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新装版『黒猫ギムナジウム』黒十字療養所出版部から今秋刊行予定 [ニュース]

チラシ黒猫ギムナジウム 新装復刻版.jpg↑クリック推奨/原寸大表示

『黒猫ギムナジウム』(中里友香・著)は2011年に講談社BOXで刊行されたのち、紙の本は売り切れ絶版。
いろいろと地道に働きかけてはいたのですが、正直なところ商業出版での重刷・再販・文庫化等はなかなか難しいので、新装版にして自費で復刊します。

自家版として黒十字療養所出版部から出す予定です。
単行本四六判ソフトカバーに仕立てるつもりで、2021年11月23日開催の文学フリマ東京での刊行を目指し、現在鋭意製作中です。
ちょうど講談社での初刊行から10年という節目でもありますし、ね。

新型コロナの感染状況や、私自身の体調など、不確定要素も多いので、刊行時期は現時点では確定ではありません。
それでも表紙カバーと本体表紙のデザインは、あらかた形になっており、本作りを自分一人で仕上げていくわけなので時間はかかりますが、合間を縫って、楽しみつつちまちまと作業を進めています。
新装版あとがき・編集後記的なものも新たに加える予定。

印刷会社は、昨年秋に黒十字療養所出版部より刊行した短編集「手腐レ風切り貴方まで」を刷り上げてくれたところにお願いしようと考えています。
印刷も紙質も製本も、これといった目立ったトラブルもなく理想的に仕上がり、満足のいく出来だったので、あそこなら安心して頼める、と。

乞う御期待。


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「あんしんBOOTHパック」はじめました [ニュース]

黒十字療養所出版部刊行本のBOOTHでの取り扱い、発送方法につきまして。
6月より「自宅から、あんしんBOOTHパックを利用して発送」
に切り替えております。

「あんしんBOOTHパック」も、これまでの「倉庫から発送」と同様に、双方の匿名性が保たれます。私側も購入者側も、個人情報(住所・氏名・電話番号)を明かすことなく配送手続きができるシステムです。

BOOTHの「倉庫から発送」より、おそらく送料が少し安くなると思います。

例)『黒十字サナトリウム新装版ハードカバー』1冊を購入の場合
「倉庫から発送」→送料750円
「あんしんBOOTHパックで発送」→送料540円~

新書判サイズの短編集など、ほかの本も一緒に合わせ買いをする場合、「倉庫から発送」の時と同様に送料は発送一回分となります。その際は一番送料が高い料金が適応になります。

例)
短編集+小冊子+黒十字新装版ハードカバーを「倉庫から発送」→750円
短編集+小冊子+黒十字新装版ハードカバーを「あんしんBOOTHパックで発送」→送料540円~

なお短編集+小冊子を「あんしんBOOTHパックで発送」の場合、ネコポスで370円になるはずです。

黒十字療養所出版部・BOOTH:https://bcsanatoriumpub.booth.pm/


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来月から変更予定*BOOTHの発送方法 [ニュース]

BOOTHでの取り扱い、発送方法につきまして。
注文数も落ち着いてきたので、今月(5月)いっぱいでひとまずBOOTHの「倉庫から発送」を終わりにします。
来月からは「自宅から、安心BOOTHパックを利用して発送」に切り替えていく予定です。

「安心BOOTHパック」も「倉庫から発送」と同様、双方の匿名性が保たれます。
私側も購入者側も、個人情報(住所・氏名・電話番号)を明かすことなく配送手続きができるシステムです。

BOOTHの「倉庫から発送」のほうが良いなあというかたは、ぜひ今月のうちに注文してください。
現在、BOOTHは繁忙期ではないようで、今のタイミングですとスムーズな発送となっているもようです。

尚、BOOTHの「倉庫から発送」は、私が本の在庫をまとめて倉庫に納品したあとは、一切をBOOTHの倉庫におまかせするので、注文が入ってから、「未発送」の印が消えるまで、私はヤキモキしつづけるしかないのでした。
BOOTHの繁忙期には、注文の一週間後に発送だったりが通常モードでしたね……。

「自宅から安心BOOTHパックを利用して発送」に切り替えるのを躊躇していたのは、体調やスケジュールの加減で、注文が入ってもすぐに発送の対応できなかったらどうしよう……
という不安が強かったからです。

