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「精霊の守り人」殺陣アニメ [さ行]

ちょくちょく会う友人としょっちゅう話題に出るのは、NHKアニメ「精霊の守り人」、続きやってくんないかなー、である。つか最近はもう、優しい友人は私の毎度同じ繰り言を、静かに聴いてくれるだけになってきているけれど。

「精霊の守り人」は、いちおう見事に完結していて、ものすごく完成度が高かったので、あの完成度の高さが保たれないのならば、へんな続編ができても困るけど、原作の児童小説は守り人シリーズとしてまだ続きがあるようだから、見たいのである。NHKとしても自信のアニメなのか、BSでやってたのを、地上波教育テレビでやってみたり、かと思うと今BShiでまたまた再放送しているみたいだが、なんかいまいち知られてない。

設定も、人物造形も、物語も、声の演技も、音楽も、絵も、ここまで上質なのって滅多にないし、NHKがつくるアニメのなかではっきりいって群を抜いていると思うんだけど、たぶんあれよね、物語設定がめんどくさくて鬱陶しいのがキャッチーじゃないんだ。私も当初は、物語の番組紹介を見た時点で、めんどくさ。見るのやめよ、と即座に却下した。良い子むけ高品質アニメなんか見てられますか。……面白いよ? と友人に教えてもらわなかったら見ていなかったろう。

面白いお話にかぎってありがちなのが、設定がいささかややこしく、それについて説明されると胡散臭く、そこで説明を大幅にはしょると、ざっくりな粗筋では「ありがち」に聞こえ、今更いいよそんな話、だるいなあ、となるってこと。設定なんて実際に見たら子供だって余裕でわかる。そもそも子供が見てもすばらしく教訓のよろしい中身だし、難しくもないんだが、紹介するとき物語のあらすじとか、舞台の設定だのから語ると、精霊の守り人の場合、たぶん良くないんだ。

槍さばきのアクションがいい。
殺陣がスリリングなんだ。
物語、けっこう苛酷。
命の駆け引き、わりとしょっちゅう。
そのためには、しばしば相手を欺いていかなきゃならない。

そこらへんをアピールすると、NHK製作・良い子アニメとしてふさわしくないとか思っちゃうのか、強調されないのである。Youtubeをあさったらわかるけど、海外アニメファンやらは、その苛酷かつ華麗なアクションや槍使いにみんな正直に惹かれている。んで、見だすと話が良いの。

Seirei no moribito spear fight


Seirei no moribito spear fight 4


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