当時わが本丸には三日月も小狐丸もいなかったので、
このMMDを見て、三条派は本当は超怖いんだな……と思っていた。
「強い=怖い」だと。
花丸で「強いとは優しい」を前面に出してくるとは思わなかった、三日月宗近。

【MMD刀剣乱舞】書の魔剣男士
https://nico.ms/sm25762570


曲の主題と、刀剣乱舞の主題がベストマッチ。
最後のオチの一コマへ向かう疾走感と、温度差がすごかった。


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復刻地図帳・昭和25年版 [最近のお気に入り]

ギュッとエネルギーが凝縮・発散していたラルクのアリーナツアーについて書きたくて、
色々うずうずしているけれども、少し落ち着いて考えをまとめてからだ……。
今はネタバレは差し控えねばならないし……。
書けることは、さいたまスーパーアリーナだからこそという部分であろうか……
と思ってグツグツ熱気が煮立ったままいるのも何なので、全然関係ないことを書く。
ラルクについては昨日のブログに、追記の形でアップするつもりでいる。

近頃、『昭和25年版 復刻版地図帳』というのをゲットして、
日がな、寝る前にちょこっとずつ眺めては楽しんでいるのだが、
見れば見るほど、ここ掘れわんわん掘り下げ場所満載な、情報どっさりお宝本なのである。

ちなみに私は方向音痴なだけあって、地図とか地理とか、かなり疎い。
学生時代には地図帳とか白地図とか、うんざりしていたものだが、
この昭和25年当時の『中学校社会科地図帳』
図解とともに文字情報が多いのだ。

たとえば日本都道府県の「寄生虫保有者数」
1946年(昭和21年)時点のデータをもとにしてある分布図で、
北海道は例外的にデータなし。
また愛媛は昭和19年、和歌山・広島・鹿児島は昭和20年の戦時中データをもとにしている、
その図表によると、山梨が群を抜いて多いのである。
次に新潟。

地図帳には「寄生虫保有者数』としかない。
はて。
戦時中や戦後直後の寄生虫……?
汲み取り式が原因だと仮定したところで、当時のトイレ環境は主にどこであっても汲み取り式だし、
GHQがシラミ駆除のためにDDTをまいたというのは良く聞くが、
だったら山梨と新潟だけ飛びぬけて多いというのは、奇妙である。
この寄生虫って……?

環境……環境だとすると……
ここまでデータで突出して顕著ならば、その寄生虫が原因で病気になってるはずなんだけど。
ツツガムシ病?

ツツガムシについてググってみる。
……ビンゴ。

ツツガムシがダニの一種であるとは知りませんでした。
昨今、注意喚起されているマダニとライム病に似ている(というか同類)なんですね、ツツガムシ病。

かつては山梨、新潟、秋田の風土病だったツツガムシ病(リケッチア症)。
今は撲滅されたんだよね……と思ってさらにググったら、全然そんなことはなかった。
もちろん、激減してはいる。
が、撲滅とかはしてないんだな……。

あれ……でもなんか撲滅したやつがあったような。
Wikipediaで「秀逸な記事」に選ばれているやつだよ、あのええと……
地方病(日本住血吸虫症)だ……!

山梨県で長きにわたって闘って、撲滅した病気だったんですね。
(山梨だけに限らず、ほかにも何ヵ所か流行地域があったのだが。)
どうりで、この復刻版地図帳で山梨だけ飛びぬけていたわけだった。
寄生虫保有者数と題せば、
当時はそれがツツガムシや日本住血吸虫であるというのが、常識だったのかもしれない。

他にもたとえば、昭和22年時点のデータを基にした、
日本の結核死亡者数の分布図。
圧倒的に死亡者数が多い地方が、福岡、島根、京都。
次いで山口、大阪と北海道。

さきほど寄生虫のところでは最多だった山梨ですが、
結核死亡者数に関しては、唯一、最も少ない地域である。

なぜこんなに歴然と地域差があるのか。
山梨が結核死亡者数が少ない理由はなんとなく想像がつく。
やはり空気が綺麗だからだろう。

大きな工場や炭坑などがあって、大気汚染がひどいと肺の病が悪化するわけだけれども、
これは喘息とかのほうが直接的に影響がありそうな……。
呼吸器に疾患をかかえていると、
肺結核になったときに死に至りやすいのは、勿論なのだが。
結核すなわち肺結核とも限らないし、
当時の北海道は無医村率がダントツでもあるので、複合的な要因もあろう。
これに関しては、いまだに当時の地域差の理由が、私には今一つはっきり言い当てられない。

道路の国道舗装率なんかも載っていて、
当時は6%が舗装、94%が舗装されていないんです、日本。
対して当時のアメリカのグラフが載っているんですが、
アメリカは35%舗装されていて、65%が未舗装です。
あんなに国土が広いのにだ!
そりゃ負けるよ日本、戦争負けるよ……。

山梨の寄生虫が減った大きな理由の一つに、
舗装路にしたからだというのが、ウィキペディアに載ってたよ……。

しかし最近では日本中どこもかしこも舗装路にしまくったせいで、
遊水地が激減して洪水が起きたり、ヒートアイランドが加速している一端も無くはない。
時代を感じる……。
現代はバランス感覚が問われる……。

私がアメリカに留学した時に感じたのは、
アメリカは道路整備があんまりなってないな……であり、
道は古く、ひび割れが結構あった。
日本に帰国するたびに「道路がきれい! 舗装路が新品で黒々としている!」
と感じいった。

戦後日本で、田中角栄が国道を新潟に引っ張って、
道路を舗装しまくったから首相になったんだとかいうのは、
当時の日本においては切実なるところだったんだろうなあ……。
ナチスがアウトバーンを作ったから政権を取ったというのも、
語弊はあるが一理あったんだろう……おそらくは。

復刻地図帳では、
現ロシアがソヴィエト連邦
(ソビエトではなくソヴィエト表記なところが大変好ましい)なのは勿論のこと、
まだ南北に分断されていない朝鮮エリアは「ハーヌ民国」
韓民国の原語読みに寄せた表記かと思われる。

チョンホワ民国とあるのは中華民国のことで、こちらも原語読みに寄せた表記かと。
揚子江(ようすこう)は、「ヤンツー川(揚子江)」と書かれていて、
こちらもなるべく原語の発音に即した表記になっている。

「B」と「V」の使い分けが明確で、
ベルギー、ヴェニス、ヴェネズェラ。
日本人がRとLの区別の次に苦手な、BだったかVだったか問題をすんなり解決。
日本語の時点でBとVが分かっていれば、そのほうがずっと楽だからね!