でも時としてBOOTHの「倉庫から発送」も、かなりな時間を要している。
この位のペースが許されるならば私でもおそらく大丈夫だろう……場合によっては私が逐一梱包をして一つ一つ発送するほうがBOOTHから発送するより、スムーズな時期もあるかもしれんぞ、
と思い至った次第です。

販促っぽいものを貼っておこう(クリックすると拡大します)。

チラシ黒十字サナトリウム 新装復刻版(6).jpg






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テキレボEX2に参加しています [ニュース]

テキレボEX2こと、テキストレボリューション・エクストラ2に出店しています。

Text-Revolutions Extra2 中里友香
https://text-revolutions.com/staffdaikou/products/list?category_id=&tag_id=&name=%E4%B8%AD%E9%87%8C%E5%8F%8B%E9%A6%99

テキレボとは文芸オンリー・同人即売会イベント。
若干の御幣を恐れずにざっくりいうなれば、文学フリマの縮小版的立ち位置にあります。

通常なら東京浅草に即売会場が設置され、丸一日開催されているこのイベント。
昨今の時勢を鑑み、ネット上で即売会イベントが開催されることになって、3月21日まで開かれています。テキレボEX2のEX2とは、エクストラ2ということ。

テキレボがネット上でイベント会場を設けると私が知ったのは、年明けでした。
既にテキレボEX2は開催されていたのですが、このたび追加募集をかけており、遅ればせながら参加料2000円を支払って申し込みました。
(EX1の時は参加料1000円だったらしいんですが……。)

私は従来のリアル・テキレボでも参加したことはなかったので、今回が初参加になります。

私を含め追加募集で参加した人は、出店期間が3月1日~21日までと短いので、この2000円の参加費はかなり割高になるのですが……。それでも充分にありがたいイベントです。

第31回・文フリ東京ですと、私の場合、長机1つ分スペース(2ブース)の1万2000円弱を支払って、出店しました。文フリはリアルイベントで、当日の場所代がメインですから、本が売れようと売れなかろうと支払う道理を理解できます。現地の感染防止対策や、入場の整備、長机や椅子など運営側がすべて手配してくれるのです。参加費は当然と思えました。

いっぽう今回のテキレボEX2はネット上イベントなので、この参加費は場所代ではないわけです。
本が一冊も売れなくとも、前もって支払わねばなりません。
追加募集の短期間でも同じ参加費……。
現時点では、出店者側の立場で言うならBOOTHのほうが理にかなったネット店舗の仕様だと感じてはいます。BOOTHは売買成立した時点で初めて手数料・利用料が生じるので、一冊も売れないうちに金銭は発生しません。

ただ、テキレボEXは様々なアンソロジー企画を催しているらしく、その様々な企画に参加するのであれば、かなり安くつく2000円になるのかも?
で、あれば──出店者側が一律2000円の参加費を支払うのではなく、アンソロジー企画に参加する人がアンソロジー参加費を別途支払うほうが公平なのでは……? なにしろ私の場合は、それら企画に参加はせず、シンプルに自分の本を出品するためだけの出店参加のみなので──と思わなくもないですが。いわゆるコストコ形式なのでしょう。

コストコ形式──つまり安くはないコストコ入会金を支払うけれども、その後は大量のコストコの商品が破格になるので、たくさんまとめ買いをすればするほど、入会金はただ同然になってくるというやつです。

2000円の参加費の元を取れるくらいに、テキレボ開催のあれやこれやを活用すればよいだけのことで、活用できない人はできない人の都合にすぎない、という方式でしょう。

ネット上即売会イベントテキレボEX2、という試み自体が、非常事態宣言中に軒並み即売会イベントが取りやめとなる事情を鑑み、一種の救済策として発案されたものでしょうし、イベント開催期間の延長とか、出店者追加募集がかかったこととか、さまざまに模索中なのかと思います。
臨時で開催をしてくれるその心意気がありがたく、Web即売会イベントの試みに賛同できるので、私も急遽参加を決めたのでした。

