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『黒猫ギムナジウム』新装版の進捗状況 [黒十字療養所出版部]

こんな感じで、まずは試し刷りを印刷会社にお願いしている段階です。


中里友香による公開用・黒猫本体表紙・化粧扉・目次・章扉

https://www.canva.com/design/DAEn3NdhlKo/view?utm_content=DAEn3NdhlKo&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=publishsharelink

本体表紙→背表紙→化粧扉→目次→各章扉→本体裏表紙
(画像左下をマウスオーバーすると>が出てくるので、>をクリックすると見られます。)

この本体の上にカラーのカバーを巻きます。
まずは本体の印刷を。

当ブログで「こんな感じで進めています」と紹介した段階から、更にけっこう手を入れました。上書き更新しているので、途中経過・変更後の比較をお見せできないのだが……。

目次にページ数が入っているのだとか、背表紙も作ったのとかは、お分かりになるかなと思います。500頁を超えるのも目次を見ればお分かりになるだろう。
現在絶版状態の講談社の初版単行本(468頁)は二段組で刷られており、やはり一段組のほうが圧倒的に読みやすい。
せっかく私家版で刷るのだから、どうせなら読みやすい一段組で出したいですし、新装版あとがき分を入れると、おのずと500頁をちょい超えてきます。

表紙等で繰り返し用いている花は、桜を想定しています。
しかし桜の花びらは先端に切り込みがあるのが一般的ですよね。
とはいえ、原種の桜とか、花びらに切り込みがないタイプの桜の木もあります。
だからこの表紙の桜は切り込みがないタイプの桜の花なんだな……と思っていただけると幸いです。
バラ科の木であることは間違いないのだが……。
花びらに切り込みのあるモチーフだと、いくら探しても、この表紙に使いたい感じのが無かったんです……。

商品本はオフセット印刷で刷ります。

その前にまずは見本としてオンデマンド印刷で1冊刷ってもらい、これで行けそうかどうかを確認します。今その見本刷りをお願いしている段階というわけです。

2020年に短編集を刷ってもらった印刷会社と同じところに頼んでいます。
前回も見本刷りを頼んで確認したのでした。その際には、見本を確認した段階で、フォントサイズやら章扉の位置やらを変更する必要が生じました……。(試し刷り段階ではフォントサイズがやや小さすぎ、また章扉の位置を全部左側にしたほうが、より体裁が整うので、白紙ページを入れたりした。)
又、ノドのスペースを多めに取ることにして、その分、なるべくページの端まで行をずらしたり。分厚くて良い紙を使うほどに、本が閉じやすく開きにくくなるという難点も生ずるので、やっぱり物理的に手に取らないと、感覚的に今一つ、加減がわかりにくいんですよね。

今回は多少勝手がわかってきているので、スムーズに運べば良いなあ。
さっそく「これとこれに塗り足しがないので再入稿をお願いします」とか「モノクロ印刷のページはグレースケールで作ってください。再入稿をお願いします」とかの連絡をいただき再入稿しており、すでに地味にやらかしてはいます。