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『刀剣 もののふの心』展に行ってきた [た行]

14日木曜、野暮用で都心まで出たついで、六本木のサントリー美術館まで行ってきた。

東京は新型コロナの感染者数もぐんと減ってきていて、今がチャンスと出向いた目的は、
「刀剣 もののふの心」
サントリー美術館は六本木東京ミッドタウンにある。
ここに出向くのは実は私は初めてで。というかいつできたの東京ミッドタウン、知らんぞ。
ググってみたら、防衛庁本庁檜町庁舎跡地の再開発事業として、2007年3月30日に開業。

へー。最近こういうの多いですね。
オフィス街の中にショッピングモールとか企業とかマンションとかホテルとか医療施設、そして美術館などが入っている、ちょっとした国際空港チックな施設。
サントリー美術館は、かつては赤坂見附にあった。

個人的には、サントリー美術館ほどの美術館ならば、複合施設の中にあるより、別個の建物であってくれたほうが好きだ。
この手の複合施設の中に入っていると、広さや構造が初見では非常に把握しにくい。

アクセスは無類、良い。
この施設の存在意義すべてが、アクセスの良さに特化している。
私は本郷三丁目から丸の内線荻窪行きに乗車。
霞ヶ関で日比谷線の中目黒行きに乗り換え、六本木に。
8番出口から直通でサントリー美術館に到着。

本郷三丁目から一度も嫌などぎつい日光に当たらずに(雨ならば傘をさす必要もなく)、ロス時間がない。この手の駅直通の複合施設が、どんどんできるのは分かります。

ミッドタウンの施設内は全体的な空間の使い方、オブジェの質とかが、十年余前にスイスのチューリッヒ国際空港を利用した時を思い出させる雰囲気でした。
昨今、ユニバーサルレベルでどこも割となんか同じ感じなんだね……便利だけど……。

くわえて東京ミッドタウンは、とにかくスケルトン仕様なんですね。
エスカレーターも、ベルトコンベア部分を除いて手すりが全部スケルトン。
手入れが行き届いていて、ガラスが濁っている部分が全くなくぴっかぴか、特殊なガラスなのか反射もほとんどしないから、本当に何もないみたいに見える。

私はミモレ丈スカートの裏地の裾がちょっとめくれたので、エスカレーターに乗っている間、ちょっとかがんで裾のめくれを直した。
視線を感じ、見ると、はるか下の人が振り仰いで「何やってんだ」という目で見ていた。
はるか下からエスカレーターに乗っていて裾を直すのがまる見えなほどスケルトン。
ミニスカートの女子とかだと、大丈夫なんかな……?

私は高いところ大好きなお馬鹿さんですが、嫌な感じのめまいを引き起こしそうに、手すりも何もかもスケルトンで、鋭利で無機質な見晴らしが良すぎる造り。落ち着かなかった。
そんなこんなで東京ミッドタウンのガレリア3階サントリー美術館の受付に到着。
午後四時頃だった。

音声ガイド無しを選び、入場料1600円。
今回、音声ガイドを刀剣乱舞の骨喰藤四郎の中の人がやっているので興味はそそられた。
ただやはり自分のペースで展示を見たいのと、現在感染者数が減ってはいるものの、まだ新型コロナの感染に油断できない時勢であって、首から上に直接装着するものをレンタルするのに、抵抗感があった。

さてサントリー美術館に入りまして、展示品の写真撮影は禁止です。
入場口が非常に狭く、けっこう小さい?
……と思った目算が、誤りでした。
間口が狭いからわからなかったが、入ってみると、
……これは結構広い。
荷物を美術館のコインロッカーに預けなかったのは失敗した。

展示内容の中で、私のおもな目当ては、刀剣乱舞とコラボもしている、
・大覚寺の膝丸(別名・薄緑)、
・建勲神社の宗三左文字、
・豊国神社の骨喰藤四郎(委託所蔵元は京博)、
・京博の秋田藤四郎
です。

お初にお目にかかりますなのは、大覚寺の膝丸と、秋田藤四郎です。

私は刀剣乱舞の公式壁掛けカレンダー使っています。
今年の9月と10月は刀剣乱舞の膝丸のキャラと一緒に、膝丸の刀身が大きく載っているんですが、カレンダーの膝丸は箱根神社の膝丸(別名は薄緑丸)。
信仰の対象にもなっている刀剣なので、部外者がとやかく言うことは控えたいですが、正直カレンダーを見たときに、あれ、なんかこうもうちょっと……?