このテキレボが、文学フリマと大きく異なっている特色があるとするなら、購入者側にとっての利便性かなと。テキレボはイベント当日、現地会場に出向けない人のために、運営側がWebカタログに掲載されている本のお買い物代行を引き受ける、というサービスを提供していました。

今回、このお買い物代行サービスのノウハウを生かした形でテキレボEX2が開催されていて、購入者は300円の手数料を支払い、テキレボのWebカタログに掲載されている本を何冊買ってもいい。運営が購入本を取りまとめて発送してくれます。送料は購入者負担ですが、送料はまとめればまとめるほど割安ですからね。

手数料もたとえばBOOTHだと本1冊につきその都度、決済等手数料がかかってきて、本の価格にもよりますが大体3冊くらい購入すると、300円を超す手数料がかかってくるので、テキレボEXでたくさんの本を買うならば、BOOTH利用よりかなりのお得感がでてきます。
出店数は2、300ほどにのぼり、その出店者が複数の本を出しているので、ぜひ合わせ買いをしてください。WEBカタログはこちら→https://plag.me/c/textrevo_ex2

注意事項としては、運営が購入本を取りまとめて同梱発送してくれる、すなわち購入した本がすぐ手元に届かないこと。購入本が到着するのは4月18日以降になるそうです。また在庫僅少の本を購入しようとした場合、買えたか否かの結果が3月21日以降でないとわかりません。

買った本が1か月以上も先になるまで届かないなんて耐えがたい……という場合は、やはりBOOTHでの購入をおススメします。

黒十字療養所出版部・テキレボEX2用・お品書き。
テキレボお品書き.jpg

上記の価格はいずれもテキレボEX2イベント価格です。
2020年11月の文フリに出たときと価格・内容等、すべてにおいて変更はありません。
購入を見合わせていた人は、ぜひこのテキレボEX2の機会にお手に取ってください。

私は2021年5月の第32回文フリ東京は参加を見合わせます。
文学フリマは楽しくて大好きで精神的なエネルギーをたくさんもらえるけれど、体力勝負な部分もあり、5月はいつも体調があまり思わしくないので大事を取ります。

ちなみに文学フリマの時には「幻想文学」のカテゴリで出たのですが、テキレボは「幻想文学」のカテゴリがありませんで。
今まで私はSFとミステリで受賞してはいるけれども、多くの人から「これでSF?」「ミステリっぽくない」等さんざ言われてきている……と逡巡し、今回、参加サークル『黒十字療養所出版部』としては「ローファンタジー」のカテゴリに登録しました。

また小説本自体には、やけっぱちみたいに複数のカテゴリタグをつけています。

【SF】【ローファンタジー】【ミステリ】【伝奇】【学園】【恋愛】
『黒十字サナトリウム』新装復刻版
https://text-revolutions.com/staffdaikou/products/detail/3647

【SF】【ミステリ】【伝奇】【学園】【恋愛】【純文】
『手腐レ風切り貴方まで』 ──中里友香短編集──
https://text-revolutions.com/staffdaikou/products/detail/3648

【エッセイ・随筆】
『名刺代わりの小冊子』
https://text-revolutions.com/staffdaikou/products/detail/3649


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全ページ完備しました [ニュース]

工事中だったリポジトリのページも改装&復旧しました。

Repository:旧HPの残骸埋設所。ゴス映画関連アーカイヴ
https://blackcrosssanatorium.amebaownd.com/pages/4598356/news

このページはアーカイヴではあるのですが、
さすがに最終更新から十数年も経っているので、若干の加筆修正および追記をしました。
HTMLのベタ打ちを、手付けずでそのまま残していた旧レポジトリよりは、
見やすくなっていると良いのだけど。

ちなみにアメーバのウェブサイトはHTMLを小単位のブロックにして、
部分的に埋め込むことはできる。
映画タイトルごとにブロックを作り、それぞれにHTMLソースコードをちくちくと入れて、
ページを埋めていったのが、予想以上に時間を食った。
不慣れなこととはいえ、ベースは以前のHTMLソースコードがあるのだから、
もっと一気に素早くできると思っていた。
自分の不得意分野における能力を過信していた。甘かった。

PC画面に張り付いて、まったく得意でない分野で格闘していたせいで──
具体的にはHTMLのソースコードをちくちく埋め込む作業に終始している最中に──
閃輝暗点(またの名を閃輝性暗点)を発症してしまいまして。