昨年、地名のヴ表記をなくすと外務省が発表し、
→参照:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/15156.html
「は?」

そう憤った私としては、
こちら昭和25年当時の、義務教育中学生用の地図帳のほうが、
よほど進歩的で、教養として確かなものに映る部分が多い。

国名からヴ表記が消えるからといって、
全てのヴ表記が消えると決まってはいないが(人名とかもありますしね)、
私は固有名詞以外でも、ヴ表記できるものは、なるべくヴ表記したい。
たとえば、ライブと書かずに、ライヴと書きたい。
日本語表記でもVとBの区別ができるものは、したほうが良いと思っている。

でもたとえばVideoのことをヴィデオと書かずにビデオと書くのは、
ビデオは、もはやカタカナ外来語──つまり日本語として、あまりにも定着しているからです。
ヴィデオってビデオだと思えないもんね。
volleyballもヴァレーボールでなくバレーボールとしてあまりにも定着してるからであって。
でもスポーツの「バレー」と書いてあるとき一瞬かならず、
バレーボールか、踊りのバレエ(ballet)なのかいつもわからなくなるので、
普及時点でなぜvolleyballをヴァレーボールと表記してくれなかったのだ……と思う。

ヴでも通じる、むしろヴのほうが通じる、という言葉は積極的に、
ヴ表記でいきたいよなあ……。

復刻地図帳には、世界の主な国の出生率と死亡率もグラフになっていて、
1948年(昭和23年)のデータをもとにした出生率ランキングでは、
1位日本
2位チリー
3位インド
4位オランダ
5位アメリカ合衆国
6位オーストラリア
7位イタリア
8位フランス
となっています。

死亡率は1位メキシコ、2位インド、3位チリー、
4位日本、5位ベルギー、6位フランス、
7位アメリカ合衆国、8位イギリスです。

こうしてみると長寿国になったのは日本の悲願だし、
思うに昨今、少子化少子化と叫ばれていますが、
むしろ戦後直後、いわゆる団塊の世代の日本の出生率が異常に高すぎなんでは?

戦後で食べ物が全然なく、浮浪児や餓死者も続々出ていた時代に、
世界の主な国で、日本が一番出生率が高いってさ……。
むしろそっちのが異常事態でしょう。
そのイレギュラーのまま突っ走ってきすぎたのでは?

「最早かつてのように人手が有り余っていた時代とは違うのだ。
これからは人手こそを大切にする時代にしなくては、世の中が成り立たなくなる」
と言う説にも、残念ながら私は懐疑的にならざるをえない。

戦時中の最も人手が足りない時代にだって、
特攻隊や玉砕で、人手の無駄遣いでしかない所業をしまくったのが日本だから。
あそこまで追い詰められても人手を無駄遣いしたのだ……。
もったいないがモットーの国などと一時期、もてはやされたりもしたけど、
もったいないのが人ではなくて、むしろ口減らしという方向に行きがちなのだ。
だから程度を越えると、世知辛くなるだけなのが、日本の気風としてある気がしている。

「新聞ができるまで」という項目で、
電話、ラジオ、現場出張、自動車などと同じ連絡手段のトップに、
はと
──が、あるのが可愛いです。

江戸川乱歩の小林少年が伝書鳩を緊急時の連絡に使うため、
かばんにひっそり隠し持っていて、ピンチの時にそっと語りかけるのが、
子供心にものすごくうらやましくて、憧れだった。
窓の外に放つのが超絶ハラハラドキドキしたんだけれども、
あれはひょっとすると別段そこまで特別感はなくて、
今でいうと、携帯の電波が~
くらいの扱いだったんだろうか。


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L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX@さいたまスーパーアリーナ2020/2/9 [ら行]

行ってきた。
楽しかった。
楽しさが凝縮された2時間半だったんだ!
ここしばらく、こんな濃縮激熱2時間を味わった記憶がない。
一言でいうなら、
invigorating!
であった。
元気になった。

物凄く寒い一日ではあったがほとんど寒さを感じず、
帰りの電車の乗り継ぎでようやく、電車が来るまでの数分間が寒すぎてびっくりした。
凍えそうだったから一時コンコースに避難した……。

アリーナツアーであり、あと横浜と東京が残っているので、
基本的に、セットリストくらいしか公表されていないし、
ライヴレポ的なネタバレ感想は控えたい。

のちに気が向いたら、
「収録用にはカットされるだろうな……」
というトーク部分についてや、衣装、全体の演出の印象など、
なるべく本筋に触れない詳細すぎない感想を追記アップしたい。

2020-02-09 18.48.09trimmed.jpg

書こう書こうと思っている間にドンドン日が過ぎタイミングが……となりがちなので、
スペース確保という意味で仮up。


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レオニド:楽天Koboでも配信開始『コンチェルト・ダスト』新装版 [ニュース]

往年の少女漫画『キャンディ・キャンディ』にエレノア・ベーカーという女優が出てきます。
読んだのがはるか大昔なので記憶を頼りに書いているが、
ググって一応確認したところ間違いなさそうである。
テリュース(通称テリィ)の母親でアメリカ出身の女優。
テリィはたしか女優顔の自分の顔を憂いており、グレ気味なんじゃなかったか?

以前にもこのブログでチラと書いたが、私はアーチー推しで、
アーチーはアニーとお似合いのカップルになるところも好ましかったし、
最終巻、バグパイプを一人で吹くシーンなんて、
アーチの良さが出ているという点に関して言うなら一人勝ちだった。
ほかには早々に退場してしまうアンソニーが良かったので、
……みんなテリィが大好きみたいだけど、一体何がそんなに良いんだろうか……? 
と。

そんな反応を示すと親きょうだいは決まって、
《そう感じるのはお前が幼いからである。ガキにテリィの魅力はわからない》
と一笑に付し、
事実、私は幼女でようやく文字が読めるようになったガキだった。

中学になってから、いや高校になってからも、
キャンディ・キャンディの話題が出ると、多種多様な友人が少なからず
《テリィが人気あるのは当たり前じゃん!》という反応で、
大人になったときに、さて自分はどう感じるかと。
既に相当前になるが、一度読み直してみたことがある。

