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二次創作は初めてなのですが [最近のお気に入り]

体調と相談しつつ、『刀剣乱舞』の二次創作・長編小説『斬り結び』を執筆中です。

一気に仕上げたい気持ちはあるのですが、すぐに体調に響く今日この頃。
無理しないで、内容には妥協せずに、かつまた自分が執筆を楽しむことも忘れずに、じわじわと進めています。

原作ゲーム『刀剣乱舞』を履修済みの人に向けて書いてはいるものの、『刀剣乱舞』のゲームをプレーしたことのない読者の方にもちゃんと通じる話にしたい(なんならそこから『刀剣乱舞』や実在の刀剣を好きになってくれたら幸い)。
もちろん『刀剣乱舞』の世界観とキャラクターの魅力を存分にいかして、私なりに物語を作りたいわけです。

刀剣乱舞はゲーム内にストーリーがないのでね。原作縛りはさほど無い。
刀剣乱舞に物語性が無いのではなくてです。物語性はすごく有るのだ。
物語性のいわゆる「匂わせ」だけを色濃く出して展開している、謎ゲームともいえる。

実在の刀剣、歴史上の伝説や由来、史実とを汲みいれたキャラ設定が用意されているだけで、やっているのは歴史修正主義者による鎧武者の集団──時間遡行軍を、ひたすら刀剣でボコるゲーム。
実際にゲーム中で語られる確固たる物語は、ほぼない。

だからこそ当該作品自体が二次創作を容認もとい推奨しているといいますか、アニメ(2種)、ミュージカル、舞台、実写映画、歌舞伎、商業コミック多数……と、メディアミックスも多数展開している。「それぞれの本丸」という概念があるので、いくらでも物語を紡げる。ゲーム自体もオリジナルの刀剣乱舞にくわえ、「刀剣乱舞・無双」が出たり、博物館や美術館とのコラボも日本各地で盛ん。

新刀剣男士も続々と登場していて、近々、実装される孫六兼元も今から楽しみです。

ポップな面を味わうか、ディープな面、コアな面も味わうか、多角的に楽しめるわけなんですけど、そんな沼の上澄みを撫でるような原作ゲーム内で、唯一、物語性の強いイベントが「特命調査」なんです!

以前、このブログでも書いた通り『斬り結び』で活躍する主たる刀剣男士は
──源清麿・加州清光・山姥切長義・にっかり青江・肥前忠広・古今伝授の太刀・へし切長谷部・薬研藤四郎・毛利藤四郎・水心子正秀・一文字則宗──

このうち、源清麿・山姥切長義・肥前忠広・古今伝授の太刀・水心子正秀・一文字則宗──
この六振りは、特命調査でのみ入手可能な刀剣。

百振り以上実装されているなかで、特命調査組は全八振りしかおらず、そのうち六振りを作中でがっつり登場させているのだから。お分かりになると思います。
私の特命調査好きが。

『斬り結び』は、『刀剣乱舞』の特命調査イベントをクリアしていない人でもわかるように努めて書いていますし、『斬り結び』は歴史的な内容とか、特命調査の内容とかは、全くもって関係ない、かすってもいない。

ただし、知っておいたほうがより楽しめる部分がある……とするならば、特命調査においては「監査官」を務める刀剣男士がいるという点です。あと「先行調査員」ね。
いずれも時の政府から派遣されてくる、刀剣男士。

で、この監査官や先行調査員と、初期刀組の刀剣男士との関係性は特命調査のイベントでしか見られないですし、知っておくとより味わえる。

このたび原作ゲームで「特命調査 慶応甲府」が期間限定で復刻です。

初期刀組の加州清光(新選組・沖田総司の愛刀の一振り)と、監査官の一文字則宗(いわゆる菊一文字。司馬遼太郎が自身の作品で沖田総司が使ったと描いたが、史実とは異なる)。この二振りが、運命的な初顔合わせをする。

プレーしなくても、せめてこの49秒の公式動画を見ていって。


仮up的な・ラニバ30周年東京ドーム最終日:L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary LIVE [最近のお気に入り]

行ってきた、両日参戦。
二日目(最終日)5/22日。

身近な人間に「ラルクとか刀剣になると異様にブログを長く書くのちょっと控えたら」的なことを言われるのだが、私のブログを読みに来る人は、長く読むのは苦じゃない人なんだよ! 
そうじゃなければ私の小説を読めていないんだ。
別にブログなんだから、読み飛ばすことも全然ありだし……。
と思いつつも、或る程度はまとめなければ……
こんなに感想やらエピソードやら、書きたいこと言いたいことが盛りだくさんなのに……。
等々、逡巡して時間をくっている。

そうこうしている間に時は過ぎるので、とりあえずこの状況でアップしておくのだった。

ラルク関係は当ブログ内でページが多くなってきたので、近いうちに当ブログのカテゴリー項目ラルクを新設したいと思っています。索引からすぐ見つけやすく。

ダウンロードチケット記念用写真


ラニバ30周年東京ドーム初日:L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary LIVE [最近のお気に入り]

行ってきたのでした。
今回生まれてはじめて、土日両日のチケットが取れたので、初両日参戦。
その初日(5/21)です。

良かったというのと嬉しかったというのは言うに及ばずなのだが、その詳細について書きたい感想ありすぎで、まとめるのに時間がかかるから、とりあえずアップしておく。
この状況でアップするんだったら、もっと早くやればよかった。

=============7月22日に追記=============

ラルクのライヴ、行ってきました。

何度も、本当に行ける日が来るのかな、と。
……大変なことも色々あって、それまで体調も万全とは言い難く(さいわい新型コロナには罹っていませんが)、だからライヴ会場東京ドームへの道すがら、感慨深さと同時に慎重な気持ちで向かいました。
初日。土曜日。
雨模様の日で肌寒く、私としては動きやすい天候だった。

ライヴ参戦の時の服装として留意しているのは、3時間立っていられる履物と、街なかを歩いていても浮かない格好、けれどもひとたびライヴ会場に入ってみれば、ちゃんとしっくりくるライヴ参戦という感じの身支度です。ライヴグッズなどは今回一切、身に着けてはいかなかった(浮かれて出向いて大丈夫か自分自身、と心配なのもあった)。

それでも今回は黒マスクという便利アイテムが!
ライヴ会場に黒マスクを着用していけば半分は合格だと思うよ、という個人的な甘々基準で、それにしても不織布マスクが今では普通に入手できるようになり、色展開も豊富になったのは実にありがたいことです。

私は3MのN95黒マスクの上に、黒の立体型不織布マスクと二枚重ね。
ブルーライトカットの眼鏡……色なしサングラスですね……も装着。
武装をして出向きました。
(ちなみに眼鏡はこのライヴ会場で失くしてきました。落とし物の申告もしたけれども出てきていません。一瞬、外してポケットに入れたときに滑り落ちたのかなあ……)

今回初めての両日参戦。
それゆえにわかった。土曜日と日曜日は客層が違うのか、ノリが全然、違うんですね。
みんな初日は様子見なのか。土曜日の観客の擬態力は非常に高い。
ライヴのグッズを身に着けている人はほぼ皆無なレベルで、みんな同じ方向に行くけど、まさか……あなたもラルクのライヴ参戦だったりなさる……?

東京ドームの入口でバッグの中身のチェック、それからQRコードチケットを身分証と共に提示して入場する。駅ですれ違った、この人もあの人も本当にラルクのライヴに来てる、間違いないんだ……という、ステルスの高さです。

何年か前からラルクはスマホかタブレットで提示するQRコードチケットになったおかげで、ダフ屋が一人も居なくなったのは本当に良かった。ただでさえ混みあうライヴ会場への道のりが、ダフ屋等々でむやみやたらと混雑するのは治安も悪いしストレスだったので、環境が格段に良くなった。
反面、タブレットのバッテリーが切れたら入場できない。容量を使いすぎて通信制限になっても、そのときライヴQRコードのチケットを提示できないかぎり、どうしようもない、入場できない。そういう意味では紙のチケットよりもヒヤヒヤする。
紙のチケットより毎度、個人的には神経を使う。だいぶ慣れたけど。

6時開始予定で、ライヴが始まったのは6時20分ごろ。これは大体いつもの流れのとおり。
東京ドームの屋根は半透明で、晴れていると日光が透けるのだが、運良く(私にとっては運よく)その日は薄曇り。

開始時刻が6時過ぎだったこともあり、会場内の照明が消えると一気に夜モード炸裂です。

暗いドームの演出スクリーンに、スタイリッシュなラルクの映像がサイケなライティングとともに映し出され、バーンとステージに明かりがついて、突如、演奏が始まったのが、いきなり宴もたけなわ、佳境、ライヴ会場になぐりこみをかける勢いで、曲への没入感が一気に来てゾクゾクしました。

ステージ上の檻の中に囲われた向こう側に、ラルクのメンバーが居る状態で始まりました。
背景スクリーンの映像演出と一体化したその檻に、演出効果が光でもたらされている。

アンダーグラウンドっぽさが際立っていて、非常に尖った舞台設定。しびれる。
アングラという意味だけでなく、実際に地下でやっているようなライティングです。
プロペラ型に回転するライティングがドームの天井に照らし出されている。
これって地下で、地上の空気を取り入れる空気孔のプロペラが回って、地上の光線がちらちらと入ってくる……という演出ですよね。SF的でもあり、すごく好み。

でも、これだと檻の向こう側のL'Arc-en-Cielのメンバーがちゃんとは見えないじゃん……?

2曲目にその檻の囲いが、舞台のカーテンが上がるような感じで、ぐぁ~ッと上がっていき、本来ならここでわぁあああ! きゃぁあぁあ!
歓声が沸いて、拍手喝采の嵐になるタイミングですよ!
むろん今回は発声は御法度です。

持っている人はせいぜいマラカスライトを振る。
このマラカスライト、いくら強く振っても拍手のように音の強弱をつけることはかなわないし、LEDで色を変えられるが音はマラカス、それがシャカシャカ言ってるだけなので、盛り上がりに欠けるうえに、むしろ雑音として耳に入る。

私はけっこう背丈があるので、背が高い人間が立ち上がって棒を持って、ライヴに夢中になりながら、時にはライトの色を変えることに気を取られつつ、一生懸命シャカシャカ振るだなんて。
絶対危険だし視野をふさぐし害にしかならん……
と、買っていきませんでした。それで正解だったと思っています。
光らないから、ラルクのメンバーから私が見えることはなかっただろう、それはかなりさびしいが。

拍手歓声なればこそ、ライヴ会場においてライヴパフォーマンスを盛り上げる最高の効果音となりうるのだが、マラカスってライヴパフォーマンスには正直、かなりあってもなくても良い音……。
むしろ無いほうがいい音のたぐいで、拍手と、光るだけのLEDライトじゃダメだったの?