ともあれ、これでようやく一連の、
HPの消滅→移転先を見つける→部分的リニューアルオープン
→WORKS・作品リスト再公開→Repository・ゴス映画関連アーカイヴ再公開、
という公式サイト引っ越しのてんやわんやが落ち着きました。

ささやかな個人サイトなのに新装完全オープンには丸8日も要した……。
お騒がせしましたが、これからまた長きにわたり、どうぞよろしくお願い致します。

黒十字療養所 † 中里友香公式サイト
https://blackcrosssanatorium.amebaownd.com/

Works:作品リストのページを復旧&更新 [ニュース]

急遽、引越しとなった中里友香公式サイトこと、黒十字療養所のホームページ。
工事中だったWorks:作品リストのページを復旧&更新しました。
突貫工事ではありますが、あらかた形になったかと。
リンク切れを整理するだけでなく、新たに少し手も加えました。

まだ少し手を入れたほうが良さそうな箇所もあるし、
サイトのフォントカラーをいまだにちょっと決めかねているし、
ちょこちょこと直していくかもしれませんが、ひとまずこちらで。

新・公式サイト(Works)→
https://blackcrosssanatorium.amebaownd.com/pages/4599560/page_202101310402


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公式HPの移転先 [ニュース]

こちらに決まりました。

新アドレス ■ https://blackcrosssanatorium.amebaownd.com/
黒十字療養所 † 中里友香公式サイト

1/28日付で消滅しましたSo-netの中里友香公式サイト、
引っ越し先をどこにすればよいやらと途方にくれていましたが、
こちらAmebaサイトに無事に着地しまして、再スタートです。

お手数をおかけしますが、必要に応じてお気に入り登録などの情報更新を、
どうぞよろしくお願いいたします。

文学フリマの時に、大量にビジネスカードを刷った。
以前の公式HPのURLを載せてである。
今となっては正直、悔やまれてならない……。
今もってして最新情報である当ブログとBOOTHのアドレスも載せましたし、
全部が無駄になったわけではないとはいえ。

──もっといえば、自家出版したすべての本の奥付にも、HPのURLを併記した……。
しかしまあ、本の奥付の情報が古くなるというのは、
長きにわたり、本を大事に持っていれば決して珍しくない。
よくあることなので、致し方ないのは分かっているのだ。

ビジネスカードは最新の現況をお知らせするためのものだから、
少しは泣き言を漏らしたくなる……。
刷り上がりが申し分なく綺麗でとても気に入っていたんだ。
HPのURL部分だけシールを貼る手もあるんですけど、
シールをオーダーして貼りなおすほうが、
直して全部を刷りなおすより手間がかかるだけでなく、値段も高くつくのだ、名刺の場合。
世の中そんなもんだ……。

今度こそ、きちんとこのAmebaウェブ上で公式HPが長らく棲息できたら喜ばしいなあ、
と期待しています。
きちんとサービスを提供しつづけてくださると有難い……!
「ウェブ上のサービスは消えても仕方がない」
という、昨今、当たり前に思われている風潮がかなりやりにくい。

今回のアメーバ提供のホームページ設置サービスは、
テンプレートをカスタマイズするタイプ。
つまり1からすべてをまるっと自分で作ることができない。

「イメージマップでリンクを貼る」
という旧HPでやったことが、どうやら出来ない仕様で、
カーソルを任意のリンクにかざすと説明文が出てくるようには、設定できないでいる。

最初からアメーバのテンプレートを利用して作っていれば便利のはずだし、
「FFFTPを使ってページをネット上に転送」という手間がいらない。
ネット上で作って「ページを公開」ボタンを押せば、
次の瞬間にはウェブサイトが公開されている。
インスタントでホームページが。

しかし常にネット上で作業をし、ネット上にデータがあるので、
もしこのAmebaがサービスを終了したら、手元に何の記録も残らないことになる。
(意識して残しておこうとしないかぎり。)