(箱根神社の膝丸/別名:薄緑丸は、一説によると江戸時代後期になってから膝丸と呼ばれるようになった刀とか。源氏の重宝膝丸の言い伝えを受け継ぐアイコンとして、人々に親しまれてきていると。)

では大覚寺の膝丸(別名:薄緑、重要文化財)は果たしてどんなだ。
膝丸は一つのショーケースに単身で島の位置に展示されていた。
裏も見られるスター展示。

単刀直入に言って、とても良かったです。

全体的に刀身が暗い色で、優雅かつ雄壮な腰の反りと伸びやかな姿で、すらっとしており、美しい以上に、身が締まってキリリとした感じで、かっこいい。
いわゆるこれが関西地方で言われる「シュッとしてる」の権化だな。

樋(ひ)が入っている。これが作成時の微妙なミス? 手癖?
樋がスーッと綺麗にくっきり一筋に入りきっていない。
樋の付け根から大きな拳一つぶんくらい、絶妙なカーブをうまくこなせずにハンドルを2~3回ほど切り返したみたいな、一直線の中にも重ね書きで書き足した補筆に似た跡が残っているのです。
優美に弧を描いた一直線になるはずの樋に、ズレかけたのを無理やり力技で軌道修正したみたいな跡が。
他が完璧な姿なので、微かな粗が目を引いた。
この樋の特徴のおかげで、美しいからこそ変哲もなく見えがちな刀剣の、大覚寺・膝丸として、確実に姿かたちを覚えられた。次は名札を見ずともわかるぞ。

宗三左文字とは今回、再会になります。
正直私には、江戸東京博物館・戦国時代展に来ていた時のほうが美しく映った。
信長が今川義元を討ち取った、戦利品としての証が、金象嵌で茎の部分に掘られている。
江戸博の時はその金象嵌が控えめに遠目にきらっと光って、合図されたように近づいてみると宗三左文字、だった。

今回は一つのショーケースに宗三左文字だけが入っており、これ見よがしなほどにライトアップされて、金の象嵌の茎部分がキラキラッに胡散臭いほど反射して光っている。
明らかにキラキラに光るように展示の角度をわざわざ調節して置いてある(と思う)。

刀の地肌をよく確かめたくも、刃の部分もライトアップを直に受けすぎていて反射して、わざとらしくキラキラしすぎで、じっくり眺めるのに不適切……。
キラキラだったので膝丸よりも、ちょっとした人だかりができていた。

https://twitter.com/sun_SMA/status/1440843362161070081/photo/1
こちらサントリー美術館のTwitter写真。
本当にこういう風に恥知らずなほどピッカピカに反射させて、悪趣味に見えた……。
(光らせておけば喜ぶだろうって、刀剣ファンが舐められているのか?)

骨喰藤四郎も特等席の個別展示。
こちらも私は江戸博・大関ヶ原展での時のほうが美しく思えた。
初めて骨喰に相見えた時、他の刀と一緒にずらっと並べられ、べた置きに近い状態で展示されていたと思う。
周囲の刀剣と比して別に大きくもないのに、抜きんでて目を惹いた。別格に綺麗で。
即座に目を奪われて、息を呑むほどだったんですけど、今回は単身ショーケースに入ってライトアップされているスター展示で、比較対象が間近にない。
となると、いささか刀身が脇差ゆえに太刀や打刀より小ぶりだから、やや物足りなく見えざるをえない……。