ライヴは爆音ですし、目の前でラルクが生演奏しているんですから、まぁマラカスライトのストレスなど些事ではありましたが……。
(このマラカスライトについては個人的に一言あるので、日曜日ライヴについて記すときに後述したい。)

本当に終始良いライヴで、一つ一つ列挙していくとあまりにも長文になる。
特筆すべき点だけかいつまむとして、まず背景の演出。
今回どれも抽象的で、曲の世界観を邪魔せず、とても良かった。
地下でライヴをやっているような良い意味での閉塞感が作用していて、曲の世界観への入りやすさが圧倒的でした。

東京ドームは5万~55000人ほど入るとか。
私は今回S席一階一塁側です。
今までラルクのライヴは、お値段一律、アリーナ席だろうが二階席だろうが同額。
ファンクラブの人は概して良い席をゲットできるが、基本的には抽選です。
多少は早い者勝ちと日頃のファンクラブへのサブスクがモノを言う面は多々あれども、良席か否かはひたすら運。

それがコロナ関連対策がきっかけだろうと思う、SS席S席A席と区分けがなされ価格に差がつくようになった。
当初は隣が居ない状況で座席展開をしていた時期もあったからこその、価格設定だったのだと思う。

今回はそういった密を回避する対策の規制は解除となっており(5月下旬は本当にこのまま新型コロナが沈静化するのではないかと思われるほど、感染者数も減っていた)、SS・S・Aというランクはそのままに、空席なしの座席展開。

今まではいつも何度トライしても、両日は取れなかったラルクのライヴ。
新型コロナでラルクはライヴが、これまでに何度か中止になっています。
その中止直前のライヴ、さいたまスーパーアリーナでのライヴでは、わたしは何度トライしてもチケットが一日分も一枚たりとても取れなくて。
チケットをキャンセルした人の再分配チケット販売のときに、ようやくありつけたんです。
かぎりなく最後尾での参戦でした……。

その後の実質、チケット値上げのおかげで二の足を踏んだ人も多かったのかどうかわかりませんが、今回私は初めて両日チケットが取れて、しかもある程度良い席を、自分の意志で押さえることができるので、実際に参戦した感想としては、値上がりしたという感覚はなかったです。
まあそれもこれもライヴ内容がとてつもなく良かったからに尽きるのだが……。
(6月に東京国際フォーラムであった、とある海外チェリストのライヴに行ったときは、全額を返してほしいと思いました……全曲が音の悪いサイレントチェロつまり電子チェロでの演奏だったし。)

で、なにがそれほど、今回とてつもなく良かったか。
枚挙に暇はないけれど、とにかく嬉しかったのがセットリスト。
Finale(フィナーレ)とSell my Soul(セルマイソウル)。

今回ラルクは事前に「ライヴでやって欲しい曲の投票」がありました。
今回でなくても今までも幾度もそういった感じの投票はあった。
投票が反映されていると感じたことはなかったが。
少なくとも、私は投票した曲がライヴで演奏されたことは一度もなかった。
別にいいんだが。

ラルクのライヴはセットリストがマンネリだと言われたりすることもあったようで。
私はアレンジの仕方が違ったり、曲順が違ったりで定番曲を今か今かとワクワクしながら聴くのも大好きなので、マンネリと思ったことは一度もないが。
もっとこの曲もその曲もやってほしいなあ……と思うことは多々あったかも。

で、実際にライヴのセットリストに反映されるかどうかは知らないけれども、投票とコメントを一日一回分だけ書き込めるという時に、日参して投票してコメントも書いた。
その中の一曲、finaleがかなり前半に登場したんです。

私はここ15年くらい、ラルクのライヴに通い続けていますが、それでも1度も実際に目の前でライヴ演奏してもらっているのを見ていない。finale。

finaleもSell my Soulもたしか20年ぶりとかのライヴ演奏だった。
ライヴDVDでしか視聴できていない曲をやってくれた時には、ああ本当にライヴに来られて良かった、という思いもひとしおですよね。

少なくともfinaleに関しては投票が反映されたわけではないんだと思う。
……翌日の日曜日のライヴでのHydeの発言から、読み取れるに。
投票に影響されずにメンバー自らが選んだのなら、むしろ余計に嬉しい気もする。
とにかく目の前で演奏しているの見て聞いて、曲への没入感がすごかった。

finaleは再び檻の向こう側での演奏という演出だった。
その届かない隔絶した感じが非常に曲にあってもいた。
(もっとちゃんとむき出しで見たいという気持ちも募ったが。)

次の曲で、檻が緞帳のように上がっていくにつれて、ドライアイスの煙が檻の外側へと滝のように流れおちる演出だったので、そのためかな。

finaleの曲の最初、アナログレコードの針がプツ……プツ……と鳴るような、あれが鳴ったときに、
本当に良かった……ここに来られただけで既に本当に幸せなのに……良かった……
すでに演奏9曲目とかにして、来た甲斐があった……。

finale→×××→叙情詩、このあたりの曲の並びは完璧で、最高で、曲の陶酔感が静かに充満してくる感じです。
真っ暗な会場を、サイケデリックなライティングが全体を支配していて、55000人だか入る東京ドームが、箱ライヴのように狭く小さく感じました。
一体感がすごい。

今までも東京ドームでのラルクライヴに幾度も参戦していますが、ものすごくコンパクトに感じたのは初めてだった。
幸い今回は1階席だったというのもあったかなとは思うが、会場が小さい箱に思えるほど凝縮したエネルギーが曲の世界観に染まっていくのが、たまらなかった。

ステージ移動があって、後ろ側の小さい特設ステージに。

Hyde がマラカスライトの音を「なんか悲しい音がするね、寂しい音がする、ひぐらしみたいな音だね」と表現したのが、やっぱりHydeは詩人でもあるんだな……と。
私はわりとネガティブな印象を受けていたマラカスライト(この時はまだちょっとネガティブな印象くらいで済んでいたマラカスライトへの恨み言を吐くのは、いまは避ける)。
私からすると、良い喩えかたをするならば、潮騒が抜けて松籟が湧きあがる感じ──
に似て聞こえていました。

Hydeが「ひぐらし」と表現したことで、一時的にマラカスライトのマラカスの音に対する情緒がアップしました。

メンバーが特設ステージにみんな腰かけて、Sell my Soulを!
私がSell my Soulを視聴したのは DVD98年、あれは正面ステージで船の形の舞台装置、船出をイメージしたステージ上でやはりメンバーが腰掛けて歌う形でした。

今回は船の装置ではなかったけれども、やはり腰掛けて同じように歌い、演奏してくれた時に…
来た! これだよ! ライヴで見たかったんだ……聞きたかったんだ……!
Sell my Soulが始まった時に、本来ならみんなきゃぁあっと言いたかったか、あるいどよめきたかったのでは。
少なくとも私は心の中では、最も拍手喝采歓喜の声をあげつつ、押し殺して聞いていました。

98年のSell my Soulは最後のフレーズの「あの日のように~」
の「に~」がものすごく長い。え、ブレスがどこまで続くんですか……? 
今回は、割とさらっと歌いあげられていた。
そのさらっと軽やかな具合が、98年の熱唱という感じとは違って、ある種の呆気なさがあり、それもまたこの曲に合っていて、ちょっと追いすがりたくなる雰囲気をもたらしました。
どちらも好きです。

ラルクのメンバー全員が正面ステージに戻るまでの時間、ウェーブの指示が。
その間にトイレ休憩に行く人は、行ったりします。
正面のスクリーンに出る指示通りに、みんな熱心にウェーブやらをやっていた。
私は思いっきり遠慮しました。
自然発生した感じのウェーブならば私もついつい乗ってしまい、わーい、
と手を上げては、喜びがちなのだが。

ラルクが曲で良い感じに盛り上げてくれた挙句に「じゃあウェーブ!」とでも言われたら、超ノリノリになりもしたでしょうが。
運営の映し出すスクリーンの指示ひとつで脈絡もなくウェーブなんかやれるかよ。

静かに座って、きたる演奏に備えていました。
幼稚園の頃から無闇矢鱈と無意味だと思えるタイミングで、北朝鮮の喜び組みたいなお遊戯とかをさせられるのが屈辱的だった。(当時は喜び組なんて言葉は勿論知りませんが、TVで喜び組が流れたときに、こんなのやらされてたじゃん子供の時って日本でみんな……と。)
全員で同じマスゲーム的な行動を取らされる行為が死ぬほど嫌いだったんだから、仕方がない。
幼稚園や小学生の時は、先生に注意されない程度に足並みを揃えて本当にいやいや従っており、そのさまを運動会の時に親に目撃され、「あんな不真面目なやり方があるか!」と、あとで猛烈に怒られたりしたのだった(知るか)。

今回、私は誰の邪魔をするわけでもありませんから、ひっそりおとなしく座っていました。
私の他にも大人しく座っている人は、ちらほらといました。そりゃそうだ……。

正面ステージに移って、宴もたけなわ、佳境に。
打ち上げ花火でいうところの最後の短時間に物凄い勢いでバンバン打ち上げていくあの勢いが、今回割と既に前半にあった。
後半は新曲が多くて、もうひと盛り上がりあるかな?
と思っているうちに、もう最後の曲。『虹』は最高です。
でも(もう終わりか……なんか短いな……2時間ぐらいだった?)
と、時計を見たら、3時間みっちりやっていた。え、短いよ!
(帰宅後にセットリストを確認したら24曲もやってくれていました。)
楽しい時間は本当にすぐすぎる……あと楽しいと本当に疲れを感じない……ウェーブの時以外ずっと立ちっぱなしでリズムに乗りっぱなしなのに、疲れisどこ?

二日連続参戦ということは、明日もこの楽しみが待っているのか……!
ライヴが終わった寂しさはあれども、明日もライヴの楽しみが約束されている!
まっすぐ家に帰って明日に備えるぞ!
という気持ちの持ちようが初めてで、新鮮でした。

帰りにS席用のグッズを受け渡し会場でゲットして、帰宅。

洗面所でマスクを外して鏡を見たときに、我ながらびっくりするくらい良い表情で目がキラキラしており「本当に嬉しくて楽しかったんだね、自分……」と、しみじみしました。

写真(記念用ダウンロードチケット写真)



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審神者就任五周年と一箇月余 [最近のお気に入り]

一ヶ月ほど前に、わたしは刀剣乱舞の審神者就任五周年を迎え、
ゲーム五周年と同時期なので、ゲーム内のご挨拶が何かとめまぐるしかった。
最近はもっぱらゲーム公式がいろいろ提供してくれるので、程々に満足を覚えられるようになったが、
当初はなんかもう荒れ野原というか……無軌道というか……。
OPムービーも景種もなく、やたらとサーバーが落ちるし、しょっちゅうメンテが入るし、
むろん画集もない。花丸アニメの1期も2期もなく、活撃アニメの気配もない。

ゲーム内の手入れ時の台詞は今よりもシビアで、険悪なのが多かった……。
まったく無傷の元気な状態から、遠戦の流れ弾を受けて一気に破壊とか、通常モードでした。
思い起こすと色々あった……5年間で大衆受けするように是正されてきた……。

当時は公式の供給が皆無に近かったから、
二次創作のニコニコ動画を漁っては見ていたなあと。
そんなわけで、マイリストに入れていた刀剣乱舞関係のニコニコ動画を整理しつつ、
今見ても面白いなあ、好きだなあと感じる、
このブログでシェアしてなかった……というものを貼っておきます。

お気に入りマイリストに入れておいた動画が、up主に削除されていて、
あぁあ……!
と、さみしい気持ちになることも少なからずあったので、
こういうのは、あるうちにシェアしておいたほうが良いのだと、肝に銘じた。

最近のものから過去へさかのぼる時系列です。

【MMD刀剣乱舞】審神者3周年記念
https://nico.ms/sm34583838


何度も見てもまた見たくなる。硬派。とても好き。
敵の得物も、歌仙兼定も刀がちゃんと重いのが伝わってくる。
にもかかわらずキレがあってとても良い。

【MMD刀剣乱舞】不意打ちログイン
https://nico.ms/sm31114269


日常系ではこれが大好き。
刀剣乱舞の審神者やってて、これが嫌いな人っていないんじゃないか?