ヒロインであるキャンディがテリィに惹かれたのは知ってるし、
無論そういう意味ではわからなくないのだが、
やはり私自身はアーチーが好きなのに変わりはなかった。
大人になって読んでみると、あの憎たらしく面倒くさいニールの愚かしさがけっこう味わい深かった。

で、テリィに関しては、ああいうタイプが当時の流行りだったから大人気を博したんであって、
今読んだら果たしてみんな本当にテリィが好きなのかなぁ?
……と疑問に思えた。や、好きなんだろうけども。

エリート校の寄宿舎で、ちょっと着くずしたのがさまになっている素行が悪い不良タイプ、
母親似の女顔の美男子で、その母親のことがコンプレックスで内実はとても頭が良くて……
というキャラクターであるならば、
私は断然、萩尾望都の『トーマの心臓』のオスカー・ライザーが群を抜いて好きなので。
意外に世話焼きで、過去の辛酸と懐の深さとが比例しており、人の痛みを熟知している。

しかしそんなオスカーの母親の名前は憶えていないのに、
テリィの母親が、エレノア・ベーカーという名前であることまで覚えている。
というのも映画『サウンド・オヴ・ミュージック』にて、
トラップ大佐とつきあっている美女・男爵夫人を演じた、
エレノア・パーカーという銀幕女優がいたからです。エリノア・パーカーと記されたりもする。

中1のときだったか、この映画をビデオで見て、
(……はッ! この名前どこかで知ってるぞ! あ! テリィのお母さんの名前に酷似!)
と強烈に記憶に焼きついた。
華やかなアメリカの人気女優という経歴も、
実在のエレノア・パーカーと漫画のエレノア・ベーカーには共通項が多いので、
勝手な想像だけれども、原作者の水木杏子さんが
ハリウッド女優エレノア・パーカーを、
テリィの母親エレノア・ベーカーのモデルにしたんじゃないのかなあ、と私は思いこんでいる。

──さて、先日電子化した『コンチェルト・ダスト』にL・Kというイニシャルでちらりと登場する謎の医者、
『黒十字サナトリウム』でレオニド・コルガンとして登場する男と果たして同一人物か……?
と、おぼしき彼につきまして、
「レオニード・コーガンという実在のヴァイオリニストをモデルにしてる?」
と聞かれた。
私は甚だ困惑した。

そもそも黒十字のレオニドはヴァイオリンを弾かないですし。

「え……知らない。誰なの」
「モデルほどではなくとも、インスパイアされたと言う意味で」
「いや、そのヴァイオリニスト、私は初耳です」

レオニドとは、ウクライナをはじめロシア語圏で珍しくないファーストネームである。
(だから実在ヴァイオリニストのLeonid Koganについて掘り下げてみても、
今後のコンチェルト・ダストの展開が見えてくることはない。)

「弦楽器を習ってるのに知らないの!?」
「あ……ごめ……勉強不足で……でも私が習っているのはチェロだから……。ヴァイオリンはチェロの親戚だけど知らないことはいっぱいある。そもそもチェロについてまだまだあなたのこと私いっぱい知りたいのという段階なので……」

音楽を習わなくてはならない決まりが課せられている世界でもなく、
趣味でやっている弦楽器、その中でどの楽器を習うかを決める時点で、
チェロを選んでいるのには、それなりの理由が私の中では明確にあるのだ。
かさばって移動がきついし、楽器自体も弦もいちいちお値段が余計に張るのに、
つましい生活の中でなおチェロをとりわけ好いている理由が。

むろんヴァイオリンも相当好きだが。
立って、あの姿勢で演奏するのがデフォルトというヴァイオリンの仕様が、
頸椎ヘルニアのせいでほぼ常時、首痛いマンの私には骨格的に無理ゲーがすぎるという、
大きい一因もある(しかし、それだけでもないんだ)。

そんなこんなで、初めて知ったLeonid Koganについて軽くググってみることに。
なるほど呆気ないほどすんなりYoutubeでLeonid Koganの音源がわんさか出てきたので、
ひょんなめぐりあわせで、聞いてみています。
指が走り気味の軽快な弾きかたで、どれも練度が高い。

→楽天Koboでも配信開始となりました。
『コンチェルト・ダスト』 新装電子版




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本丸博に行ってきた@池袋サンシャインシティ [は行]

2020-01-16 14.29.13trimming.jpg

先週ですが、本丸博に行ってきました。

とりあえず刀剣男士の跪坐を、通常と極版とそろえて、
軽装と5周年記念の集合絵もいれた画集としてね、
(イラストレーターさんの非公式5周年祝画もできれば込みで)出してください。
……というか出るよね?
出ないわけないよね?
そう、ぼやきながら掛け軸絵を見ていました。

印刷がとてもきれいで、目の色とかまでじっくりゆっくり確かめたいのが本音なのだが、
圧倒的に小柄な女性客が多い中、
わりとのっぽで、ことによったらそれだけで威圧感も少なからず有るんじゃなかろうかという自分が、
絵の前を長く塞ぐわけにもゆかぬ。

小柄な女性がカメラを構えて張りついていてもうるさく感じないけど、
私は、さらっと流し見する程度にとどめるように心がけねば、と。
画集……画集がほしいよ……
念仏のように友人に零して終始、やり過ごした気がする。

誘導係の人が「慌てずにお進みください、推しは逃げません」
と呼び掛けて、小さな笑いを誘っていたけど、
私は特定の推しを目指していっているというよりは、むしろ箱推しに近い。
いや……あの……全員が自分の推し目当てに押しかけているとも限らないんです……。
苦笑いを禁じ得なかった。

おそらくは印刷がとてもきれいであるがゆえに、
存在としての影を紙面に定着させられ、封じられた付喪神の姿をズラッと晒している構図にも感じ、
あれ、これどちらかというと痛々しい展示仕様じゃないの……?
あまり気持ちよく見ていられずに、
はやく解き放ってやりたい気持ちがうっすら芽生えて、まじまじと正視する気がおこらなかった。

昔話にあるじゃないですか、夜な夜な掛け軸から出てきて歌う鳥が、
昼には掛け軸に戻っているという噂で、
ためしに掛け軸に矢を射ったら、その晩から二度と出てこなくなった……という。
(そのくらい跪坐の掛け軸の印刷が綺麗だったという事ですけどね……。)

「とある本丸」のジオラマに、バラ園や神社や聖堂があるのが興味深かったです。
付喪神って信仰の対象になりうる以前に、彼ら自身がなんらかの信仰をもちうるんですね。
持ち主の……あるいは作り手の影響も受けつつ。
刀剣男士(付喪神)は自分に託された歴史や物語を、己の人生(刃生)として受け止めつつ、
その存在は現象的なのだな。