私としては、
「FFFTPの転送先を新規HPアドレスにすればいいだけのこと」と、
今まで使っていたページをそっくりそのまま使うつもりでいた。
それが無理でも、
「まっさらな新規ページに、これまで使ってきたHTMLのページソースを一から十までまるっとコピペし、あっという間にひとまず復旧!」
という目論見だった。いずれもできないことがわかったんですけどね……。
「便利」ってさ……
想定されたその枠から外れると、むしろ余計に不自由で不便なんだな……
と痛感中です。

当ブログと、コンタクト、BOOTHのページはいずれも外部サイトなので、
トップページにリンクを貼ればなんら問題はなくすぐさま稼動できた。
リスク分散は本当に大切だなと思うなどした。

Works(作品リスト)と、Repository(ゴス映画関連アーカイヴ)のページは工事中です。
少なくとも、作品リストのページはなるべく早くきちんと復旧したいと思っています。

*新HPのトップページ画像は、
パブリックドメインの絵の一部を加工して作りました。
電子版「コンチェルト・ダスト」の奥付ページにも使った絵画です。

■Fisherman’s Cottage(1906)Harald Sohlberg
 https://www.artic.edu/artworks/152437/fisherman-s-cottage
(The Art Institute of Chicago所蔵)


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中里友香公式HP「黒十字療養所」消滅 [ニュース]

「ホームページのトップをリニューアルしたよ」の記事を元気よくアップして1箇月余で、
『黒十字療養所』こと、私のSo-netアドレスの公式HPがまさかの消滅です。

「U-Page+提供終了について」というお知らせはメールで来ていた。
それがすなわちこういうことだと全然状況を理解していなかった。
──貴殿のHPが1月28日付で使えなくなります──的に、きちんとわかりやすく明記してくれないと、小生わかんないや……。
「お客様のWebコンテンツの表示を終了します」とは確かに書かれていたのだが、
全然ピンと来ていなかったのである。

──Webコンテンツ?
So-net独自のSNSとか手広くやってたのかもね……その一つを終了するんだな、と。
(せめてウェブサイトと言ってくれれば、わかったものを……)
ウェブコンテンツと言えば、このブログだってウェブコンテンツの一種で、
しかしこちらは消えていないし……。
ここのところSo-netがいろんなサービスをどんどん終了しているので、
「これは私には関係ないやつだ」と思いこんでいた。
So-netの告知ページまで確認しにいけば、さすがに詳細を理解できたはず。
はなっから自分が該当すると思っていないから、タイトルだけ見てメールを削除していた。

なぜ知ったかって、あるイラストレーターさんの公式HPが終了・移転となっており、
この方もSo-netだったな……やはり使い勝手が悪いから変えたのかなあ……と。
自分のHPを見にいってみたら、まさかの!
中里友香公式HP「黒十字療養所」がネット上のどこにも存在していなかったのである。

呆気にとられてるんですけど……。
馬鹿か自分。
……ちょっと、馬鹿なんだろうな……。

基本的にホームページは昨今では単なる窓口・入口看板となっており、
このブログが機能しているので、先日一箇月ほど前に更新したトップページ以外は、
5年余、更新していない状態です。

当ブログがありますし、今更さほど慌てても致し方ない。
とはいえ近日中にHPをどこかにきちんと引越しします。
ご不便をおかけするかもしれませんが、今しばらくお待ちください。


追記)新ホームページはこちら→

ホームページのトップを9年ぶりに更新 [ニュース]

今年の6月から、ホームページのトップページにあるリンクに不備があったのですが、
(詳しくはこちら→https://blackcrosssanatorium.blog.ss-blog.jp/2020-06-02)、
ようやく! ついに! 更新しました。

コンタクト(メッセージを送る)リンクを修正し、
Boothへのリンクを新たにつくりました。

本質的には変えていません。
「空き家ではなく、今でもちゃんと中に人が居るっぽい」
とわかる程度には、手を入れたつもりです。

世の中が個人サイト最盛期だった頃の名残として、
そっくりそのままの形で置いておくのも有りだと思っていたのだが、
さすがに今までのものはデザインが古めかしすぎというか、
……ここ、やっていますかね?
という感じに。
トップページの最終更新日が2011年であった……。