【MMD刀剣乱舞】三条あかかくし※サムネ変更
https://nico.ms/sm26526451


美しくて不気味です。
当時わが本丸には三日月も小狐丸もいなかったので、
このMMDを見て、三条派は本当は超怖いんだな……と思っていた。
「強い=怖い」だと。
花丸で「強いとは優しい」を前面に出してくるとは思わなかった、三日月宗近。

【MMD刀剣乱舞】書の魔剣男士
https://nico.ms/sm25762570


曲の主題と、刀剣乱舞の主題がベストマッチ。
最後のオチの一コマへ向かう疾走感と、温度差がすごかった。


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復刻地図帳・昭和25年版 [最近のお気に入り]

ギュッとエネルギーが凝縮・発散していたラルクのアリーナツアーについて書きたくて、
色々うずうずしているけれども、少し落ち着いて考えをまとめてからだ……。
今はネタバレは差し控えねばならないし……。
書けることは、さいたまスーパーアリーナだからこそという部分であろうか……
と思ってグツグツ熱気が煮立ったままいるのも何なので、全然関係ないことを書く。
ラルクについては昨日のブログに、追記の形でアップするつもりでいる。

近頃、『昭和25年版 復刻版地図帳』というのをゲットして、
日がな、寝る前にちょこっとずつ眺めては楽しんでいるのだが、
見れば見るほど、ここ掘れわんわん掘り下げ場所満載な、情報どっさりお宝本なのである。

ちなみに私は方向音痴なだけあって、地図とか地理とか、かなり疎い。
学生時代には地図帳とか白地図とか、うんざりしていたものだが、
この昭和25年当時の『中学校社会科地図帳』
図解とともに文字情報が多いのだ。

たとえば日本都道府県の「寄生虫保有者数」
1946年(昭和21年)時点のデータをもとにしてある分布図で、
北海道は例外的にデータなし。
また愛媛は昭和19年、和歌山・広島・鹿児島は昭和20年の戦時中データをもとにしている、
その図表によると、山梨が群を抜いて多いのである。
次に新潟。

地図帳には「寄生虫保有者数』としかない。
はて。
戦時中や戦後直後の寄生虫……?
汲み取り式が原因だと仮定したところで、当時のトイレ環境は主にどこであっても汲み取り式だし、
GHQがシラミ駆除のためにDDTをまいたというのは良く聞くが、
だったら山梨と新潟だけ飛びぬけて多いというのは、奇妙である。
この寄生虫って……?

環境……環境だとすると……
ここまでデータで突出して顕著ならば、その寄生虫が原因で病気になってるはずなんだけど。
ツツガムシ病?

ツツガムシについてググってみる。
……ビンゴ。

ツツガムシがダニの一種であるとは知りませんでした。
昨今、注意喚起されているマダニとライム病に似ている(というか同類)なんですね、ツツガムシ病。

かつては山梨、新潟、秋田の風土病だったツツガムシ病(リケッチア症)。
今は撲滅されたんだよね……と思ってさらにググったら、全然そんなことはなかった。
もちろん、激減してはいる。
が、撲滅とかはしてないんだな……。

あれ……でもなんか撲滅したやつがあったような。
Wikipediaで「秀逸な記事」に選ばれているやつだよ、あのええと……
地方病(日本住血吸虫症)だ……!

山梨県で長きにわたって闘って、撲滅した病気だったんですね。
(山梨だけに限らず、ほかにも何ヵ所か流行地域があったのだが。)
どうりで、この復刻版地図帳で山梨だけ飛びぬけていたわけだった。
寄生虫保有者数と題せば、
当時はそれがツツガムシや日本住血吸虫であるというのが、常識だったのかもしれない。

他にもたとえば、昭和22年時点のデータを基にした、
日本の結核死亡者数の分布図。
圧倒的に死亡者数が多い地方が、福岡、島根、京都。
次いで山口、大阪と北海道。

さきほど寄生虫のところでは最多だった山梨ですが、
結核死亡者数に関しては、唯一、最も少ない地域である。

なぜこんなに歴然と地域差があるのか。
山梨が結核死亡者数が少ない理由はなんとなく想像がつく。
やはり空気が綺麗だからだろう。

大きな工場や炭坑などがあって、大気汚染がひどいと肺の病が悪化するわけだけれども、
これは喘息とかのほうが直接的に影響がありそうな……。
呼吸器に疾患をかかえていると、
肺結核になったときに死に至りやすいのは、勿論なのだが。
結核すなわち肺結核とも限らないし、
当時の北海道は無医村率がダントツでもあるので、複合的な要因もあろう。
これに関しては、いまだに当時の地域差の理由が、私には今一つはっきり言い当てられない。

道路の国道舗装率なんかも載っていて、
当時は6%が舗装、94%が舗装されていないんです、日本。
対して当時のアメリカのグラフが載っているんですが、
アメリカは35%舗装されていて、65%が未舗装です。
あんなに国土が広いのにだ!
そりゃ負けるよ日本、戦争負けるよ……。

山梨の寄生虫が減った大きな理由の一つに、
舗装路にしたからだというのが、ウィキペディアに載ってたよ……。

しかし最近では日本中どこもかしこも舗装路にしまくったせいで、
遊水地が激減して洪水が起きたり、ヒートアイランドが加速している一端も無くはない。
時代を感じる……。
現代はバランス感覚が問われる……。

私がアメリカに留学した時に感じたのは、
アメリカは道路整備があんまりなってないな……であり、
道は古く、ひび割れが結構あった。
日本に帰国するたびに「道路がきれい! 舗装路が新品で黒々としている!」
と感じいった。

戦後日本で、田中角栄が国道を新潟に引っ張って、
道路を舗装しまくったから首相になったんだとかいうのは、
当時の日本においては切実なるところだったんだろうなあ……。
ナチスがアウトバーンを作ったから政権を取ったというのも、
語弊はあるが一理あったんだろう……おそらくは。

復刻地図帳では、
現ロシアがソヴィエト連邦
(ソビエトではなくソヴィエト表記なところが大変好ましい)なのは勿論のこと、
まだ南北に分断されていない朝鮮エリアは「ハーヌ民国」
韓民国の原語読みに寄せた表記かと思われる。

チョンホワ民国とあるのは中華民国のことで、こちらも原語読みに寄せた表記かと。
揚子江(ようすこう)は、「ヤンツー川(揚子江)」と書かれていて、
こちらもなるべく原語の発音に即した表記になっている。

「B」と「V」の使い分けが明確で、
ベルギー、ヴェニス、ヴェネズェラ。
日本人がRとLの区別の次に苦手な、BだったかVだったか問題をすんなり解決。
日本語の時点でBとVが分かっていれば、そのほうがずっと楽だからね!

昨年、地名のヴ表記をなくすと外務省が発表し、
→参照:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/15156.html
「は?」

そう憤った私としては、
こちら昭和25年当時の、義務教育中学生用の地図帳のほうが、
よほど進歩的で、教養として確かなものに映る部分が多い。

国名からヴ表記が消えるからといって、
全てのヴ表記が消えると決まってはいないが(人名とかもありますしね)、
私は固有名詞以外でも、ヴ表記できるものは、なるべくヴ表記したい。
たとえば、ライブと書かずに、ライヴと書きたい。
日本語表記でもVとBの区別ができるものは、したほうが良いと思っている。

でもたとえばVideoのことをヴィデオと書かずにビデオと書くのは、
ビデオは、もはやカタカナ外来語──つまり日本語として、あまりにも定着しているからです。
ヴィデオってビデオだと思えないもんね。
volleyballもヴァレーボールでなくバレーボールとしてあまりにも定着してるからであって。
でもスポーツの「バレー」と書いてあるとき一瞬かならず、
バレーボールか、踊りのバレエ(ballet)なのかいつもわからなくなるので、
普及時点でなぜvolleyballをヴァレーボールと表記してくれなかったのだ……と思う。

ヴでも通じる、むしろヴのほうが通じる、という言葉は積極的に、
ヴ表記でいきたいよなあ……。

復刻地図帳には、世界の主な国の出生率と死亡率もグラフになっていて、
1948年(昭和23年)のデータをもとにした出生率ランキングでは、
1位日本
2位チリー
3位インド
4位オランダ
5位アメリカ合衆国
6位オーストラリア
7位イタリア
8位フランス
となっています。

死亡率は1位メキシコ、2位インド、3位チリー、
4位日本、5位ベルギー、6位フランス、
7位アメリカ合衆国、8位イギリスです。

こうしてみると長寿国になったのは日本の悲願だし、
思うに昨今、少子化少子化と叫ばれていますが、
むしろ戦後直後、いわゆる団塊の世代の日本の出生率が異常に高すぎなんでは?

戦後で食べ物が全然なく、浮浪児や餓死者も続々出ていた時代に、
世界の主な国で、日本が一番出生率が高いってさ……。
むしろそっちのが異常事態でしょう。
そのイレギュラーのまま突っ走ってきすぎたのでは?