刀剣男士の居場所も色アイコンで誰なのか分かるようになっていて面白かった。

欲を言えば、『活撃/刀剣乱舞』『花丸1期』『花丸2期』のジオラマもあわせて展示してあったら、
より内容が充実しただろうかと。

活撃の、社食完備、薬研藤四郎が厩の近くの清水で顔を流したり、
三日月の部屋には御簾があって、やたら豪華で風通しが良さそうだったりする、
そのわりにひょっとしたら大浴場がないのかもしれない謎本丸。
骨喰が薬研に食事を運んだ廊下や、蜻蛉切が寝込んだ一室や、
兼さんが陸奥守に当たり散らした庭先なんかは、
俯瞰でどういう立地になるのか、ミニチュア3次元で把握したかった。

花丸では近くに洞窟があるっぽいし、海も近そう。
作中で本丸替え……刀剣男士の増員にともない引っ越しをするエピソードもある。
そのあたりも踏まえた、引っ越し前・引っ越し後のジオラマがあったら、
個人的には、より各本丸の多様性と可能性を味わえて、楽しめたかな。
ジオラマ周辺の混雑具合も分散しただろうし……。

刀剣はもっといろいろ飾ってあるのかなと思っていたのですが、
三日月宗近の復元(写し)と、蛍丸の影打ちの展示にとどめてあった。

三日月宗近の復元は、噂には聞いていた。
刀の時代でもなく、本物が東博にあるのに、なぜ復元する意味があるんだ、
と、当初私は快く思っていなかったくちである。
が、一見して即座に、「あ、こいつは三日月宗近……その写しだ」
素人にも一発で分かる出来栄えなのがすごかった。
三日月が時代を越えてとがれて、すり減った部分を補完するかたちで、
うぶの三日月宗近(の写し)にお初にお目にかかるのにもかかわらず、
あ、こいつ三日月じゃん……!
煮ても焼いてもこいつは三日月。
パッと見だけで、そう感じさせるあの出来栄えは、何が肝だったんだろう。
(間近で張りついて鑑賞できるタイプの展示ではなかったので、言い当てられない。)

蛍丸の影打ちは正直ピンとこなかった。
影打ちというのは、厳選した最後の一振となる真打ちの、その控え。
いうなれば最終選考落ち・控え選手の立ち位置だから、
一見して心を奪うまでの出来映えとは言い難いのか。
(蛍丸復元プロジェクトには、蛍丸が現在行方不明ななこともあって、
私はものすごく肩入れしていたんです……。)
そういえば蛍丸は刀剣乱舞で当初から初登場時に、
《じゃーん、真打ち登場ってね!》と言うんですから、
いまとなっては本当に意味深に感じられる、感慨深い。

ちなみに、池袋サンシャインシティ。
私が小学生の時はサンシャインが日本で一番高いビルだった時代もあったくらいで、
小学3年の時、親が入院していた新宿界隈の病室からでさえ、
ひときわくっきり浮かび上がってみえる高い建物だった。
華やかで最先端の建物なのだろうという期待と先入観があったし、
サンシャインの水族館と言うと、日本で数少ないマンボウがいた水族館だったかと思うし、
プラネタリウムがあったり、おしゃれスポット代表格的なランドマーク……。

現実の池袋サンシャインシティは、天井がかなり低いんだな……という印象だった。
(もとをただせば巣鴨プリズンの跡地で、東條ら戦犯が死刑執行された現地。
おしゃれ施設として名をはせるより、負の歴史で見せるほうが魅力が深い気がする。)

池袋の街自体が、
「池袋ウェストゲートパーク」「デュラララ」「輪るピングドラム」とかの舞台になるのも納得の、
いわゆる雑多で、ごった煮風味で、なのに新宿とも渋谷とも上野とも違っている。
立川と中野の一部分に似てもいるのだが、ハリボテ感がとても強い。

タバコの吸い殻は道端に結構おちてるし、
通り過ぎる喫煙者が少なくないし、
駅の西武と東武デパートくらいしかまともに行ったことが無かった、
池袋ほぼ初心者の私にとっては、
元気をもらえるというよりは、消耗する街並みでした。

『コンチェルト・ダスト』新装電子版できました(ダウンロード販売開始)  [ニュース]


『コンチェルト・ダスト』新装電子版
アマゾンKindleと、Boothでダウンロード販売開始です。

・Amazonキンドル商品ページ→https://amzn.to/2N4vc0q
・Booth商品ページ→https://bcsanatoriumpub.booth.pm/items/1759494

『コンチェルト・ダスト(早川書房)』ハードカバー単行本を、
電子版に加工するため、ちまちま自主制作してきましたが、ようやくです!
このブログでもデザインの進捗など、一時期たびたびアップしていた。
あれ結局どうなった?……と思われていた方もいらしたのでは。

実は年末にはアマゾンキンドル側に作品の登録を済ませ、
一月一日から購入可能になる、という腹積もりでいたのだが、
著作権等にまつわる事務手続きに、少し手間どった。

その間にBoothのほうも用意しました。

現在、新装電子版がダウンロード購入可能なのは、
アマゾンKindle(mobiファイル)と、
Booth(epubファイルとmobiファイルの同梱)です。
半年以内に、楽天koboでも読めるようにしたいです。

表紙絵は、当初このブログで「化粧扉」として進捗披露していたものを、表紙絵としました。
「表紙の予定」と見せていた『ヴァイオリン奏者』を加工したものを、口絵(化粧扉)とした。

なにしろ表紙絵にしようと思っていた『ヴァイオリン奏者』が、
サムネイル画像になると、ひたすら暗い画面にしか見えず、よくわからない。
かといい、これ以上いたずらに明度や彩度を加工するのは避けたかった。
口絵と表紙絵を入れ替えてみたところ、意外にもしっくりきて、
むしろなぜ当初からこうしなかったのだ、自分よ……。

些末なことだが苦労した点を一つ、編集後記的にしたためるとするなら、
特定の行間に使っているセーニョの音符記号、
Music-segno(1).png
こいつがキンドルのリーディングシステムで表示できない点でした。
◆の上に?記号が白抜きで入った状態で出てくる。
要するにエラーマークが。