良かった点は、裏側が見られるところでした。
刀剣乱舞でもよく見える、龍の彫り物があるほうが表で。
裏側には役行者と思われる独特の姿が、表の彫り物と同じサイズくらいに掘られていました。その姿が、ちょっと怪しげでいかにも足利宝剣の名残をとどめる古めかしい意匠に思えた。

秋田藤四郎はやや離れた区画に展示されていた。
単独ショーケースに入ったスター展示の、膝丸──ややあって宗三左文字──骨喰藤四郎と来て、忘れた頃に出くわした。単独ショーケースに短刀が入っており、
「なんだろう、このみすぼらしい小さな刃物」
通り過ぎかけたけれども、いちおう近づいてみたら、秋田藤四郎だった。
本当に小ぶりで、正直に言えば、すごく貧相に見えるのだ。

同じ粟田口吉光の刀、藤四郎と呼ばれる短刀でも、東博にある厚藤四郎など立派なもので、怖いと思えるくらい分厚く勇壮、鎧通しの異名もなるほど然り。
それが秋田藤四郎は一見して同じ吉光の短刀だなんて到底、思いがたい。

吉光の短刀で他には包丁藤四郎を、骨喰藤四郎や蜻蛉切を見に行った江戸博・大関ヶ原展の折に、まだ包丁藤四郎は刀剣乱舞では実装されていなかった時分なので、さらりと見ていて、うろ覚えなものの、本当に包丁大だなと思った記憶がある。
その包丁藤四郎よりも、かなり小振り。

「折紙付き」の折紙なのかな、また仕舞われていた桐の箱なども一緒に展示されていて、大切に保管されてきた秋田藤四郎なのはよく伝わった。

江戸博に出張展示で髭切と並んで展示されたときに見た五虎退も、同じ粟田口の短刀で、あのサイズ感に少し似ているだろうか。
ただ、五虎退は地肌が綺麗で可憐な感じで品があると思ったが、秋田藤四郎は研ぎすぎて、すり減りまくっている。一見して使いこまれた道具の印象。
これが仮に一家の蔵から出てきても、折紙の書付や桐箱がなければ、うっかり処分しちゃいそう。

太刀や打刀など他の刀種と比べて、武士の短刀って、そんなしょっちゅう腹を召すわけでもないだろうし、然うそう使い減りするアイテムでもない気がする。
とすると、実際はわからないが……秋田藤四郎は持ち主に大事にされていて、頻繁に不必要なまでに研がれてきたのかもしれない……のかも?
持ち主が幽閉されて後年は病んでいた逸話も残っているし……。

何でも愛用されているものって一番ボロくなりやすく、端から見るとひょっとしたら一番みすぼらしく使い減りしているものが、えてして持ち主が一番大好きな物ですもんね。

今まで私が見てきた短刀は粟田口吉光に限らずとも、保存状態がたいそう良く、お姫様が輿入れで持参して代々受け継ぐ品なことも多いので、刀文も格別美しく、見栄えがした。
秋田君の使い減りした、か細さには、意表を突かれました。

今回のもののふの心展、刀剣乱舞に出てくる刀剣以外で特筆すべき展示は、
剣(つるぎ)の「無銘・附黒漆宝剣拵」
これが良かった。なかなか、あそこまで美しい存在感の品には巡り合えないです。

膝丸が展示されているショーケースよりもずっと手前、わりと入口近くにあり、正直わたしは剣には興味がないから通り過ぎかけたのに、美の迫力に当てられて素通りできなかった。
柄の部分、持ち手が三鈷杵(さんこしょ)になっていて、剣ですから両刃です。

刃の焼き入れの加減なんだろうか、黒真珠の光沢をうっすら帯びた感じの剣の地肌で、別格の綺麗振り。
国宝だった。やはりか。国宝は議論の余地がなく立派なものが多いですね。