「最早かつてのように人手が有り余っていた時代とは違うのだ。
これからは人手こそを大切にする時代にしなくては、世の中が成り立たなくなる」
と言う説にも、残念ながら私は懐疑的にならざるをえない。

戦時中の最も人手が足りない時代にだって、
特攻隊や玉砕で、人手の無駄遣いでしかない所業をしまくったのが日本だから。
あそこまで追い詰められても人手を無駄遣いしたのだ……。
もったいないがモットーの国などと一時期、もてはやされたりもしたけど、
もったいないのが人ではなくて、むしろ口減らしという方向に行きがちなのだ。
だから程度を越えると、世知辛くなるだけなのが、日本の気風としてある気がしている。

「新聞ができるまで」という項目で、
電話、ラジオ、現場出張、自動車などと同じ連絡手段のトップに、
はと
──が、あるのが可愛いです。

江戸川乱歩の小林少年が伝書鳩を緊急時の連絡に使うため、
かばんにひっそり隠し持っていて、ピンチの時にそっと語りかけるのが、
子供心にものすごくうらやましくて、憧れだった。
窓の外に放つのが超絶ハラハラドキドキしたんだけれども、
あれはひょっとすると別段そこまで特別感はなくて、
今でいうと、携帯の電波が~
くらいの扱いだったんだろうか。


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意外と知っている曲(チェロ) [最近のお気に入り]

趣味でチェロを習っているのだが、
チェロを習っていて、チェロがけっこう好き~(楽器自体も、チェロ音楽もチェロの音色も)
ということを話題にすると、
──チェロってどんな曲があるの?
──何を弾くの?
……みたいな話題に当然なっていく。たいていうまく説明できない。
曲名自体が通じにくい。

チェロという楽器を知らない人に会ったことはない。まず居ないですよね。
『セロ弾きのゴーシュ』という童話を宮沢賢治が書いているくらい、
相当、昔から日本でもなじみ深い、知名度満点の楽器である。
そのいっぽうで、
チェロの曲ってとくに知らない……
というリアクションをする人が少なくはない。

で、「えと、こういう曲とかが……」と説明をしようとするも、
わたしの歌う謎メロディー、
らーらーらー らーらーらー ちゃーララー
(ちなみにこれはサン・サーンスの『白鳥』のつもりである)
とかで、まずもってスムーズには通じないのだった。
だから私も心が折れる手前で、すんなり諦める。

だって単純に相手をますます困惑させるいっぽうですし、
わたしの微妙に恥ずかしい空回り具合も、次第にいたたなまれなくなってきますし、
話もどこにも進みようがない。あ、これ誰も得しないやつじゃん?

でも今の時代、有難いことにYoutubeたるものが、ある!
しかも全世界、各国の名だたるチェリストが自ら公式に、
あるいは所属レコードレーベルなどを介して公式に、
ばんっばんライヴやコンサートなどをアップしているのだ。
贅沢!

同じお馴染みの曲であっても、
本当に驚くほどテンポや曲のインタープリテーションがみんな違っていたりする。
それらを聞き比べながら、
……これが良い~
……この曲はこの人の、ここの部分がすごい好み~
とかやってると、本当にあっという間に時間が過ぎていきます。ええ。
ニコニコ動画となんら変わらん。

というわけで、
チェロの有名な曲、
……みんな実は知っている──曲名と曲が結びついていないだけで、まず一度は聞いたことがある、
……発表会では、これらの曲を弾けるようになりたくて、皆、がんばるのだという人気曲、
……圧倒的難易度だが、チェロの音色、チェロという楽器をこうも弾きこなすチェリストに乾杯!
みたいな名曲を、私が独断と偏見で選んで、リストアップしておきます。
厳選です。

共通言語として、これらの曲が通じると大変、嬉しいし、
超有名なだけあって、老若男女、人種や民族を問わず誰にとっても響く曲が多いはずだから、
皆さん、聞いてみてほしい。
ちなみに私が現時点で弾けるのは、この中ではサン・サーンスの『白鳥』だけです。

いつか近いうちに必ず弾けるようになりたい曲もあれば、
なんらかの諸事情……吸血鬼になるなどして、不老長寿にでもならぬかぎり、
今のままでは、おそらく一生弾けるようにはならないのでは……?
という曲もある。

なお、超ざっくりな基礎知識として。
チェロは、F字孔寄り(正確には駒寄りというか……)で弦を押さえるほどに、
音がとりにくく、弾きにくくなります。
F字孔寄りの弦を多く押さえなくてはならない曲ほど、
概して「難易度高め」になります。

また、重音(複数の弦を同時に押さえる。ピアノで言う和音のような……)は難しい。
単純にいって、複数の弦を同時に押さえ、その複数の弦を同時に弓で均等にかき鳴らすのは、
力がより必要になりますし。
かといい力わざだけでは音が割れるし、
複数の音の音程が、わずかずれるだけで顕著に気持ちの悪い響きになりかねないので、
重音につぐ重音といった曲は、「難易度が超高い」です。

サン・サーンス『白鳥』

https://youtu.be/3qrKjywjo7Q
Yo-Yo Ma, Kathryn Stott - The Swan (Saint-Saëns)
ヨーヨーマ演奏。
馥郁とした音色というのは、まさにこういうチェロ。

フォーレ『夢のあとに』

https://youtu.be/WqY3yyckcvI
FAURÉ "Après un rêve" - Maxime GRIZARD - 1er prix de violoncelle 10-13 ans FLAME (et Prodige 2017)

子供用のチェロ(?)で、
パイプ椅子に腰かけて、半ズボンで、
(チェロって、太ももで楽器のとんがってる部分とかを押さえて弾くんで、生足だと絶対に跡がつく)
立派に弾いちゃうのか君は、である。

なお私が、フォーレ『夢のあとに』を初めて聞いたのは、
『北の国から’95 秘密』でした。

蛍がすごい年上の医者(妻子持ち)と不倫して、雪深い寒村にかけおちして、
その時のことを打ち明けるときに、この曲が流れるんですよね。
「すっごく評判の悪い先生……でもチェロを弾くのよ……」とか言ってね。
燃え盛る暖炉の前に、たしかチェロが置いてある回想で、この曲が流れる。

自分の息子よりも若いような看護婦(蛍)に手を出し、妻子を捨てて駆け落ちして、
無医村まで落ちのびてきて、貴重な医者なのに「評判の悪い先生」であると称されるという、
まあ、ろくでもない身持ちの悪い奴に決まっているのだが。

ここで、この曲が流れつつの「チェロを弾くのよ……」
で、とたんに見どころのある男に思えてしまう魔法。

きっと誤解されがちだけど、蛍が、申し分のない彼氏(緒方直人)を捨て、
倫理観をも捨てて駆けおちしちゃう、
そんな魅力を兼ね備えた男に違いないのだ……
だって、より雪深い場所へと若い看護婦と駆けおちするのに、
チェロ一つを大事に抱えて逃げるんだぜ……
と、むりやり視聴者を納得させてしまうのは、全てこの曲の力なのであった。
(その医者とやらが実際に登場するシーンは、ついぞないのだから、なおのこと。)

同じ『夢のあとに』を、こちらのチェリストの演奏でも、どうぞ。


https://youtu.be/Xdjosc8HIhI
Sheku Kanneh-Mason - Fauré: Après un rêve for cello & piano

こちらのチェリストは英国のロイヤルウェディングで演奏して、一躍、世界的に有名に。
チェロ界隈では無論その前から注目されていた実力の持ち主。
前述の少年がなにしろ、もろ少年なんで、一方こちらはすごい大人に見えますが、
彼は1999年生まれなので、相当に若手です。

ラフマニノフ『ヴォカリーズ』

https://youtu.be/PGIZfsKvKgU
S. Rachmaninov - «Vocalise». Narek Hakhnazaryan

この曲は通して聴くと、
後半の曲の締めかた(この動画だと4:16~あたりから)が、
いわゆる「エモい」旋律です。

次も同じくヴォカリーズですが、こちらは電子チェロでの演奏。


https://youtu.be/SVyza9jzw18
Luka Sulic - Rachmaninov Vocalise

ヴォカリーズについては、こちらの演奏が電子チェロにもかかわらず、
私は一番好きかもしれない。
とてもエモい。
「エモい」といういい方は本来あまり好きではないんだが、
この曲の場合、とくに後半が本当にとてもエモい。
(むろんチェロの先生は、エモいなどという言葉は一言も絶対に発しない)

弾いているチェリストは、皆さん御存知、有名な2CELLOSのうちの一人。

ポッパー『コンチェルト・ポロネーズ 作品14』

https://youtu.be/Fk6zQvjzli0
Nana - ポッパー:コンチェルト・ポロネーズ 作品14(ライヴ)

演奏しているNanaは欧陽菲菲(Love is Overの歌手)の姪っ子です。

華やかで情熱的でみずみずしく、アップテンポで切れのある弾きかたなのが、好きです。
山場部分で映像が終わるので、切れないVer.はこちら→https://youtu.be/3LXZfWMtorM

フォーレ『エレジー』

https://youtu.be/5kpPq0ITOs0
Luka Sulic - Elegy (Fauré)

ドラマチック。
こちら演奏者は前述の、大人気・2CELLOSの一人のわけですが、
2CELLOSってさ、パフォーマンスの派手さばかりが前に出て、
正直、あんまり好きではないというかさ、(カッコいいだけじゃん、かっこいいけどな!)
……大体、弓をぼっさぼさにしたまま、
いかに激しく弾いて弓毛を切ったかを競うようなのって、結構ありえないんですけど。
……と思うところも、なくはなかったのだが。

彼の正統派のこのチェロの演奏を聴いて、一気に悔い改めた。心の中で土下座した。

サラサーテ『ツィゴイネルワイゼン』

https://youtu.be/eBPIXiBTjDM
Luka Sulic - Gypsy Airs (Concert for Japan)

従来、ヴァイオリンで演奏される曲。
ヴァイオリンだとむっちゃくちゃ高音で、時に奥歯が痛くなりそうなほどキンキンな演奏もあるため、
個人的にチェロだと、すみずみまでじっくり聴きこめる気がします。
骨太で、懐が深い響きに。

後半になるにつれて、カメラワークが本当に最悪で
(なんで演奏の山場の超絶技巧で、伴奏や観客ばっかり撮ってるの)
(20秒ごとにカメラを切り替えないと死ぬの?)
スケートで例えるなら、4回転ジャンプの着地の瞬間や、
ストレートラインステップの最中に、観客と解説者ばっかり撮ってるようなもんで。
Youtube上でも、英語で書かれた苦情が世界各国から、ものすごい。
演奏が素晴らしいだけに、悔やまれる。
(なおこちらは、日本の311の震災の折に、日本のために催されたコンサートのようです。)

ジャゾット『アルビノーニのアダージオ』

https://youtu.be/kn1gcjuhlhg
HAUSER - Adagio (Albinoni)

弾いている人は、2CELLOSのうちの、前述とは別の、もう一人のほうです。
2CELLOSってさー(中略)
なんだかんだで(中略)
この正統派のチェロの、渾身の演奏を聴いて、
心の中でただただ、ひれ伏した。表現力が圧倒的。

この曲はクラシカルな系譜にあるものの、実際のところ発表されたのは1958年と、
第二次大戦後。
この手の音楽にしては、新しい曲のうちに入るのでは。

もう少しリストアップしたい曲があるのだが、
長くなりすぎるので今回はひとまずこのあたりで。

いずれ、洋画で印象的に使われていたチェロの名曲もいくつか、
リストアップしたいと思っています。


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ゲーム審神者歴も四年半を過ぎ、ますます [最近のお気に入り]

こちら友人のブログ経由で知りました。楽しい。

【MMD刀剣乱舞】響喜乱舞【多キャラ】

https://www.nicovideo.jp/watch/sm35078296

全ての刀剣の組み合わせの妙が見事。
あの組み合わせ、この組み合わせ、いずれもほぼ網羅されていて、素敵。
最古の刀から順に時系列に登場しだすところも、
一緒に踊る刀剣のグループ分けのしかた、舞台演出も、いちいち意味や配慮が滲み出ています。