『コンチェルト・ダスト(早川書房)』ハードカバー単行本においては、
回想シーンが挿入される、その切り替え地点に、セーニョの記号を入れています。
セーニョの記号を使っていた理由は、音楽が題材の一つになっている小説だからと。
又、またセーニョというのがD.S.(ダルセーニョ)と対で使われ、
曲頭ではないところに戻りたいときの標として使われている、繰り返し記号の一種だからです。

作中、セーニョ記号で切り替えている部分は、
主要登場人物がのちのちまで、かえすがえす繰りかえし反芻する内容にあたる。
用途としてこれ以上適切な記号はないと選んで使っていました。

が、Kindleでこの文字コードが反映できない。色々チャレンジしてみたが無理だ。

リーディング用アプリをうたって大々的に展開しているなら、
いかなるたぐいの特殊文字や記号・符号であれ、
文字コードで入力できるものは全て表示できなくて、何の意味があるというのだ……Kindleよ……。

で、次には画像として入力しようと試みた。
(このブログも画像挿入で表示しています。)
が、なにぶん小さい記号一文字。
KindleのMobiスタイルであれ、epubであれ、リフロー形式で文字サイズを変えられるのが利点なのに。
画像はめこみは、文字とそろってちゃんと機能してくれない。

そもそも日本語の使用可能フォント自体が少なすぎるから、
字下げ等で対応している箇所も少なくない……。
(英語フォントは、かなり豊富に取り揃えられているらしい。)
おそらく日本の電子書籍市場でもっとも多いのは漫画。
漫画は画像をはめこんでいるので、フォント対応が必要ない。
リーディングアプリ側がフォント機能と文字コードを充実させようと、取り組んでないんだな(怒)

で、苦肉の策として、†(短剣符・ダガー)を代用しました。
†は、これまでも私は他の作品で常用してきている。
『コンチェルト・ダスト』の同作中でも使っているので、違和感は全くない。
むしろセーニョ記号と比して、一般的になじみもある。

短剣符は、
「もともとローマ・カトリック教会の典礼書において、
聖歌の楽譜の中の小休止を示すのに用いられたのが起源であると言われる」(Wikipedia)
とのことだから、今回の作品の題材と、大きくかけはなれてはいまい……。

……ということで、現時点では折り合いをつけました。

今回、「電子版あとがき」をつけています。
初版刊行からすでに6年が経ち、当時私はつまびらかに解説するべきではない、
わかる人に読み取ってもらえればそれだけでかまわない、
と考えていた箇所に関して、
この「電子版あとがき」で、ところによってはかなり真っ向から掘り下げて、解説しております。
ある程度の冷却期間をおいて、作品について客観的に語ることに、それほど躊躇がなくなった。

このたびe-book化するにあたり、再編集しています。
──やはり単行本ハードカバーの美しい装丁にまさるものはあるまい──
と考えているので、
再編集によって、せめて電子書籍のデメリットを補えるくらいには、
本全体の質が向上するように、内容・デザインの両方において、
作者個人ができる範囲に限られますが、できる限りつとめました。


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あとで口直しにかわいい動物動画をたくさん見た [あ行]

最近、ちょっとした地震がちょくちょく多いのと、
身内の家の前の公道では、
耐震用のガス管へと現在進行形で交換工事をしていること
(年度末でもないのに……割と最近、耐震用に交換したばかりじゃなかったっけ?)、
NHKで、防災の日の9月でもなければ、311前後でもないにもかかわらず、
災害特番を幾夜にもわたってやっていたこと(私は未視聴)、等々、
かるーく
「ひょっとして今更だけれど、何らかの意識改革をして身構えておいたほうが良いんでは」
モードになってきているので(自分が)、こちらをシェアしておきます。

2011年3月11日 東日本大震災 発生の瞬間映像集

https://youtu.be/McjIOGWmTTk

この動画、私は最近知ったんですが、
再生回数が尋常ではないので、
見ている人は見て、何事かを学んでいるんだろう。

ただこの動画を見て、当時を思いだす以上に私は怖くなって、マジ泣きしたので、
(たかが帰宅困難者レベルの被災者にすぎなくともである)
被災者は要注意かとは思います。

これを見てよみがえったのは何よりも音で、
飛行機の乱気流でガツン、ガツン、ガツンと階段状に高度が急降下するときのような揺れと共に、
凄い音がするんですよね、これだよ……。
見ていて、うっすらお腹も痛くなった……。
(音を消して見ると、画面の向こう側でもあり、驚くほど全く怖くなくなります。反面、船酔いなみに酔う。)

そんなストレス動画でもシェアしておくのは、
安全な場所で冷静に見られる状態にあるならば、見ておいて損はない、
いざというときのために備えられる、プラスになりうると思っているからです。

……というのも、私は壊滅的な方向音痴で、道に迷ったことなど枚挙にいとまがなく、
(ちょっとした隙になぜか迷う。物凄く至近距離とか、複数回訪れた場所でも、むしろ天才的に迷う)
地図を見とけと言われてもさ、何か意味あるんですかねと言うレベルで迷うのだが、
グーグルマップのStreet Viewを使えるようになってから、
かなりの確率で人に聞かずとも、目的地にすんなりたどりつけるようになったのである。
──むろん私道などでStreet Viewが使えない場所だと、詰む。

映像での予備知識がこんなに役立つとは、と。
だからこの記録動画から得られる情報が、
何らかの局面で、役に立つ可能性もあるかもしれないと考えているからです。


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四方山話 [や行]

去年の夏に行くはずだった身内の墓参に、先日ようやっと行ってきた。
昨年の夏は体調が悪すぎてとても遠出できず、今頃になったわけだが、
在来線と新幹線とで、自宅から1時間半ちょいくらいのところにある地方都市の駅に着くと、
なにやら駅から賑わっている。

今までは、GWか、さもなくば夏の花火大会の時に行くのがもっぱらだったから、
若者が浴衣やらを着て、しゃれ込んでいる賑わいの渦中をかいくぐって進むのだった。
今回はお年寄りがなぜか多い。
若者の地方離れ……? いや、お年寄りがとても多い。賑わっているという意味で多い。
なんか……やってるぞ……。

地元に住んでいる叔母が教えてくれたのだが、
「えびす講」とやらで。
言葉だけだと、ねずみ講に似てもいる……。

一緒に墓参に出向いた親は、合点がいったように「ああ、えびす講か!」
なんです、それ……。
「海外で、クリスマスの翌日に大セールするみたいな日があるでしょう」
「Boxing Dayのこと? カナダね。アメリカでもセールするけどBoxing Dayとは言わないから」
「そういう感じで商店が一斉に売り出しする、商いのお祭りで、たくさん市が立つんだよ」
「えびすこう……初めて聞いた」
そういう、ならいに無縁すぎて、今まで全く知らずにきたぞ。

