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にっかり [な行]


https://youtu.be/khxqoHX-jSc
「ニッカリ青江脇指 WEB展覧会」(約6分)

香川県丸亀市所有の脇差し「ニッカリ青江」の紹介動画を、市教委が11月23日まで公開。

ニッカリ青江が居る香川の丸亀は、
私の住んでいる所からはそう気軽にいける距離ではないので、
こういう動画は非常にありがたい。

本音を言えば……欲を言えば、期限を切らずに、ずっと出しておいてくれればいいのにと。
映像で見るのと、実物を目の当たりにするのとでは、また全然違うものだから。
最近の映像は画質も良いので、優劣ではない。
ただ、違うんで。

教科書でみた名画を、
ルーブルやオルセー美術館で見るのとでは、味わいが違うってのと同じです。
それがパリでも丸亀市でも同じ理屈。

生で見るには、生の良さがあり、生でしかわからない雰囲気もある。
だからといって、必ずしも張りついて独り占めできっちり見られるともかぎらない。
アップでこうして暗がりに照明を浴びて、表も裏も舐めるようにみっちり映してくれると、
また違う表情を見つけられもする。

刀剣乱舞の5分番組『おっきいこんのすけの刀剣散歩』も大好きでした。
わたしは1期、2期、3期ともれなく全部録画してあります。
映像の印象と、実際に見た印象と異なるところも少なからずあり、
それぞれに発見があって、見ごたえがあるんですよ。
そろそろ4期をやってくれないかなあ。

私はニッカリ青江を生で見たことはなく、
しかし青江派の刀自体はけっこうあちこちで相まみえているのだが、
いずれも釉薬をかけたみたいに、ぬらっとした光沢がつややかで特徴的でした。
おまけに身幅が広くて切っ先が大きいので、大胆不敵で艶っぽい。

にっかり、ってな語感は、わりと今っぽい言い回しのように思えるけれど、
この刀が、にっかり笑った幽霊を斬ったとされているのは、
豊臣秀吉が天下人になるより、ちょい前くらいの時代。
とすると「にっかり」の語は、もう相当前から、
あんまり性根の良くない笑い顔を表す言葉だったんだなあ、と。
にっこり、と一音しか違わない笑顔表現なのに。
全くニュアンスが異なる。

ちなみにグーグル翻訳では、にっかりの英訳がDisappointedと出てきていて、
違うそれ「にっかり」じゃなくて「ガッカリ」だ。間違ってんぞ。

刀剣乱舞においては「にっかり青江」のにっかりは、ひらがな表記なのだが、
香川県丸亀市の動画では「ニッカリ青江」とカタカナ表記なのですね。


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