2020年11月の文学フリマに申しこんであるのだが、
今年は新型コロナの問題があり、
各地の文学フリマ等が軒並みキャンセルになっていることを考えれば、
開催はなんとも不確かだ……。

無事に開催されたとしても、もしかして私自身が何らかの事情で行けなくなることもありうる。
「来年のことを言うと鬼が笑う」ともいうし、
あまり先んじて手を打っても……。
けっして来年の予定ではないのだが。

そう考えながらも、ポスターをせっせとこしらえてみたりしています。
べつに今回の文学フリマが無理だったとしても、
いつか開催されるときに、きっと使えるんじゃない?
と。

画面上で制作したものを、紙に印刷すると、
極端に彩度が落ちる……というか色が沈むケースがある。
こと赤や青は色味がけっこう変わる。印刷会社の力量にも相当、左右される。

仕上がりの色味を想定して作った後、
気になる部分は意識的に彩度を上げて、
画面上で見るにはちょっと明るすぎるか、派手すぎるか……という色味で、
今回、印刷所に頼んでみました。
A3サイズ(297×420mm)をためしに1部だけお試し注文。



ちなみに今回、パブリックドメインにあるArthur Rackhamの絵
(James Stephen作『Irish Fairy Tales』に用いられた口絵)をベースに、
黒十字やらロゴやらを配置して、ポスターに仕立てました。
『黒十字療養所出版部』のポスターのテーマとして、なにしろ絵柄がぴったりだから!

 そういえば以前私は、ネットプリント無料配布用にと、
 ブックカバーをせっせとこしらえていた時期がありました。
 最近うんともすんとも話題に出さなくなったのは、
 ネットプリントにアップロードできるファイルの重さには制限があり、
 こしらえたブックカバーデザインの大半を、思うようにアップロードできないことがわかったためです。
 どうりで……いろんな人がネットプリントでアクセス可能にしている配布物は、
 いずれも、シンプルですっきりしたデザインだったり、モノトーンだったりしたわけだ。
 事情があったのだ。
 企業はまた使える容量が違うんでしょうけど。

印刷所に頼むとなれば、どんなにファイルサイズが重くなろうが、
心置きなく気にせずに作れる点が、頼もしくありまして、仕上がったのがこちら。
私の写真が下手すぎるのは置いといて。



まずまず想定していた通りにいったかな……
フォト感熱紙だからか、思っていたほど赤色は沈まなかった。青は濁った。
(この印刷会社は青色を出すのが若干、苦手な感じもする……。)
こういうことは試行錯誤で実際にやってみて、勉強しておくに越したことはあるまい。

ラミネート加工したほうが良さそうだな……Kinko’s でやるか……。
Kinko'sはアメリカの会社で、カリフォルニアに居たときやたら見かけたもので、
日本でのクリーニング店くらいの感じで徒歩圏内にあったのだが、
いま身の回りで、近くにあるかな……。

このたび、ああでもない、こうでもないと色々と格闘中ですが、楽しくもあります。
今後のために製作過程全般を気楽に進められる方法も、模索中です。