人生ならぬ刃生にとってのアイコニックモーメントが要所要所、
随所に配置されてもいて、わかってらっしゃる、実にわかっていらっしゃる……。

中盤になると、私好みの暗いシーンも多くなり、
そうだよね……彼ら、刀の付喪神であって、
実際に自身の刀身で、人や化物を斬ったか否かは置いといても、
殺しの道具のアイコンだったんだから、ただキラキラしいだけではいられないよね……。

そんなところもちゃんと表現されていて、
でも基本は賑やかで楽しい路線を見失わないのが、とっても刀剣乱舞らしいです。

これだけの刀剣男士を実際に味方にできたら、
審神者たるあるじは、結構な力を持っているよなあ。
采配次第では、なまじのマフィアよりは強くなれそう。
時代を越えた知恵の権化でもありますしね、刀剣男士って。
(なのに一周回っておおらかすぎて、ちょっと馬鹿っぽい、人知をそこはかとなく超えた言動も和む。)

力はあるけど、空母とか爆撃機とかを相手にする戦争は絶対できない……
世界征服とか〇〇の覇者とか全国統治とかならない、この微妙な匙加減の設定も、
少なくとも私がソーシャルゲームで長続きしている理由の一つな気がします。

いっぽうこちらは、上の動画とは全く趣が正反対のとうらぶ動画。
(動画というか紙芝居的な。)
ちょっと沈んでいる時など、この動画を見ると、とりあえずなんか気分が上がる。
見るほどに味わいが深くなるスルメ動画である。

【MMD刀剣乱舞】超難の苦無強すぎくない?

https://www.nicovideo.jp/watch/sm32475085

ゲーム中で実際、本当にこんな感じだったなあ。
コミカルなテンポと会話が癖になります。
敵の襲撃を受けるあたりからの展開が妙にリアルで、不定期につい見る。

ゲーム上の太刀がみんな鳥目で、
夜目が利かず夜戦に向かない設定なのは、つくづく秀逸よなあと。
実際、鳥の名前の刀剣はみんな太刀だから、
暗がりで小回りが利かないこと以上に、謎の説得力があるんですよね。


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霜月騒動って刀剣乱舞がらみで最近知った [最近のお気に入り]


MMD刀剣乱舞】鶴丸国永は夢を見るか【再投稿】*
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34134651

この動画見ると、なんだか泣きたくなってくる……感動で。

鶴丸国永と髭切は、ものすごく折り合いが悪そうだと、
かねてより私は勝手に思っており、
お互いに折り合いがつかないのを把握しあって、
大人な感じに距離を取り合ってるなあ……と、いう気がしていた。

双方、白皙に金目、白い衣装の付喪神姿で登場する、古い現存太刀で、
鶴丸は和装で、髭切は洋装。
どっちも本心が今一つわかんない存在感を醸し出しているので、
似た者同士特有の、絶対反りが合わない感じがするのであった。
活撃でも接点ありそうなのに、絶対会話しないし目を合わせる場面ひとつなかったし、
花丸でも同様に……。

この動画を見て、猛烈に腑に落ちたのだった。
そうかそういうことか。

鶴丸国永とほかの刀剣との歴史的変遷を、
こうも情緒豊かにドラマチックに、かつ詩情溢れる繊細な空気感で、
せつせつと見せてくれるなんて。
ほんとに素敵な動画です。

髭切が(婉曲的に)鶴丸を墓から暴くところが、私の吸血鬼嗜好属性に、猛烈に来ますし。
この動画で、なぜ髭切が赤い布を纏いひきずっている場面があるのか、
その隠喩がわからなかったのだが、
髭切には「赤地の錦袋」にまつわる逸話があるんですね。
知らなかったー。

動画の後半、現在「御物」となっている面々と共に、鶴丸が展示されるあたりから、
ヴァーチャル現在(未来)の本丸になって、
因縁のある髭切もふくめ、離ればなれになっていた織田や伊達やらの刀剣と再会し、
縁側のほとりで目覚めるところで、涙腺がゆるみます。
きわめつけは過去のオーバーラップ。
付喪神(物と人の思いから育まれたもの)が、時代を超越していく感じが好きです。

*リンク切れを修正(2018/12/24)



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やはり紙でないと、紙もないと…… [最近のお気に入り]

無料配布の紙版も作った。

Calendar and Schedule (3~6月)
A4 2018 Calendar & Schedule中里友香作)*
Canvaの[>]をクリックするとスライドで見られます。

近日中にセブンのネットプリントに登録する予定です。
だってやはり紙が無いとストレスなのだ……紙にプリントアウトできると安心するのだ。

わたしの場合、中高生時代には見られても困らない範囲で授業中にせっせと落書きを……
ノートの端っこに、掛け網とか、名前のレタリングとか、MONO消しゴムのデッサンとかを……
しゃかしゃかと、よくしていました。

貧乏ゆすりは、お行儀が悪い。
けれども身体にとってはストレス解消等の健康効果がある。
同様に一見、些細な無駄、人に迷惑が掛からない程度の「地味な悪癖」って、
精神活動や創作活動において、
ガス抜きやブレインストーミングの役割として、ひそかに貢献している気がします。

きっちり書きこむ手帳も良いけど、
落書きもできる、紙の余白って大事だよ。
ルーズリーフに入れて使うことを想定しています。
あるいは冷蔵庫にマグネットで留めて、シフトとか習い事とかの類を書いておいて、
予定が済んだら、ひと月ごとに捨てられる感じかしら。

歩数計の記録とか、基礎体温とか、血圧とか、
真面目にデータを取るつもりはないけど、なんとなく把握しておきたい、
なんならざっくり折れ線グラフにしてみても良い、というような場合にも、使えるか。

罫線部分に透かし絵が入るタイプと、ないタイプ、
鉛筆書きだったら、わたしは透かしがなく、まっさらな罫線のみのほうが使いやすい。
ペン書きするなら、透かしがあるほうが、テンションが上がる。
どうだろうかと、両方つくってみました。

罫線の色を微妙に変えていたり、
間違い探しみたいなレベルで、微妙に細かい所を調整して変えていたりします。

先週になってようやく「グループ化」のやり方を知った。
技術レベルが+1上がった!
それまでは信じられないくらい原始的な手間のかかる方法で、
ちまちまと、いちいち日付を入れて、コンマ何ミリを調整しつつやり直して、
ああでもない、こうでもないと、こしらえていたよ……。

3月~6月までの4ヶ月分をまとめたカレンダーは、
なんでこの区切りなんだと思われそうですが、
大体、4ヶ月くらいのスパンで日程を見通したいし、
それ以上、長期になると、さすがに絵柄に飽きてくる。

又、1月とか4月とかの節目を過剰に意識して暮らしたくない気もするので。

日本に居るかぎり否応なく、
年末年始や、年度末、四月一日などは節目として過剰に意識するよう、
メディアや社会が出来あがっている気がします。
だから何も私までが、そこを意識して作らなくともいいじゃんか、と。

色やフォントをあれやこれやと試していたら、一つに絞れなくなり、
必要性とお好みで適宜、選んでもらえれば良いかな、と。

ウィリアム・モリスの「いちご泥棒」の壁紙や、
「カエルの王子さま」などのArthur Rackhamの挿絵の著作権が切れていて、
好きに使えるだなんて、本当に贅沢な話で、
これらの絵を見て、何かしら作ってみずにはいられなくなったというのが、
そもそもの発端として一つあります。

*All Rights Reserved.

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作業系は見入る [最近のお気に入り]

日本刀よりも身近かつ純然たる刃物感が強いので、
綺麗になるにつれて、怖くなってくる。


https://youtu.be/mUfK3iu7-N4
骨董品店で買った錆包丁を18時間手作業で研いだ結果

庖丁を古い柄から取り外すところで、見ていて滅茶苦茶ひやひやした……。
うっかり手が滑ったら、ざっくり行きそう、切腹しちゃいそう。
なぜもっと錆びまくった、なまくらな段階で取り外さなかったんだ……。
なんか色々とすごい。視聴回数もすごいですね。

「切れ味の良い刀で上手い人が介錯すると、ほとんど痛くない、斬られたとも気づかない」
と時代劇などで、よく目にするたび、
まあ鈍らで下手な人なら当然苦しいだろうけどねえ……(いくらなんでも言い過ぎでしょ)
と思っていましたが、
どんどん綺麗に研ぎこまれてくるにつれて、
本当なんだろうな……という気分にさせられます。

最終的に、金属ってすごいな! 青銅器時代とか習ったもんな……
という感覚に到達した。


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近々グラブルが進撃とコラボしてミカサが確定報酬っぽい [最近のお気に入り]

一箇月以上ブログを更新しないと身辺を問われ、生存の安否を気遣われるので、
最近わたしがニコニコ動画で「とりあえずマイリスト」に登録したMMDを、
上二つ(最近登録した順に)こちらにシェアしておくことにいたします。

ブログが放置気味だった理由はいくつかあるが、
ブログ更新に使っているFirefoxの字体が、
ついにGoogle Chromeや、IEで多用されているのと類似の、
横長に平べったい、まるっこい字体(メイリオ)がデフォルトになりまして。

更新のテンションがダダ下がり、放置していました。
(メイリオ、わたしには少々気持ち悪いというか居心地悪い……。)

〇【MMD刀剣乱舞】ぼくらはみんな意味不明【大典太光世】 (2:35)
http://nico.ms/sm31820567

大典太光世と前田家で共に過ごした前田藤四郎君の姿が、ちらほらとよぎるのと、
大典太さんの逸話にちなんだ、鳥がバサバサおちてくる場面にそそられて、
リストに登録した記憶が。
蔵にずっと仕舞われていた過去というのは、刀剣男士にしてみれば座敷牢なんだな……。

〇【人力文アル】送墓唄【小泉・若山】 (3:30)
http://nico.ms/sm32092880

こちら「人力」というボカロなんですね、人が歌ってるのかと聞きまごう部分が。
こういう世界観は好物です。
動画の小泉八雲と若山牧水は、うちでは全然育っていません。

文アルは、最近その分の時間をすべてグラブルに移行し、
島崎藤村、国木田独歩、高村光太郎、北原白秋、小林多喜二、太宰治、江戸川乱歩
このあたりがうちでは上位レベルですが、
『坊ちゃん』のステージ攻略中のままで止まっています。

グラブルの画面がサクサク進むいっぽう、文アルは画面が重すぎだし、
たとえば刀剣乱舞はクリックすると画面が切り替わるけれども、
文アルは、起動画面も、勝利画面も、文豪ボイスも、
クリックしても全く切り替えがきかないところが、扱いにくくて。
放置していたのですが、『斜陽』イベントで、久々にログインしました。

相変わらず私と運営との文豪に対する解釈違い、乖離具合が甚だしいが、
さすがに『斜陽』イベントは、やっとかないといけない気がした。
文豪の生原稿の画像も確認したかった。


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死闘 [最近のお気に入り]