4階から第一展示室で、3階に降りて行く構造です。
3階に豊後国行平の太刀が展示されており(八坂神社の重要文化財)、永青文庫の豊後国行平(国宝)とは違って、ややすり減ってはいるものの、姿・形・佇まいが優雅で白い刃の白刃振りが美しかった。
たぶん私は豊後国行平の刀剣の見目がかなり好きなんだ、と自覚した。

今回、拵えも見事なのが揃っていた。
黒漆拵の硬派なのもあれば、蒔絵の金沃(きんい)に螺鈿で模様が入っていたり。

金沃懸地有職文螺鈿象嵌鞘衛府太刀拵
これが来ていて、とてもきれいでした。
展示リストには有職文衛府太刀拵という作品名で載っているかと。

ゴテゴテと飾りすぎない品がありつつも、充分に華やかで。
なにより螺鈿細工その他もろもろの造りが丁寧で、本当に良い仕事振り。
下げ緒の一部分?に分厚く花の刺繍が入っていて、見るからに宝物です。
間近で見るほどに綺麗で、貼りつくようにガラスケースを覗きこんで鑑賞した。

美しい拵えに重たい刀剣を仕込んで帯刀していた武士は、さぞや優越感があったろうなあ。
むろん武器を持ち歩いているわけだから、自分を律する気持ち、身の引き締まる思いと優越感とが、交錯していただろう。

昨今では士農工商というのは明治以降に作られた概念で、江戸時代に身分制度としての士農工商は無かった(単純に職業の区分けにすぎない)と授業で習うらしい。事実、内職で傘張りをして刀剣を売り払い、見た目だけの竹光を差していた武士とかも、ざらにいたわけだから、そうなんだろう。

それでも常時、刀剣を持ち歩いていた武士は、やはりある種の事実上の特権を意識してはいただろう。人によっては窮していたにせよ、武士は食わねど高楊枝です。志高く自己を律し、鍛錬に励むことを認められている優越感はあっただろうと今回かなり思いました。

お武家って、精神に支障をきたした人間をすぐに座敷牢とかに閉じ込めるのが、本当に良くないと思うんですけど、人斬りや自害の心得を伝授されている上に、常に人斬り包丁を腰に差しているのだ。
「気×××に刃物」という言葉があったとおり、精神錯乱すると危なくて仕方がない取り合わせだから、座敷牢に直行というのも当時の安全対策ではあったのだろう……。

今回の「刀剣 もののふの心」展、たまに異様に状態の悪い刀が、宝剣や重要文化財・国宝の展示物と並んでポツポツと展示されており、そこは薄気味悪かった。
スーパーモデルがオートクチュールを着て、ポーズを付けて写真撮影をする中に、パジャマの傷痍兵が点滴を下げ、血に濡れた包帯を巻いて一緒に混じっていたら。
見ているほうは心配になるでしょう。
なぜ状態が悪く、どんな経緯と意図で一緒に並べたのかの説明が欲しかった。

もののふの心展、私が行ったときはかなり空いており、場所によってはガラガラでした。
最後に6F展望室にある刀剣乱舞のパネルの部分に行ったのですが、行列整理のベルトパーテーションレーンが長々と配置されているのが、
これ……兵(つわもの)どもが夢の跡みたいになってるけど……?

二日後の土曜には、行列でけっこう並ばないと入場ができなかったらしいです。
新型コロナの感染が下火になったとはいえ密は避けたい(そうでなくとも混んでいるのは普通に避けたい)し、時間帯を選べる人は、木曜午後四時頃がおすすめかもしれない。

もののふの心 パネルJPG.jpg

宗三さんと秋田君は極めた姿にしてやってほしかった。
(個人的にこの二振は極めた姿のほうが好きだ。)

寄り道とはいえ、不要不急の外出が久しぶりすぎで、ブログがあまりに長文になって自分でちょっとびっくりしてます。

「黒猫ギムナジウム新装版」進捗状況・表紙カバー [黒十字療養所出版部]