叔母の注釈が入る。
「お百姓さんが秋の作物を刈り終える頃合いでしょう。
昔は、その収穫物を町まで売りにきて、手元に現金が入ると、
そのお金で日常のちょっとした贅沢品を買う。
そのための市が立ったのがえびす講……かくかくしかじか」

で、ここから今回ブログはえびす講から思いっきり話は飛躍するというか、逸れるんですが、
こう……親と叔母の双方から、
一つのことに関して違う視点の説明をされるというある種、懐かしい状況に、
私は、小学生の時に見た年末時代劇『白虎隊』
神保雪子の自害シーンを思い出すのであった。


https://youtu.be/XKFnFqShHVQ?t=105
bycotai28
神保雪子の自害場面は1分45秒~5分47秒。

神保雪子は神保修理の妻で、会津戦争の最中、敵側に捕まって自害する。
当時、年末に家族で見ているときに、親が、
「なんで自分で膝を縛るかわかる? 自分が逃げちゃわないようにだよ」と。

死のうとしていても、刃物で咽を刺すときに、つい怖くて体が逃げようとのけ反って、
うまく死ねないかもしれない。だから体を固定して身動きをつかなくするんだな。
と、私は趣旨を理解した。

その後、叔母の家に遊びにいって、この『白虎隊』のビデオを叔母と二人で見ていたとき、
他のきょうだい・いとこ組は皆、よそで遊んでいたと思う。
私はこの作品が好きだったこともあり、
また年齢層や趣味やらが違っていて「みそっかす」扱いされていたので、
良くも悪くも特別に見せてもらっていた気がするが……
叔母が、「どうして縛るかわかる?」と。
「女の人が自害して倒れたときに、着物の裾がビランとめくれて足が見えたら、みっともないでしょ。
そうならないようにだよ」

武家の奥方は死ぬときも身だしなみに気を遣うのだ。

「うちでは『自分で体が逃げちゃわないように』って聞いた」
「……それもある」

家に帰って、かくかくしかじか叔母さんは神保雪子のシーンをこう説明した、と親に告げると、
「たしかに。それもある」

こういうハイコンテクストの所作があるシーン、
言い換えれば奥行きのある場面が(創作物において)好きなのだが、
おもえばドラマや映画などで、生まれて初めて出くわしたハイコンテクストの場面というのは、
この神保雪子が膝を縛るシーンだった。

『白虎隊』は自害シーンが本当に多く、会津戦争のむごたらしさを物語っていて、
その数々の自害シーンの中で、特に神保雪子のシーンが印象的だったのは、
膝を縛ってみせるというハイコンテクストの所作があったからかもしれません。

ちなみに私は当時、なぜ神保雪子さんが膝を縛るか──
「覚悟を見せるためだ」と思っていました。

話が分かりそうな侍に「お腰のものをお貸し戴けませぬか」と頼んで、
相手が「逃げろ」とか、「じゃあ介錯」と情けをかけてくれるのに対して、
もはや逃げる気などない、自分でやるから貸してくれ、
そう言い募るにあたって、言い争っていられる状況でもない。相手は敵方の男であって。
おなごの言葉など強く言っても、うけがってもらえまい。
食い下がる気力もない。手っ取り早く「逃げない。やれます。心配はご無用ですから」と、
無言のうちに有無を言わさず、上品かつ的確に伝えるため。

なお、神保雪子が介錯を「いえ、もったいない」と固辞するのが
当時、私にはわからなかったのだが、
今にして思えば、
夫の神保修理が、殿の責任の肩代わりをして、詰め腹を切らされたときに、
介錯もなく自害させられたことが脳裏にあったのかもなあ……。
(史実は介錯があったのか知りませんが、ドラマの中では介錯もなく自害した……。)

ちなみに史実では、神保雪子に自害の刀を貸した、この土佐藩の吉松速之助は、
のちに西南戦争で西郷軍を相手に、戦死しています。

『白虎隊』と言うタイトルにも関わらず、
このドラマでもう一つものすごく印象に残っているシーンは、
田中土佐(佐藤慶)と神保内蔵助(丹波哲郎)、家老二人の場面ですね。
『白虎隊』で一つだけ良いシーンを挙げよと言われたら、私はこのシーンを挙げる。


bycotai24
https://youtu.be/aRf0FGB14Zw?t=394
6分35秒~9分11秒

佐藤慶と丹波哲郎という両者が名優、好演に決まっているのだが、
当時は、そんな名前を一切知らず、
ただただ、じいさんどもがなんか凄かったのだった。
今見ても本当に中身が濃い。

台詞の間(ま)とかね……この二人は物語の脇を固めており、つまり主軸というわけでもなく、
この二人がこんなふうに、二人一緒に同席するシーンは、これまでほぼない。
なのに、
「この二人は、子供の頃から学問所で一緒に学んで、
切磋琢磨して、お互い家老になって(第二・第三家老)、
お互いの冠婚葬祭とかも、時には家族ぐるみで支えあってつきあってきたんだなあ」
と。
酸いも甘いも共に乗り越えてきた、古なじみの空気感を、
たったの3分弱のうちに、的確に見せてくるんだ。

……しっかし今回、
墓参でちょっと遠出してみて、
たまに見かけるオシャレ度のとても高い、地方都市の若者は男女問わず、
なぜ皆ちょいヤンキー色がチラつきがちなのか……
気になった……。

サンファン映画・西幽玹歌 [さ行]

『サンダーボルト・ファンタジー 西幽玹歌(セイユウゲンカ)』
EJアニメシアター新宿まで見に行きました。

全国でもかなり限られた映画館でしか放映されていないので、
前回の映画と同様、有料ネット配信待ちでもすっかなあ……と思っている人も多いかもしれない。

連休中に行ったんですが、がら空きでした。
面白いのに。周知されきれてない感。
まあ世の中、案外そんなものか。

今回は新宿でも公開されていることが知られていないのかもしれません。
この映画館、かつては角川シネマ新宿という小規模映画館だったところが、
最近、アニメ映画に特化してリノベーションされたらしい。
(サンファンはアニメではないが、実写とも言い切れまい。)