ベルセルク2期、先日もにょもにょ言ってましたが、
「よっしゃ来た、行け!」という、久しぶりの熱い展開になってきて、たぎります。
ズサァッ!
斬魔刀を振り回し、敵をなぎ倒すガッツ超かっこいいよガッツ。
この作品が度重ねてアニメ化されるの、わかります。


https://youtu.be/2oH0TdVzTO0
Guts Vs Trolls - Berserk 2017

ということで、1期を軽くおさらいしよう。


https://youtu.be/0jiGOOBVxUk
Guts Vs Kushan Scouts Berserk 2016 HD

そもそも山賊だか敗残兵だか野盗だかに、
一般人が身ぐるみ剝がれて殺されたりしている略奪シーンに、
クシャーン兵が襲いかかってきて。
血で血を洗う戦い、いよいよ絶体絶命待ったなしかと思われたが……。
ガッツ登場。頼もしい本当に。


https://youtu.be/ijBi9sL38g4
Guts Vs Skeleton Wheels Berserk 2016 HD
1期のほうが、刀の重量感が伝わってくる気がするのは、気のせいかな……。


https://youtu.be/IZgxH8MJFno
Guts Saves Luca & Pepe Berserk 2016 HD

殺される奴らが種類は違えど頭のてっぺんからつま先まで一分の例外も無く、
もれなく極悪非道な悪党なこともあり、
胃の辺りに色々、不愉快な気持ちがわだかまっているときなど、
ガッツが敵を一刀両断する動画を見ると、胃薬よりもスカッとします。


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ふわっふわのもっこもこ [最近のお気に入り]

この雛祭り個人的に最高だし、同意する人、少なくないと思います。
https://twitter.com/TokyoZooNet_PR/status/837448420843401216/photo/1
東京ズーネット[公式]‏\ #ひな祭り /


事務連絡(本日は晴天なり) [最近のお気に入り]

本艦、本日無事帰投。
厳戒モードは解除。
漸次、通常モードに移行します。



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2017年の本命は [最近のお気に入り]


https://youtu.be/wq2yed0t0co
TVアニメ「活撃 刀剣乱舞」第2弾PV | 2017年7月放送開始

これは……楽しみだ……。
正式にタイトルも決まったんだな。
これは幕末組をやったあと、
戦国組とか平安組とか、ある程度いくらでも続けられるんでは?
やったじゃん……!

なお既にずいぶん前にTVCMでも流れた、おなじみの第一弾PVはこちら。
https://youtu.be/kCzgIORknv0
TVアニメ「刀剣乱舞(仮)」第1弾PV | 2017年放送

4月からは待望の進撃アニメの第二期も始まる。
(つかコミックもなんかもう大変な具合で、
これが胸を締めつけられる選択というやつだな……という衝撃を久しぶりに味わいましたよねえ……)

また、私の大好きな漫画『将国のアルタイル』もアニメ化されるらしい。
ワクワクが止まりません。

『将国のアルタイル』は、あの美麗な劇画を、アニメがどこまで再現できるのか。
当初はわりと軽くて甘めの勧善懲悪な路線だったのが、
どんどん過酷かつ面白くなって、読みごたえがある、
あの政治と歴史と地理と民俗と戦争との緩急、かけひきの痛快さ、ほろ苦さを、
アニメがどこまでやれるのか。
画集まで買って素敵な絵だなあと堪能している熱心なファンとしては、大丈夫かな……
と、若干、疑心暗鬼で待っています。
(アルタイルのアニメPVを見た感じだと、現時点では、漫画とイメージが何か違うんですよね。)
漫画が終わっていないし、アニメがやっつけ仕事で結末までやっちゃうことはなかろう。

アルタイル、魅力的な数々のキャラのキャスティングはイメージとかなりぴったりなので、
とりあえず今から視聴待機です。

2017年はアニメ視聴、待ち望んでいた本命が多くて、忙しくなりそう。


なお鍛刀小烏丸は我が本丸にもちろん来なかった [最近のお気に入り]

アニメ刀剣乱舞・花丸では、短刀キャラの幼さが強調されて、
のきなみこぞってみんな可愛い。無邪気の塊でほっこりする。
よきかな……よきかな……しきりなのですが、
ゲーム内の短刀はもっと何百年も存在してきた感、
己の刃で人を殺めたり守ったりしてきた矜持を全面的に出しているので、
そういう方面がちょっと懐かしくなった時にぴったりな動画。

左文字三兄弟はゲーム内でもキャラのタッチがほかの刀剣と比べて、やや異色なので、
最初はとっつきにくかったが……。

三兄弟の経験してきたものと目指すものが相反しまくっているので、
三者が膝を突き合わせると、角を突き合わせることになりかねず、
三者がそれをよく理解しているからこそ、
花だの、柿だの、本丸内での噂話だのの世間話に終始するしかない。
目指すものは違うけれど、お互いの在り方を尊び、相手をいとおしく思っているので、
あるいは寡黙になるしかない……といった感がほんと尊い。

実際には三者が抜刀するタイミングは絶対に異なるはずで、
だから三兄弟が抜刀してからの後半のシーンに、
おおおお!


【ニコニコ動画】【刀舞祭:出陣】左文字モノポリー【手描き】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29087946

絵のタッチが素敵で左文字愛に溢れてる。
そこはかとない中二っぽさが、良い意味で絶妙ではありませんか。
最後に蝶が蜘蛛の巣のしがらみに囚われるのが意味深。
そもそもこういう世界観が大好きだ。

動画が左文字愛にあふれてるのみならず、
コメントのおびただしいまでの左文字愛もすごい。
いちいち頸椎ヘルニア再発しそうな勢いで頷きたくなるものばかりだ。
(おもに――復讐を 権力を 平和を――のコメント)

ところで宗三左文字が抜刀して剣を振り切るときの、
右足の脛のポーズが個人的にグッとくるのは私だけなんだろうか。


インターミッション [最近のお気に入り]

亀甲貞宗を見に行ったよ~の続きを書く前に。

刀剣乱舞―花丸―アニメの本丸の様子を見て、
大変ほっこりしたあとで、何ですが、
ハロウィーンですので、今年もこの動画が恋しくなった。
(去年やたら見ていた。一年が早すぎる。)

ハロウィーン刀剣乱舞MMDだと、この動画が一番好きかもしれません。
刀剣の付喪神ゆえに、悪戯の度合いが洒落にならなそう……
お供え物がないと祟っちゃうぞ……的な、まがまがしさが。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm26746091
【MMD刀剣乱舞】鶴丸HappyHalloween
影があったりなかったり細部まで凝っていて、謎めいている。

動画後半の閉塞感が、
副葬品であった鶴丸国永(別名:陵丸とも)が墓暴きで地上に戻されたり、
神社に奉納されていたのを奪われたりしてきたという、彼の遍歴にぴったりで、
個人的にたまらない……のは私だけではないはずだ。
鶴丸国永って、他の刀剣男士たちと最もフランクに手広く仲良く接していながら、
存在感の価値観が反転ネガで、
他者を影としてしか認識していないような危うさを時々覚えます、私は。


2016年夏アニメの復習(備忘録的な) [最近のお気に入り]

当初は週6本くらい録画予約をしていたのだが、
最初から最後まで毎度、楽しみにして見終えたのは、
(以下順不同)
・モブサイコ100 
・ベルセルク(1期)
・テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(1期)

上記3本、すべて私としてはダークホース的な作品で、
とりあえず録画しとこう、キャストが豪華だし、
とか、
今さら漫画本を一から読むのは気合が要るからアニメで慣らして、
とか、
絵がきれいだから……
みたいなわりと軽率な理由で、
暇だったら見よっかな、くらいな心構えで見始めたのだった。良い意味で想定外の結果に。

反対に、かなり期待していたアニメが、
なんか合わない、時間が惜しい……。
と、視聴継続を断念する作品もあったりで、前情報から受ける印象なんてわからない。

面白かった3本は、蓋を開けてみたら、
超絶ゴアなダークファンタジーだったり、
剣とドラゴンと白魔術……スーパー王道ファンタジーだったり、
日常異能者学園ものかと思いきや……正統派SFサイコものであったりと、
よくも悪くも、自分の嗜好を目の当たりにする結果に。

自分の好きな分野の作品が、良い質と出来に恵まれることが、そうそうあるとも限らない。
ラッキーでした。

それからベルセルクのセルピコの声が、
聞き覚えがあるけど、思い出せない……
と、キャスティングを確かめて初めて、
(あ……うちの初期刀だ*……)
と、気づいたときの驚きよ。

*


即行マイリス [最近のお気に入り]

刀装発動の演出がかっこよく、ニトロみを感じる。
自軍側のメンツが、わが本丸の一推しカンスト組とかなり重なる(三日月がくる前はこんな感じ)、
対する演練相手のメンツがこれまたわが本丸推しカンスト組とかなり重なる、
まったく相手に不足なし、微妙な力バランスの駆け引きがもうほんとたまらん胸熱展開。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm29159939

「こいつら大阪城掘ってるんじゃないかな?」というコメントに激しく同意。
全員の「らしい」表情もさることながら、
戦闘中の三日月の軽やかでゆるぎない足の踏みこみかたとか目をみはる。

演練相手を見た瞬間におのおのが、あー手ごわいのに当たったぽくね?
という顔になって、相手側に「やぁ」って手を振ったりしてるところなど、
戦闘以外もエンディングまですみずみ至るところ心憎いです。


ニコニコとピクシブはもう見ないと決めてる……んだ [最近のお気に入り]


http://www.nicovideo.jp/watch/sm28141915

平野藤四郎は境遇も恵まれてるゆえ、これといった思い入れはなく、
ゲームのしょっぱな、前田藤四郎君と混同して連結錬結*してしまった口である。
前田君はマントと小鳥好きなところが可愛い。

その後なかなか平野君が来なかったので、入手するまでの間、
手を焼かせやがって、
くらいに思っていた。

歌詞の「冬はいいけど夏は嫌」を、豊臣側のいち兄(一期一振)が口ずさむと、
曲の解釈が根底から変わって、
これ……冬の陣はいいけど、大阪夏の陣はいやだって意味だ……。

そうしてみるとひとつひとつの「冬」と「夏」の語が重い。
場面に潜む世界観がいちいちやるせない。
平野君が背負ってる罪悪感が痛ましい。
何度目でも夏が疎ましいのか。

*連結と書いていたのですが、正しくは結←(⋆錬結です……)──(刀剣乱舞内用語)なので、修正しました。(2019/2/5)

⋆上記修正についての追記で「錬結」と書いたつもりだった……
一発変換できないので、鍛錬と打ってから「鍛」を消して「錬」を残したつもりでいたのに、
「錬」のほうを消してしまっていた……。
修正付記で更なる誤字って、お恥ずかしい。修正しました。(2019/10/6)



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看板に偽りなし [最近のお気に入り]

オンラインゲーム『刀剣乱舞』の呪われた相模国の審神者(初日組)でして、
当然のように三日月宗近・小狐丸の難民です。

ひょっとして、呪われた相模国と呼ばれているくらいだから、
三日月宗近と小狐丸が揃うと、相模では呪詛でも発動しちゃうのか。
……と、逆にワクワクしちゃうレベル。

それどころか長曽祢虎徹にも会えてませんし、
明石国行なんて、三条大橋の都市伝説なんじゃないのかしら。夢のまた夢。

わたしより数か月あとに刀剣乱舞の審神者をはじめた友人は、
早々に明石以外の全刀剣を入手していて、心、折れる私です。
友人は、長曽祢虎徹が4振もあるんですよ!

