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ラルクリ2018@東京ドーム初日12/19参戦 [ら行]

水曜日、L'Arc-en-Ciel LIVE 2018 L'ArChristmas(12/19初日公演)に行ってきましたよ!
1年8か月ぶりのラルクライヴ!
1年8か月ぶりの東京ドーム!
無論、両日参戦を狙ったが、初日だけチケットが取れたのだ。
それでも十分にラッキーであり、満足である。

夏頃だったか、ラルクがクリスマスライヴをやる! と発表がありまして。
よっしゃ、チケット取るぞ、
と意気込んで、チケットボードの落選に次ぐ落選のあと、
ようやくラルクモバイル会員経由で、よーし取れた……!
……という頃はまだ、
わたしは本当に行けるだろうか……というほど体調がいかれポンチで信用できなかった。

だから、この日のために体調管理に心血を注ぎ、
調整してきたといっても過言でないのだ、本当に。
今となっては健康不安もほぼ解消されて、
不調に対してもある程度、対策を取れるようになって、
本当に無事に行ってこられた。

私は今回、一塁側の席なので、
まず40~41番長嶋ゲートを通過。
ラルクライヴ史上初の試み、チケットボードの電子チケットオンリーによる、
身分証照合の混雑という難関を抜けていく。
これ、時間までに座席にたどりつけるのか……?

なんだかんだで、蓋が開いたら、
今回はクリスマスをテーマにしているだけあって、雪の白を基調にした演出で、
明るく華やか、あるいは穏やかで幸せなクリスマスムードを意識したナンバーが大半を占めていた。

そのためライヴ参戦! アドレナリン急上昇中! 没入!
という感じはあまりなくて、
α波がいっぱい出てるのがわかる……浄化と癒し効果がすごい反響するよ……な、体感空間でした。

私自身、途中で具合が悪くなるとかいう事態にもならずに、
(あの混雑の渦中で具合が悪くなると、
楽しいはずのライヴがアウシュヴィッツ的空間になりうるのを、私は知っている)
じゅうぶんに満喫できて、本当に幸せだった。

……というか今の自分は幸せなんだなあと、やんわりと……ひしひしとかな……実感した。
メリークリスマス!

ってなわけで、詳細な感想は後ほどアップします♪

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(↑見知らぬ参戦者の方々が映りこんでいるので、加工済みです。)

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違和感@『西郷どん』最終回 [あ行]

大河ドラマ『西郷どん』の最終回を見ていたんですが。

……尚、私は『西郷どん』を初回からきちんと見てはおらず、
西郷隆盛が奄美に流されたあたりから、ほぼ毎回見ています。

龍馬と会ってから戊辰戦争あたりまでに、一旦、かなりな独自解釈が展開されて、
こちらとしては興が覚め、つまらなくなりまして。
徳川慶喜と西郷隆盛とのあれやこれやが、いくらなんでもフェイクすぎて呆れてきてしまい、
魅力に欠けるよ、この西郷どん……と、しばらく流し見していたのですが、
新政府になってからの、西南戦争で、ぐんと面白くなりました。
(正確には、鶴瓶の岩倉具視が出てこなくなってから、俄然、良くなった。)

正直、戊辰戦争の描きかたは解せないことだらけだったので、
だったら西南戦争に、もう少し時間をさいてほしかったが。
最終回にかけてのラストスパートは毎度楽しみだったし、
今回も、中身の濃い最終回で、
満足……!
……という感動が高まってきていたところに。
え? 
西郷どん、自刃しないの?