来たる11月の文フリ東京出店を断念したため、
「この日までに何がなんでも仕上げなければならない」
という縛りがなくなった。
だったら、もうちょっと表紙のカラーカバーのデザインに手を入れたいのだ……。
見れば見るほど、今一つなんか気に入らぬのよ……。

そんなわけで色々と直しました。

使っている素材に大差はないが、けっこう変えた。


中里友香による公開用:黒猫ギムナジウム表紙カバーupdated
*リンクをクリックすると拡大版で見られます。

https://www.canva.com/design/DAEtDpm4ESE/4KI4M6-faM6VjR0NXTvVzQ/view?utm_content=DAEtDpm4ESE&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=homepage_design_menu

こちらのほうが作品イメージや世界観に合っていて、気に入っています。
手を入れる前のカバーデザイン案は、初版時の講談社ボックスが外箱に丸窓二つ仕様だったデザインを何とか引き継ごうと、固執しすぎたせいで、バランスが変だった。

技術やセンスや使える素材など、私自身がやれる範囲内でしか提供できないけれども、それでもある程度、納得がいくところまで作りこめたかなと。微調整はまだ必要ですが、このデザインで決める予定です。

帯はまだ未定で模索中。
明るいイメージにしようか、シックな路線で行こうか。
いっそトレーシングペーパーの帯にしようか……。

トレペ帯は色の選択肢が少ない反面、おしゃれ感が増すので、個人的には好きなのです。
ただトレペ帯を作ってくれる印刷会社は、非常に少ない。
素材の性質上、サイズや使えるインクの色なども相当制限がある。
普通の帯と比して予算がけっこうかさむにもかかわらず、人によっては「なんか薄っぺらい安っぽい帯がついていたんだよね」と思うケースもあるみたいなんですよね。


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展開が雑 [た行]

固定電話に女性声のオートで世論調査?の電話がかかってきました。
「あなたは岸田内閣を支持しますか」
支持するは7を、支持しないは9を、わからないは0を押してください。

皆さんのところにも、かかってきたかもしれない。
私は0を押しました。
自民党岸田内閣発足は10月4日で、発足から一週間も経っていない。

この争点と、この争点と、この争点と、この争点について、今後どういう舵取りをしていくのか確かめてからでないと、支持も不支持も決めかねる……現時点では判断材料が少ない。
そう真面目に考え、投げやりなわけでも白紙投票的な意味もなく、0を押した。

当然私は「わからないを押した理由を教えてください」という質問が続くと思っていた。
──今後、支持するか支持しないかを決める判断材料になるのは、次の中のどれですか。
もっとも当てはまるものを3つまで答えてください──
……みたいな展開を期待していたんですよ。

「ありがとうございました、質問は以上です、電話を切ってください」
……ん?
冒頭で「全部で質問は9問です」と言ってなかった?

あー、そーなんだー。これは7番を押した人の中から、
「政策に期待できる」「人柄に好感を持てる」
などの項目があるだけなのでは?
あるいは9番を押した人の項目もあるかもしれない。
「政策に期待できない」「人柄に好感を持てない」とかの……。

これからきちんと支持するかしないか見極めたいと思っている者は、篩にかけて回答権を与えられないシステムなのか……。
それって非常に偏ったデータが世論として反映されませんか。

発足一週間足らずで支持とか不支持とか断言できるのって、関係者とか長年熱心に政治活動とかロビー活動をしてきた人とかでもない限り、むしろ頭からの決めつけ要素が高いではないか。

1クールアニメだって、大体みんな最低3話まで見てから決めるもんだ。
視聴を継続するか切るか。
判断材料に必要な最低限の話数ってのがある。
内閣発足から一週間足らずなんて、まだ予告PVとオープニングを見終わったくらいですよ。
キャスティングがあらかた発表になった時点で、1話のAパートすら途中ではないか……。

むろんタイトルとキャスティングとPVを見ただけで、
「これは見ない。自分向きでは全くないから」
と決められる作品もあるので、それだけで決めるやりかたも否定できない。
でもまだ腹を決めかねるとか、断言しきれない人を、完全スルーって何……。