映画の内容については地上波テレビや無料ネット配信と違うので、
ネタバレせぬよう、ものすごく気を使わなければならないのが……苦手。
基本的にブログに書かないように決めている。

とりあえず、面白かったし楽しかったし、見どころが沢山あったとだけは書いておきたい。
具体的な内容については触れないぞ、いいな(自戒)。

伝統的な布袋劇といっても、
たとえば音楽は今風……というか、ガッツリ西川貴教(敬称略)と澤野弘之(敬称略)だし、
他にもキャラデザもろもろ、この新旧融合具合がたくみで、終始一貫、飽きさせないつくりになっています。

ハリウッド映画のアメコミ系アクションにも最近、かなり食傷気味……
かといいアニメやゲームの実写化2.5次元は、
常世の美形とか、人外的な美形とかを人間が演じてることに、
どうも違和感がぬぐいきれん──
という自分にとって、布袋人形活劇のリアル感と作り物の融合具合が、絶妙な塩梅でした。

布袋人形の造形がいちいち素敵で良いんですが、それは語りつくせない。
実際にTVシリーズや映画を見れば一目瞭然だし、
展示や写真で見るのも良いが、
やはりスクリーンで動いて話していたほうが圧倒的に魅力的に映る。
動かす人や、声で演じる中の人、撮影技術などの集結した結晶だからなんだろうなあ……。
まさに美しい傀儡に魂が宿るのを目の当たりにする感じです。

今回、舞台の大道具的なものもいちいち素敵で、
引きの構図は、雲とか崖とか、いずれもピクチャレスク。
その景色が、東洋の大陸的な壮大さで再現されていて、風や温度が伝わります。

実際の水や火、煙、砂塵、生花などを盛りこんで世界が作られている上に、
風がわかる衣装や帳のひらひらが空気を孕み、あるいはひるがえったりとリアルなので、
下手な実写化よりは、よほど豪華な世界観のつくりこみ。
ライヴ的でもある。

大人の辛口視点で劇中の造作ひとつひとつに目を奪われているうちに、
苦もなく作品の世界観に入っていけて、
物語が展開していき、
クライマックスの〇〇が覚醒するところなんて、
──ガシャン、かしゃーん、かん、カチン、カキーンッ!
となってからの、びゃーん♪ビゃーん♪ヴィゃーん♪──
に、
行っけぇ……!
いつのまに童心に帰っていた。
(未視聴組にわからないように書いているつもりだから、勘弁してほしい)。

それと、内容から少し外れるネタバレだから良いだろうか……
音楽とともにキャストなどが流れるエンディングが、二部構成になっており、
後半のエンディングはメイキング映像。
この短いメイキング映像だけでも見どころが満載で、胸熱です。
布袋人形でも実際に、
香港系活劇映画でおなじみのワイヤーアクションをさせているんだな……等々、
目新しくもあり、興味深かった。

なお、このEJアニメシアター新宿、
極小レベルの映画館で、スクリーンもけっして大きくはないが、
シートはゆったりと大きめ。
通路もゆったりめで、前列シートと膝との間が広めにとってあって窮屈ではない。
トイレも含め清潔で、映画館自体が新しいので、居心地も悪くないです。
ただしクレジットカードが使えず、現金決済のみなのは、ちょっと驚いた。


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映画におけるチェロの曲(1)『ポンヌフの恋人』 [あ行]

映画に使われたチェロの曲で好きなものや、
有名だったり良い曲だったりする作品を、
独断と偏見でリストアップするつもりであると、以前このブログに書いた。

映画クリップと、もとのチェロ曲と、両方の動画を貼ることになるので、
必然的にリストアップすると、とてつもなく長くなりそう。
そこで、ちまちまと一作品ずつ、合間合間にアップすることにします。

The Lovers on the Bridge / Les amants du Pont-Neuf (1991) - Metro Cello scene

https://youtu.be/Yz-L7zXW16o

1991年のフランス映画『ポンヌフの恋人』には、
印象的なシーンがいくつもある。
炎が出てくる場面が、いずれも飛びぬけて秀逸だった記憶があるんですが、
それ以外ではこのチェロのシーンが、印象的なシーンのかなり上位に食いこんだ。

チェロ弾きとの恋愛で失恋し、おまけに失明しかけでどんどん症状も悪化して希望を失い、
浮浪者になって、ポンヌフ橋で寝起きしている画学生(ジュリエット・ビノシュ)が、
聞き覚えのあるチェロの旋律に反応するシーン。

ほんと今なら「設定盛りすぎ」と言われかねない物語性の高さにもかかわらず、
薄っぺらい嘘くささがない。強烈だが美しいシーンがちりばめられていて、
リアル感のある、胸に迫る人間ドラマが繰り広げられて、
ジュリエット・ビノシュは役になり切るため、自分の前歯を削って挑んだことでも有名でした。

当時、私はビデオレンタルで視聴した。
この動画のシーンは、もう幾度となく巻き戻し、
返却までにテープが擦り切れそうになるほど、見た(……いろいろと死語)。

今、このブログを書いていて突如、唐突に思い当たったのだが、
“極東での若き日々”(「小説すばる 2014年4月号」掲載)
この私の短編で、
某国のスパイとおぼしきアドーリフ・ガフィオが、
極東日本の街角でヴァイオリンを弾いている青年・尚夜(なおや)の、
そのヴァイオリンの音色を追いかけて、たどりあてるシーン。
あれは、ひょっとしたら脳裏のどこかに10代の時に見たこの映画のシーンが、
こびりついていたせいだったのやもしれないなあ、と。

この映画はまったく念頭になく、一ミリも思い浮かべて書いてはいない。
これとは全然違う光景、まったく異なる人間関係を想定して描かれてあるが、
弦楽器の音が聞こえてきて、ハッと反応するのは、まさにこういう感じじゃあ……。

尚、このコダーイのチェロソナタをコンサートで生で聞いたことがあるんですが、
実際はかんなり長い曲です。どこで区切るかにもよるが。
無伴奏で、効果音なのか音楽なのかといった様相を呈し、
『ポンヌフの恋人』で使われていたのは冒頭と、ごく一部の抜粋、その寄せ集めなのだった。

この曲は一体どこに向かってるんだろ……と、集中力も途切れてきて、
ただ聞くだけですら難易度が高すぎて、すごく疲れた記憶がある。
それでも映画で使われていた部分になると、
おおっ! 
と昂揚した。