腹を撃たれて、終わり?
いやいや嘘でしょ。
待て待て、撃たれたあとに、城山で自刃するのが西郷隆盛じゃないか……。

昨今の時代劇は、欧米文化を意識しすぎで、妙な具合になっていまいか。
こと、切腹に関して。
追い詰められて自刃したっていうのが、聞こえが良くないから?
事実なのに。(追い詰められていないで、誰も自殺なんてしませんし。)
西郷隆盛は自刃するのが肝であるのに。
西郷隆盛は、ときに誰よりも侍らしくない、でも最後の侍なのだ……
という象徴的な行為なのに。

お茶の間テレビでの残酷描写を避ける、という意味合いではないと思うんですよ。
人斬り半次郎こと中村半次郎、すなわち桐野 利秋が額に銃弾を受けて死ぬ場面は、
ガッツリやりましたからね。
そのあたり、残酷といえば残酷だが、事実だし、とても良かったので、
この分でギッチリやっていくんだな、という心意気を感じていたのに。

最近は、切腹シーンに見せ場を作らない。
それは時代の流れで仕方がないとしても。切腹すらしないなんてありなのか。
あれじゃ、ただの撃たれ死にじゃん。
やられ負けじゃん。
侍の切腹は大切なのに。
侍は自分の死に場所と、死に時を自分で決める。
自分の進退を自分で見極める。だからこそ侍なのに。
「最後の最期まで敵の手に容易に落ちるを良しとしない」
という、武士の意気地があるのに。

映画『ラストサムライ』では、メイキングにて西郷隆盛を引き合いに出しています。
ラストサムライ(渡辺謙が演じたキャラ)は西郷さんがある種、モデルであると言っている。
そのラストサムライも切腹しない。撃たれて死ぬ。
それはいいんですよ。ハリウッド映画ですから。
切腹したら、むしろ嫌だ。
ハリウッド映画で日本人が切腹なんかさせられたら、おぞましいわ。

それにラストサムライのあの死に方は、どっちかというと、むしろ限りなく土方歳三の死にかたで、
馬上で敵に総攻撃をかけ、撃たれて落馬して死ぬという。
あれはあれで相当、最後の侍として華々しく敗れるんで良いのである。

けれども日本の大河の時代劇が、西郷隆盛の自刃を避けるのはなぜ。
幾度もNHKの大河ドラマや、年末時代劇やらで、西郷隆盛についてやるのは、
西郷さんの功績とか人柄とか、良いことも(時には悪いことも)語り継いでいくんだよ、
という人物だからなんじゃないの?

フィクションを交えて変えたりして、全く差し支えないOKな点と、
新しい見方を盛りこんで、新鮮味を見せるところと、
そこは変えちゃダメだろうっていう、要所要所の既成事実があるだろうに。

最後、エンディングのあとに、
大河の舞台にゆかりのある土地をたどる、数分の番組枠内で、
アナウンサーによるナレーションが、
「銃弾を受けた西郷、波乱の生涯に、自ら幕を閉じました」
と言うだけでした。
あくまでも切腹とか自刃という言葉を、とことん避ける大河ドラマよ。
せめてそれ、大河のナレーターである西田敏行が、大河の作中で言ったなら、まだ形になった。

切腹文化が汚点であれ美点であれ、それをてんで無かったことにするのは、
いくらなんでも無理があるだろう。
むしろ全く触れないあたりが、
「気にしすぎてんのがわかって日本、痛々しいよ。日本=ハラキリって思われたくないから?」
「ドラマで無かったことにすれば、切腹なんて文化何それ知らないって押し通せるとか思ってんの?」
という感じで、
起きてしまった事実を変えようとしてくるあたり、かなりな違和感に囚われました。

ドラマとしても、自刃すべき登場人物が自刃しないので、今一つ締まらないし。
いくら『敬天愛人』だからって、天を仰いで本当に終わりなのかい……。
むしろ『敬天愛人』をテーマにしていた西郷どんが、切腹して肉体は地に伏すからこそ、
「敬天愛人」という心意気が際立って光るんじゃないか……。

陽だまりが向こうにあってやや肌寒い感じの曲調 [は行]