我が本丸で鍛刀して出た初めての大太刀は「じゃーん真打ち登場」の蛍丸だったので、
派手に戦ってくれる彼は数か月前に早々にカンストし、無敵。
(その後も蛍丸は3スロットすべてに精鋭兵を入れて、畑仕事の内番で偵察力をあげると、
大太刀なのに夜戦でも物ともしない活躍ぶりをみせます。)

おかげで審神者レベルと戦績ばかり着々と上がりはするが、肝心の刀剣は揃わないまま。

うちの本丸の刀剣受取箱は常時、100以上で、
一日せっせと刀解のノルマをこなしても、いたずらにあの人やこの人が増えるばかり。

当初は刀解をするのが非常に心痛んで、せめても錬結にいそしんでいたのですが、
もはや手持ちの刀剣全部がフルスペック満タンで錬結の意味がない。
新顔の刀剣がドロップしないから錬結する相手がない。
二振目を育ててみたりしているけど、徒労感がマックス……

近頃は、刀解になんの良心の呵責もともわなくなり、日課を機械的にこなせるように。
刀解率が高いのは、圧倒的に、カッカッの人(山伏国広)ですが、
歌仙兼定、和泉守兼定も、ドロップ率が非常に高いんで、
必然的に『輪るピングドラム』の「こどもブロイラー」状態ですりつぶす。

けっして嫌いな刀剣じゃないんだけど、
一推しってわけでもなかった二人なんですが、
そんな私が見ても、この動画は息を呑みました。
正統派のかっこよさ!

【MMD刀剣乱舞】 月陽-ツキアカリ- 【刀派 兼定】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26336944

(動画が若干、重いみたいなんで、すいてる時間帯に高画質で見るのがおすすめです。)

これは仮に刀剣乱舞を一ミリも知らない人にとっても、かっこよく見えると思う。

かたや雅を愛し、
かたや、かっこよくて強~い! 
兼定二人の、まさに刀剣乱舞の図が、看板に偽りなし。
この動画のup主の、目から耳に抜ける感じの美意識演出たるや。
いちぶのギャグもなく、闇落ちもない、
これっぽっちの、ほのぼのさもない。いちずにまっすぐなカッコよさ追求しています。

かたや細川の打刀で、
かたや土方歳三の太刀なので接点もない。
同胞意識とか薄そうな、ドライな距離感を保ってる感のある二人のとりあわせが、
後半になるにつれて殺気だって美的迫力を増すので、ほれぼれします。


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『世界のかわいい小鳥』 [最近のお気に入り]

このブログを読んでる人は、
私の作品を読んだことがある人が大半かと思うし
私の作品を読んだことがある人なら、
この作者ってば、小鳥大好きなんじゃないの、というのは薄々、勘付かれてるような気がする(小鳥だけじゃないけど)。
その中で、私の作品を好きなんだよと思ってくれる人がいるとするならば、
うち大半が、小鳥が嫌いなわけがあるまい、となから信じている。

つまり、このブログを読んでいる人は、小鳥好きであろうよ、
という強引な論法を組み立てた上で、
最近見つけたこの本が、思いのほか超お勧めです。

世界のかわいい小鳥 世界のかわいい小鳥

本屋で小鳥や仔猫の写真集があると、
ひととおり手にとって見てみる癖があるんですが、
ふーん……思ってたのと違う、いっぺん見ればもういいや、
であったりする。

なのにこれは何気なく期待もせずに手に取って頁をめくったら、たちまち離しがたく、家に連れて帰るよ! 買ってくるから!
となる小鳥好きにはたまらない一冊でした。
変ないい方ですが、外れ部分が全くない。小鳥好きのハートをがっちりホールドです。

家で何度も開いては、はぁ……溜息まじりにうっとり眺める。
先日は身内(←この人もそこそこ小鳥好きかと思われ)に自慢げに持参し、
「見る? どれがかわいい? どれが好き? ちなみにわたしは25pの青いエボシガラさんが一番かわいいと思う超好み。どの小鳥も超かわいいけど、あえていうならば! 72pと73pのソウシチョウさんも綺麗。美人!」
と、頼まれてもないのに語りだすレベル。
「このツバメ、飛行中に足を完璧に仕舞ってんのよ、飛びたったときと着地するときだけ足を出すんだよ、飛行機みたいなんだよ、すごいよねえ。んで小鳥の何がかわいいかって、軽さだよね。穂先に座ってんだよ、こんなやわやわな穂の上で、羽休めしてるんだよ。まじかわ……」

===以下ネタバレ===
巻末に、監修の人による小鳥談義がわずか載っているのですが、
「この中で一羽だけ種類の異なる小鳥が混じっています、どれかわかりますか」
という類の質問に、
「コゲラ!」
即答です。
(小鳥好きは多分みんなそう。)


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Ferris wheel [最近のお気に入り]

『残響のテロル』を、毎回正座待機で視聴しているんですが、
この観覧車には見覚えが!
チェ・ル・ノ・ブ・イ・リ!
……ではありませんか!?

第一回のプルトニウム強奪といい、
ナインとツエルブの「時間のなさ」といい、これは……!!!

と今回、目を瞠ったであります。

アテネ計画で、英才教育してた施設がチェルノブイリにあったんじゃ。
あすこチェルノブイリだよね……?

や、まだわかんない。
大体わたしこのブログで今までも、いろんな話の展開を予想してみて、
予想通りにストーリーが進んだこと、まずないし。

もしも《スピンクス》ことナインとツエルブがらみで誰か無実の人を巻きこんで殺したら、
その時点で二人の死がぜったい確定だと思うので、
とりあえず誰も死なせずに済むようにジリジリ見守っているのだが、
(地下鉄と飛行機は、まじで駄目かと思いましたよ)
生きてた記録も抹消されている、ナインとツエルブが死んでも、誰もなにも悼まない。
ただちょっぴり強くなったリサが、生き証人として、
二人のために泣いてあげる役目になりそうな予感しかしない。


《追記》……あ、よく見たらこれ……観覧車じゃなくて、
……アンテナ?
いや、べつによく見なくても、巨大なアンテナ?
電波研究所的なところではあるんだよな……巨大な鉄塔とアンテナと。
やだ、わたしったら///
チェルノブイリなんじゃ……と思ってたせいで、観覧車に見えたのね。



dig in [最近のお気に入り]


凛として時雨 『abnormalize(short ver.)』 http://youtu.be/n-4SVb8ZoIU

「凛として時雨」は、メンバーの一人が、
geek sleep sheep(ラルクのyukihiroがやってるバンド)に入っているので、
バンド名を知ってはいた。

わたしが知ってるくらいだから、
すごいメジャーなんだろう、と思っていたら、
知る人ぞ知る(……馴染みのない人には、とことん馴染みがない)というバンドらしいので、
ここにアップしておきます。
このYoutube、凛として時雨のオフィシャルチャンネルがアップしているものです。

かくいう私も、曲をちゃんと聞いたのは、このabnormalizeという曲が初めてで、
第一印象として、
「このひとたち、レディオ・ヘッドとか、MUSEとかの、
ブリットロック(……と、ひとくくりにしていいのか分からないが)
大好きそう……
歌い方とか、声の出しかたとか、曲調とか、歌詞とか、何から何まで、
すごく、……っぽい、それっぽい」
という感じで、つまりは好みなのだった。
1:16、1:27~32、2:20分あたりのギターがきゅんきゅん来ます。

この曲は、フジテレビのノイタミナ・アニメ「サイコパス」の主題歌だったようだけど、
そういうわけで、ひょっとしたらアニソンに偏見ある、洋楽好きの方々なども、
みんな聞いたらいいと思うよ。

3人メンバーのうち、2人男性で、1人女性です。
そう聞くと、あ、ボーカル女性でよくあるパターンね、
と思うかもしれませんが、
(ボーカル女性+男性2人の組み合わせに、問題があるわけではありませんよ)

ベーシストが女性です。(サブボーカルでもあり、ハーモニーボーカルを歌ったりもする)
その構図も、かっこいいです。

マイケル・ジャクソンのThis is ITで、
ギタリストが女性で、
かっけー……。
と思った時の感触に似ている。

今期、「東京喰種トーキョーグール」の主題歌も歌ってるのか。
俄然、「東京喰種トーキョーグール」に興味がわいてきたかも……どうしよう……。
録画の容量がいっぱいすぎて入りきるか……。

アニメ「東京喰種トーキョーグール」追記



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うぉわぁ! [最近のお気に入り]

は、羽生君、ショートプログラム完璧だ……!!!

フリーも楽しみだっ!!!

羽生選手、プルシェンコのスケートが好きなんだろうなあと思ってたら、
本当に目指してきてたそうですね。
プルシェンコが棄権したのが残念だったが……団体で金も獲れたし、腰を痛めて余儀なく諦めるしかない局面だったろうなあ……。

羽生選手は完璧な演技で、誰が見ても文句のつけようがないのは最早、疑う余地もないですね。
羽生結弦選手が四回転を危なげなく着氷したときキレイに眠気がふっとびました。

甘くない展開にもいろいろ [最近のお気に入り]

友人に、アニメ『進撃の巨人』をおすすめしたら
評判いいし面白そうだけど、巨人が気持ち悪すぎて、巨人にモザイクかかってたら見る……
「私的には巨人に○○○が無いのがもうとても受けつけられないの」
と言われ、納得せざるを得なかったのですが、
「巨人が出ない時もあるから……!」
とかいう無茶なフォローを入れました。

登場人物がいいとか、世界観がいいとか、立体起動のベルトがいいとか、
あちこちで言及されてるみたいだし、激しく同意なのですが、
やはり物語の展開のしかたと、
惜しみない芸の細かさ(しかしそうとは気づかせない、むしろ初見はざっくり案外大雑把に感じる)
そのつくりこみも好きです(ちなみにわたしは原作未読)。

第五話「初陣―トロスト区攻防戦①―」の録画を18分以降から6分ほど、
たぶん放映時から30回くらい見てるんですが、
今週もう第六話が放映し終えたとおもうので、以下ネタバレで語ります。

エレンが巨人に片足をばっくり食われて半死半生で気を失いかけてる時に、友人アルミンが襲われ、
同班の仲間も、ことごとく食われて残りはアルミンだけ、
そのとき主人公の朦朧とした意識に、
アルミンとのキラキラした幼馴染同士のやりとりが出てきます。
この少年ふたりの、夢見るやりとりが素朴すぎて、何度も見るにつけて泣きそうになるんですが、

おじいちゃんが隠し持ってた発禁本をエレンに見せにくるときアルミンの輝いている事といったら。
外の世界について書かれてる本で、

おい、憲兵団につかまっちまうぞ
そんなこと言ってる場合じゃないんだ! 海っていうところがあって、塩水なんだ
塩なんて宝の山じゃないか、商人がとりつくしちまうぞ
とりつくせないほど、海は広いんだ!