あまりにも長いから、
Youtubeでは、たまに途切れとぎれに聞くことはあっても、
全部通して聞ききったことは一度もないんだ……。

Zoltán Kodály Solo Sonata, Jakob Koranyi - Cello

https://youtu.be/tDyUCK7K0mE

映画に使われている部分は、この動画だと、
冒頭1分と、26:06~27:47にあたりますね。



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So-netブログ→SSブログ [ニュース]

当該ブログ「黒十字発禁辞典」はこれまで10年以上にわたりSo-netブログを利用してきており、
というのも自宅兼仕事場の回線をSo-netで契約しているからです。

今時、もっと割の良い回線もあるだろうことは承知している。が、
ひとえに「この公式ブログのアドレスを変更したくない!」
という強い意志で、かなり使い勝手の悪いブログにもたゆまず、
10年以上も使い続けてきていたわけです。

ところが、かなり突然一方的にSo-net側が、
「2019/10/1からアドレスをを変えるよ、So-netブログじゃなくてSSブログというのになるよ、
アドレスのドメインは一部を残して、あとは勝手に変えるよ」
と連絡してきた。

はい?

運営母体は特に変わらない様子だが、
アドレスが変わってしまうなら、もういっそSo-netの回線自体の利用をやめようか。
そうあらたに検討し、よそと契約しなおすにしては、いくらなんでも私には急すぎた。
ブログの引っ越しをするのも気が重い……なんかいろいろ酷くはないか?

もやっているうちに、本日、数時間にわたるメンテが入ったのち、
SSブログというものに切り替わりました。

これまで、有料のブログだとは信じられない使い勝手の悪さだったのが、
今後、使いやすくするから名前を改めるよ、という話なので、信じてみたいのだが、
今の所、改善された部分は全く見受けられない。そんな気配もサラサラ見えないままである。

いまだに当該ブログのトップ左端には、現時点でSo-netブログのロゴがあるし、
いっぽうでドメインが変更になったせいで、
こんな短いアドレスに、blogという語が二度も入る結果に。
なんか頭良くない感じになっているのが、またきつい。

一応、
「これまでのブログ(記事)は自動的にリダイレクトされます」
とのことで、実際に試したらリダイレクトはちゃんとされるようです。
今まで通りのブックマークでも、しばらくの期間は使えると思います。

ただ、本日10%になった消費税の軽減税率*と同じようなもんで、
あくまでも期間限定のサービスにすぎないかと思いますので、
新規アドレス(黒十字発禁辞典:https://blackcrosssanatorium.blog.ss-blog.jp/)に、
ブックマーク等の変更を、お手数ですが、どうぞよろしくお願い致します。

私は、ソネットブログのアドレスを、2012年以降は名刺にも入れているので、
そちらのほうも……ああ、名刺をまた一式、作り直さなきゃならないのか……
まだ残りが沢山あるのに……地味に影響が波及する……。

本音を言うと、
SSブログって、そもそも名前が、なんか嫌だ!
SSと聞いて一番に思い浮かぶの、ナチスの親衛隊ではないか!
それともスーパーサイズって意味だったりするのかなあ……!?

So-netはSONY系列なので、SONYなんちゃら(SONY's Serviceとかそういうの?)
とは思ってみるのの、SSが何の略なのか、
そこんところが現時点、明らかにされていないのが、
正直かなり気持ちが悪い。

So-net ブログ 名称およびドメイン変更のお知らせ
https://www.so-net.ne.jp/info/2019/op20190718_0028.html

通常、こういうお知らせには「SS(ソニーなんちゃらサービス、以下SS)」
と記してあるのが常なのに……。

少なくとも海外ではSS(エスエス)といったら、まずナチスの親衛隊のことだから、
みんな気を付けてね、というか常識だしそんなこと知ってるよね!

ちょっと気になるのが私のブログ、黒十字と入っているのだ、black crossと!
ここのブログの読者はおそらく皆、知っていると思いますが、
これはデビュー作の『黒十字サナトリウム』に因んでつけたブログタイトルです。
作中アイテムの自主転用です。

黒十字とはしかし、ドイツやプロイセンの伝統的な紋章として、
現在でも勲章などでよく使われる、由緒正しい印でもある。

更にはこの形から派生した鉄十字を、ナチスドイツもそのまま利用し、
その鉄十字に鍵十字(ハーケンクロイツ)を刻み込みつつ、勲章等にしていた。
映画などで見かけるかと思う。

私の『黒十字サナトリウム』はドイツが舞台ではなく、
主な登場人物にドイツ人もいないし、独での黒十字的な意味合いは皆無です。
またblack crossって英語だし……というかもはや外来語。
いずれも日本語に溶けこんでいる単語だし、
私自身、実際に作中で外来語(つまり日本語)として使っていた。
ドイツ語の黒十字(Schwarzes Kreuz)とは別物なので、
SSと組み合わせて使われることになろうとも、なんら含みは生じないと思いたいが、
雰囲気的に若干ネオナチっぽいアドレスに見えるようになったのが、とても不愉快な結果である。

私はゴシックは好きだけれども、ナチス及びネオナチとは一ミリも相容れない。
作品を読んでくれている方々は、
そんな事を改めて私が言及しなくとも、作中からもそう読み取れると思う。

ただ今時はその辺をきっちり線引きしておかないと、危険な時代になってきた。
「万一、変に誤解をまねいて、別にネオナチに勘違いされようとも、特段、困らないよ~。
むしろネオナチから、ゴシックに転向してくれるかもしれなかったりして。うふふふ」
と、呑気に構えていていい時代ではなくなってきた気が、正直するのだ。
通りすがりにシンパだと思われたりしたら、かなわないので、
明記しておこうと思いました。念のために。

で、この一見、腹立たしいSSというのは、
ナチスの親衛隊以外では、
どんな略として用いられているのだろうかと。
ググってみました。

Spiritus Sanctus: 聖霊 (ラテン語)

……これ、良いじゃないか!
ラテン語なのがミソで、私のゴシック語彙のストライクゾーンにクリーンヒット。
黒十字の語や、私の生息しているゴシック・哲学界隈、幻想文学路線の世界観と文句なく合う!
black crossとSpiritus Sanctus──むしろあつらえたようだ。 

というわけで、So-net側がこのSSが何の略なのかを明らかにしていないこともあり、
当該ブログとそのドメインのSSは、
Spiritus Sanctusのという意味で参りたい所存です。

今後とも、どうぞよろしく。

*



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