この間たまたま深夜のテレビをつけたら、とある映画の宣伝番組をやっていて、
その時にテーマソングとしてバックに流れていた曲が大層ツボ。
画面の片隅にクレジットが出ていた、
斉藤和義「カラー」
というのをググって買おうとしたところ、予約注文受付中。
オッケー……と、欲しいものリストに入れたままタイミングを逸していたのだが、
ようやく聴いた。

ちなみに私は斉藤和義は殆どと言ってよいほど、知らない。
えと、ほらあの「セロリのひとだよね」……ちがう、それは山崎まさよしだ……。
あ、じゃあSMAPに楽曲を提供してた人……ちがう、それも山崎まさよしだ……。

斉藤和義は、ええとじゃあ、ちょっと雰囲気のあるモブって感じのルックスの人だ……?
吉本芸人(明石家さんまだったかダウン・タウンだったか忘れた)のトーク番組に出たときに、
「コンサート会場ではみんな自分のことを好きで、みんな自分のことを一心に見ているのに。
そのファンの誰ともつきあうことが、まあ実際、ぶっちゃけ手を出すとか無理じゃないですか。
ホテルに帰って一人で猛烈に空しくなるんですよね……」
しみじみ零して、呆れられていた人だったかしらね……?
記憶がおぼつかないぞ。

というレベルなんで、今回初めて、きちんと聴いたのだったが、
私の大好きだった英アーティスト(つか今も好きだ……)のTravis味が物凄く喚起される。
私は、来日した海外アーティストの単独ライヴに行ったことがあるのは、Travisだけです。
だがTravis、最近あんまりガンガン活動している気配が感じられない。

私がTravis味と感じるのは、
それっぽく言えば、おそらくUKサウンドの、
ポスト・ブリットポップテイストの強い、
オルタナティヴ・ロックとか、そういう音調や世界観なのだろう。
それ系の音楽が好きな人は、斉藤和義、通ずるところがありますよね!
……共感と同調をそこはかとなく求めている。

日本では、Travisよりも斉藤和義のほうが圧倒的に認知されているから、
「斉藤和義が好きな人はおそらくTravisも好きだと思う。
もしも聴いたことがないならTravisはお勧めだよ!」
という文法のほうが、正しく伝わるのやもしれない……。


斉藤和義 - カラー [MUSIC VIDEO Short]
https://youtu.be/WPHMYFpgzNo

1:04~からTravis味を感じます。
フルヴァージョンだと、くわえて2:24~もそうですし、
3:04~からは、もうずっとそんな感じで、特に3:42-43あたりの音がとても好きなんだ。

以下に私の好きなTravisの曲、
私が勝手に代表曲だと思いこんでいるものを貼っておきましょう。

Travis - Side (Official Video)

https://youtu.be/VK3Q4SLVkAU

トラヴィスで一番好きな曲はこの「Side」
曲も好きだし、歌詞もとても良い。
……And when time is running out you wanna stay alive……
あたりから、いつもちょっと泣きそうに。

TravisのオフィシャルミュージックビデオがまるまるYoutubeでシェアされているほど、
Travisのこの曲は昔なのか……。
というか海外ではちょっと古くなると、オフィシャル側が惜しみなくYoutubeにのっけますよね。

Travis - Re-Offender (Official Video)

https://youtu.be/0v5TMgimk6U

12月壁紙カレンダー無料配布 [壁紙カレンダー配布-2018-’19Mar]

2018年12月のデスクトップカレンダーを設置しました。
使えそうでしたら、デスクトップ背景にぜひどうぞ。

2018年12月に選んだ絵は「ルンペルシュティルツヒェン」
イギリスのイラストレーターWarwick Goble(1862年-1943年)作。
英国で刊行された『The Fairy Book』に収録。
「ルンペルシュティルツヒェン」はドイツ発祥のグリム童話だから、英国の妖精のお話ではない。
この童話、タイトルはすんなり言えなくとも、知っている人は多いだろう。

〇ルンペルシュティルツヒェン
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルンペルシュティルツヒェン

〇ルンペルシュティルツヒェン - グリム兄弟 - Grimmstories.com
https://www.grimmstories.com/ja/grimm_dowa/rumpelstiltskin

これ系の話は実に多い。東西を問わず、どこででも見かける。
ご存知、名前や真名を取引相手に知られてはいけないというネタ。

さらには、王様を目前にして、窮地に陥っている貧しい娘に、
まれびとや異端者(この場合はドワーフ)が、あれこれ手助けを申し出て、
実際に人知を超えたすごい手助けをしてやって、ひきかえに娘から大切な物をもらおうとする。

マレビトは娘に何度もチャンスを与えていった結果、
最終的には対策を講じられ(この場合は真名を知られて)自滅する。
等価交換どこいった。よく考えると、なんだかこいつが一番、気の毒じゃない……?

 ちなみに、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』は、これ系の民話を下敷きにしているのでは?
 どうなんだろうか。
 「ルンペルシュティルツヒェン」では、ドワーフにあたる役回りを、
 ヴェニスの商人ではユダヤ人の金貸しが負っている。という構図に、私には映ります。
 グリムのほうがシェイクスピアより後の人間だろう、と思われるだろうが、
 グリムは欧州土着の民話をまとめ上げたのであって、
 もとはその手の民話が根付いて在ったはずなので……。

まあ、ドワーフが相手の弱みにつけ込み、若い女を見くびって、もらおうとするものが、
度重なるごとに図に乗ってくるあたりで、ここらでピシッと締めなくてはダメ。
それは確かなのである。
だから、あまり違和感もなくすんなり読めるのだが、後味の悪さが残る。

『黒十字サナトリウム』でも、吸血鬼の民話として、
これ系の話をまじえている部分があります。
これ系、つまり「しっぺ返しを喰らうマレビトの話」と言おうか。
王様を前にして、窮地に陥っている庶民の娘に手を差し伸べるのが、
ドワーフではなく吸血鬼というパターン。

ミシィカが柩の中に入れられて「生きたまま」埋葬されていると気づいたときに、
ぼんやり記憶によみがえってくる吸血鬼伝説の民話のひとつとして出てくるわけだ。
(覚えておられるだろうか?)

あの場面に挿入した民話エピソードは、
実際のアルメニアの民話をベースに私が手を加えているが、
吸血鬼部分のくだりは、ルンペルシュティルツヒェンの類型だった。
名前うんぬんは無かったけれども。かわりに聖水とヒレハリソウなんだけれども。

いずれにしても、どう考えても、王様がけっこうひどいのだが、
娘は、王様と首尾よく結婚するに至るという……。
貧しくて美しい娘が、王様と結婚すれば、
まあ何があっても倫理観がどうあってもめでたしめでたしなんだよという、
当時の世相を反映した剛腕ぶり、民話特有のお決まりのパターンであるよなあ。

この絵を12月に選んだのは、
色彩や衣装などがクリスマスシーズンのイメージにマッチすると思ったからです。
お好みに合ったら、ぜひどうぞお使いください。

◆ダウンロードの仕方
下記のサムネイル画像をクリックし、原寸大を表示。
右クリックで「デスクトップの背景に設置」で設置完了です。
(あるいは右クリックで「名前をつけて画像を保存」をしてから、壁紙に設定。)

PCのアスペクト比に準じて、使えそうなほうを選んでください。
PCのデスクトップを右クリックして「画面と解像度」の項目を開くと、わかります。

◆1920px×1080px:PNG(2.25MB)横長ワイド版のデスクトップ向け。
2018 Free Calendar Wallpaper Dec*
2018 Free Calender Wallpaper fairy vintage1920px×1080px(3).png

◆1440px×900px:PNG(1.62MB)こちらは従来PCの画面サイズ。
2018壁紙カレンダーDec*
2018壁紙カレンダー・無料ダウンロード1440px×900px(5).png
夏が過酷だったので、このたびの冬はせめてもしのぎやすいと良いな。

今回も紙版はありません。
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