ざっくりこんな、やりとりなんだが、
場面の絵も美しいし、じわじわ流れ出す音楽も美しくて、
初見は、一気に地獄絵図と化しつつあった残酷場面との落差に、
きれいなシーンが、わざとらしくなく、清らかに、まずしみます。

で、アルミンが本の中身をエレンに逐一、

「炎の水。氷の大地。砂の雪原……きっと外の世界は……」

と説明する中身に、
数回見続けていくうち、ようやく意識が向きます(わたしは)。

炎の水って溶岩よね。
氷の大地は、北極で、
砂の雪原とは、砂漠であろう。

で、じんわり驚く。

壁の中の世界って、べつに単なる要塞都市で、巨人から身を守らねばならないし、
さほど劣悪な環境ではない。よくある欧州……ドイツとか、クロアチアのドブロブニクとかの風景に酷似だし、
さまざまに問題があるのは毎回、浮き彫りになってるが、
そこまで、歪とも思ってなかった。

溶岩とか、北極大陸とか、砂漠とかいう、
概念すらがないのか!

そもそもエレンが「海なんて、物語の中だけの、空想の話だろ」とかいうと思っていた。

「海?」

海という概念じたいに、んなわけあるかよ、まじかよ状態になってるわけで、
外の情報について書かれている本自体が、ことごとく発禁になってるのはわかるんだが、
徹底ぶりが半端ないぞ。

外の世界をシャットアウトするレベルでなく、
概念自体が根こそぎ消しさられている世界の背景には、
裏にどれだけすごい悪意と陰謀があるか、察しがつきます。

またアルミンがどんだけ異質で賢い子か。

なるほど『家畜の安寧、虚偽の繁栄、死せる餓狼の自由を!』だな……! 

だけど、悪意や陰謀を不穏に匂わす空気は、そのシーンにはみじんもない。
幼い少年二人が、外の世界を夢見てキラキラしている、
ともすればありきたりな思い出描写で、
二人の夢が、素朴で、我々からすれば当然であればあるほど、せつない、
ということに終始しているのが、芸が細いうえ、伏線が超絶自然。

食われつつあるアルミンを助けに、
主人公は、片足の膝下を食いちぎられて、もう無いのに、立ち上がり、
巨人の中に頭つっこんで手を差し伸べてアルミンを引っ張り出すにいたるわけですが、
その後の「こんなところで死ねるか、アルミン……おれは(以下略)」
の展開が実に『進撃の巨人』らしくて好き(ショックだけど好き)。

第一話の後半、ハンネスさんが顔色変えて戻ってくるところからの展開でも思ったけど、
実に、この作品独自の流れです。
よくある少年漫画だったら、
さんざんやられたあと、主人公は起死回生、発奮してなんとか事なきを得る。
(エレンは終始発奮しすぎで、駆逐駆逐しか言ってませんが)

あるいは、
『いどばた会議速報 脚本:虚淵玄の「進撃の巨人」にありがちな事』
というスレを見るにつけて、
Fateとか、マドマギとか、残酷・陰湿・鬱展開に定評のある虚淵玄氏が進撃の巨人を書いたとして、
スレでは「今とたいしてかわらないな」
というみんなの結論に至っていて、私も笑ったんですが、

虚淵玄だったら、死ぬのはアルミンですよ。
号泣するのはエレンです、きっと。
盛り上げるだけ盛り上げといて、エレンが助けに行くのに、アルミンがあっけなく食われると思う。
助けに行くのに、助けられない。

で、屋根の上で「うああああああああっーーーー!」って絶叫・号泣するのは主人公エレンだと。
だから残酷展開に、陰湿な後味の悪さが、ずううっーーと残る。
(それはそれで物語として病みつきになる効果がありますね・笑)

進撃は、主人公のエレンがもう無茶すぎる状態でアルミンを助けるので、
一種のカタルシスと感動が得られるのだ。が、
その直後ですよ、
主人公が、アルミンに手をさしのべて、アルミンも駆け寄るのに間に合わなく、
エレンは腕はぶったぎられるわ、巨人に食い殺されるわで、
想像以上に、最悪な事態になり、おいこれまだ第五話だぞ!

(たぶん生きてるはずだが。第二話時にフラッシュバックで父さんに変な注射されてたし)

その後も、消息一切不明で、主人公エレンは生きてる兆候がゼロのまま。
エレンはしばらくみんなの思い出の中にしかいない。徹底的に不在のまま物語が進んでます(そこらへんも異質)。はやく調査兵団、本格的に出てこないかな……。

残酷の緩急が怒涛のようで呆気にとられるけど、カタルシスもきちんとある、
(でもカタルシスは、更なる悪い前触れの伏線)
という展開が、甘くないけど、いまのところ今後がますます楽しみになります。


副題の入れ方 [最近のお気に入り]

アニメ『進撃の巨人』のなにが良いか私が書かなくともあちこちで目にするので、
ここはあまり言及されてると思われぬマニアックな点を一つ挙げると、
サブタイトルが、かっこいいです、というのがありますというか私的にツボ。
公式HPをチェックすると書いてない。
『その日』
とか、
『初陣』
とかシンプルなタイトルしか載ってないのだが、
実際のアニメでは各話タイトルに小さく副題が入っており。
―シガンシナ陥落②―
―トルスト区攻防戦①―
とかいうその硬派でひそやかで単刀直入なさじ加減が絶妙にて、
しびれます。

レトロで斬新 [最近のお気に入り]

アニメ『進撃の巨人』がとりあえずすごく面白い。
今週の第2話から見始めたのだが、余計なことを考える暇がなく、
リモコンをさわりもせず濃い30分があッつう間。

あらすじを聞いたときは、
どうせガンダムの焼き直しみたいな話なんでしょうよ、
ぷんすか!
と思っていたのだが、全然ちがった。

ナウシカ+グレンラガン+エヴァンゲリオン
みたいな世界観で、しかしもちろん、そのどれともちょっと違う。
(あとなんでだか『AKIRA』っぽさを彷彿とさせている気がするのだが、
AKIRAをほとんど覚えていない私は、なぜそう思うのか自分で謎だ。)

天敵の巨人が、基本的には、ただでかい凶暴で怪力なだけの全裸の人間なので、
人間が、のっそりとした、ばかでかい人間に食われることの気持ち悪さが生理的に相当、こたえつつ。

主人公がいまのところ、
心の折れない体育会系で、怒りに燃えて人一倍まっすぐで、
勝ッ気、とかく依怙地なところが今時むしろ珍しい。
もう……男の子ってばどっちに転んでも面倒くさいったら(笑)
と思っていたら、
ものすごく物わかりのよい少年と、
ものすごいシビアで情熱的な少女と、
三人一緒に思いつめて兵隊に志願。
これがしかも一分の隙もなく全面シリアスなストーリー展開なのだ。

最近よくあるアニメの傾向に、真っ向勝負を挑んでいる感じ。

レトロで大筋はある意味、王道なんだが、
レトロにしては……人間賛歌! 正義は勝つさ!
ではなくて、そこはやはり頽廃的なほどに暗い戦闘が待っている気がする。

とりあえず次回も見ます。


↑まだPVのようにこんな勇敢に戦うシーンまで至っていません。
今週はいわゆる少年編。
これからだな。

要塞都市の三重の壁に、
マリア、
ローゼ、
シーナ、
と女神の名前をつけているらしきOP設定が私的にツボ。

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祖母の名前も八重でした(←マジで) [最近のお気に入り]

大河ドラマにハマッたことって思い返すとほぼなくて、
(『坂の上の雲』は見ごたえがあったけど、
あれは大河ドラマといっていいのか微妙な線だ。)
初回から最終回まで、欠かさず見たおぼえはまずない。
それが、『八重の桜』は初回から正座で見る勢いです。

これまでのところまだ数回ですが、
BSで見たあと、二時間後に地上波で見て、
土曜日の再放送も見ている。
3回のうち一回でも見られないと録画しといてまた見てます。
カメラアングルが映画的で光線の入りかたがすごいきれいだ。

幕末から明治にかけては時代的にも好きなのだ。
それだけに、やれこうだの、ああだの思いいれもあって、
すぐに見るに耐えなくなってしまいがちなのだが、今回は熱心です。

つくりはかなり『はいからさんが通る』的な往年の少女マンガに通ずる馴染み深さがあるいっぽう、
(昔の少女漫画の主人公といったら、
ほぼ必ず木登りが得意で、武道にも長けて、頭が良くて、恋愛に対して猛烈天然だったよな)

往年の少女マンガが、男性社会の思考回路を
(いや、いくらなんでも男社会を舐めてねえか・・・・・・?)
という通り一遍の展開でこともなく一蹴し、

(ついでに女社会ってこうも卑屈・・・・・?)
と、極端に誇張した視野で突き進みがちなのに対して、
『八重の桜』は、そこらへんがきちんとしている。
創作と現代の世相と当時の時代と物語性とを、
うまいぐあいにバランスをとりつつ進むので、
さじ加減が絶妙で、見ごたえがあります。

おまけに、洋かぶれだったり、生意気だったり、わが道をゆきすぎたりして、
周囲から白い目を向けられつつも、
分かる人は分かってくれる!
という信念で進む主人公たちの話は、
個人的に相当、身にしみるのであーる。

子供のとき『風の谷のナウシカ』水彩画風ポスターを壁に飾っていたんだ [最近のお気に入り]

第2回アガサ・クリスティー賞贈賞式のとき、
鈴木康士氏装画の『カンパニュラの銀翼』の表紙絵が、ポスターになって会場に貼ってあり、
(欲しい)
と、気になっていたわたくしは、後日編集の方にお願いして、いただきました!

記念に保管・・・・・・と思っていたのだが、間近でみると、
これ、しまっとくのもったいないわ・・・・・。
会場では、人ごみと会場の広さゆえにさほど大きく感じなかったのですが、
間近で向き合うと立派。
さっそくA1サイズのポスター額縁を購入。本日届きました。

ところが、ポスターを額におさめて飾ろうとしたら、
壁面にぶらさげる、額縁の紐を固定する取っ掛かりの片っぽが、不良品なのですよ。
ひとつネジがとまってないんです。
12-11-22_001.jpg

だから、紐をかけるとすっこぬける。
12-11-22_003.jpg

ぬ!
ネジが落ちたあともない、もともとネジがねじこまれていた痕跡がない。
12-11-22_002.jpg

服のボタンみたいに、予備が入れてあればいいんだけど、見あたらない。
これ・・・・・明らかに不良品だからメーカーに言えば取り替えてもらえるよなあ
と、憂いながらも、
待てよ今からクレームを言って、引き取りにきてもらって、交換してもらって、また受け取って、
その手順を考えるだけで気が遠くなるわ、めんどくさ!

いーや、縦長に飾るんだから、横長に下げる用の金具は必要ない!
12-11-22_004.jpg
横長用の金具の一個から、ネジをキリキリと一本ひっこぬき、
必要な場所に、そのネジをムギュムギュとねじこんで装着。

12-11-22_006.jpg
飾りました。

テンション上がるわ!

(表面に反射していろいろが映りこむので、クリアな撮りかたができないのだが......)

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