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【文学フリマ東京35】ブース位置G35/36に確定しました [黒十字療養所出版部]

きたる11月20日に東京流通センターで開催予定の【文学フリマ東京35】
私(中里友香)がやっている『黒十字療養所出版部』のブース位置が確定しました。
第一展示場のG35~36です。

tokyo35_visitor_map_1黒十字療養所出版部sizemodified.jpg

クリックすると拡大します。↑

あれ……宅急便搬出受付の場所と、ゴミ集積所の場所が遠い……。ちょっと弱ったかも……。

わざわざ来てくれた人に「売り切れました」としたくない。
なるべくたくさん本を用意して、余りを持ち帰るのは当然、という考えでいる。
そのため2020年では、宅急便搬出受付の場所がかなり近くて、とても有難かった。
今回は2020年に私が出店した区画自体が無いですね。

2020年、私のもらえたブースは換気用出入口の向かいにあって、風が吹き込むと展示物や商品が軒並み倒れ、お隣のブースともども、かなりな被害に遭った。宅急便搬出受付は近く助かった反面、あのブースの区画自体が改められたのは妥当だな、とも思います。

とはいえ今回、宅急便搬出受付が遠いのは、ひそかに戦々恐々なのであって……これは売れないと困るやつだ……。
売れ残りが多いとカートを駆使しても自力で運ぶのが至難の業。
会場にどのくらいの冊数を用意すべきかが思案どころです。

黒猫ギムナジウム新装版カバー [黒十字療養所出版部]

こんな感じで印刷会社に本刷りをお願いしています。


中里友香による(公開用)黒猫ギムナジウム新装版カバー

右下コーナーをマウスオーバーして拡大できます。

画面上だとかなり鮮やかに見えると思います。
液晶画面は発光しているおかげでカラフルに見えるので。
印刷した状態はもう少し、落ち着いた色合いになるかな? 

簡易色校正で、いつも自分が想定していたより「うわ……くすんで見える……暗い」
となって修正・再入稿するのが、私のお決まりのパターン。
小舟の脇に描かれている青い波が、ほぼ真っ黒に近く、背景と波との区別が目をこらさないと全然わからないくらい印刷に出ていなかったり……。
色校正は絶対やったほうがいいと、毎度、実感します。
色校正をして、いろいろ修正し、再入稿したのがこちらなわけです。

色味は印刷会社の癖とかにもよるかなと。
紫系は、印刷会社によって相当の差があって難しい気がする。
紫色はそもそもどぎつくすると下品になるし、控えめにしすぎると、どす黒く映る。

たとえば「名刺代わりの小冊子」を刷ってくれた印刷会社は、しょっぱなから私の想定通りの色味で刷り上げてくれるのですが、しかしそこはこの手のカバー印刷は、やっていない。

『黒十字サナトリウム(新装版)』や『手腐レ風切り貴方まで(中里友香短編集)』のカバーをお願いした印刷会社に今回も頼んでいます。
どちらのカバーの仕上がりも気に入っているので。
どちらも色校正のあと再入稿をして、カバーが納得のいく出来栄えになったのだった。
今回もイメージ通りに刷り上がってくると良いなあ。

前回は「黒十字~」も「手腐レ~」どちらもグロスPP加工をしたのですが、今回はマットPP加工でお願いしています。

マットPP加工というと、私の場合は早川書房で出してもらったハードカバーの本が、いずれもマットPPのはずです。
──ちなみに当時はマットPPという言葉を私は知らなくて、
「さわると指紋がくっきり残るタイプのフィルムではなくて、つや消しっぽい透明のフィルムを使ってもらえると」
という、お願いの仕方をしたおぼえがあります。