カラフルなページに改めようかと試行錯誤もしたのだが、
モノトーンのページがいきなりカラフルになっていた時の裏切られた感が私は苦手。
企業のHP等で、デザイン刷新とともに、
使い慣れていたリンクの配置や配色が変わっていたりすると、正直イラっとします。
色が変わるだけで情報量が無駄に増えるんだもんね……。
内容は変わっていなくとも。
デザイン重視すぎで、目的の場所に行くためのクリック数が増えていたり、
ページが重たくなりすぎていようものなら、「ぐぬぅ……」となる。

最近はスマートフォンユーザーにターゲットを絞っているHPが多いからなのか、
ある日突然、書き込みが減ってどシンプルなページになりはてていて、
呆気にとられることも、また少なくない。
それはそれで一抹のさびしさを覚えるんです。

かような無用のストレスを避けるために、
結局、モノトーンなページで、使い勝手も変えていません。
文字情報量も、BOOTHのリンクが一つ増えた以外には全くと言ってよいほど変わりがないです。
増えても減ってもいない。
作り方は全く異なっているんですが。
(Canvaで軽い画像をこしらえ、イメージマップでリンクを張った。
これならばどんなツールを用いどんなブラウザで見ても、レイアウトが壊れまい。)

このブログを見に来られる方はおそらくブログに直接来ていて、
HPのトップページ経由で来ている方は少ないとは思うものの、
一応、看板を少し変えたというご報告と、覚書をば。

今回、長らくそのままになっていたHPのトップページに手を入れるにあたって、
一番の難所は、
So-netのFTPサーバー名やFTPログイン名を探しだすことであった……。
契約したのが2007年12月19日です。
自宅のひきだしの中から、13年前の書類を探し出さねばならない、
そう気づいた時の心労たるや。

黒十字療養所
中里友香公式サイト
http://www012.upp.so-net.ne.jp/blackcrosssanat/

なお更新したのは↑このトップページだけです。
他のページは今までのままです。


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Boothでの通販について [ニュース]

Boothでの発送日程につきまして。

Boothはお支払いより2~3営業日以内(土日・祝日は除く)の発送となり、
おまとめ発送(複数購入してまとめて配送)の場合は、
お支払いより1週間以内の発送となるとのことです。
11月30日時点では未発送のようです。近日中に発送になるかと思います。

当方としては随分前にBooth側に本の在庫を渡しておりますため、
「倉庫から発送」に設定した以上、Booth側におまかせするしかない状態です。
今しばらくお待ちくださいね。

ある程度、落ち着いてきたら「倉庫からの発送」ではなく、
「あんしんBOOTHパック」に切り替えることも考えています。

↓中里友香(黒十字療養所出版部)Booth
https://bcsanatoriumpub.booth.pm/

BOOTHでの通販が始まっております [ニュース]

黒十字サナトリウム──新装復刻版──
手腐レ風切り貴方まで──中里友香短編集──
名刺代わりの小冊子

Boothで販売開始になっています。
https://bcsanatoriumpub.booth.pm/

↑中里友香(黒十字療養所出版部)Boothのページ

……なお、これまでBoothで販売していた『コンチェルト・ダスト』新装電子版は、
現在ちょっとBoothから取り下げています。
皆さん、やはり電子版はKindleのほうが使い勝手が良いらしく、
こちら電子版はBoothでの購入者がゼロ。皆無なので。
また折を見て、再アップするつもりです。


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第31回文学フリマ東京、ありがとうございました。 [ニュース]

無事にいってきました。文学フリマ。

無事ではありましたが、私自身は色々と不手際があって、反省点も多々あった。
それを「ご愛嬌」として受け入れてくださった心の広いかたがた、
困ったときに手を貸してくださった方々、
本当にありがとうございました。

本来なら自己嫌悪で落ち込むところなのだろうが、本当にみんなが優しかった。
感謝の気持ちのほうが上回っていて、
自己嫌悪になりそうな環境でも、みんなが優しいと、
自己嫌悪に陥らずに済むものなんだね! 学んだ。

どうか、みんなに良いことがありますように!
まずは何より健康でいてほしいな。

ただ、感謝だけで浮かれポンチだと学びがないから、
忘備録と、自らの後学のために、不手際……反省点……ときには言い訳……ともども、
今日の行動を振り返って、書いておかねばなるまい。

文学フリマ。
初参加でした。
そもそも私はこの手の即売会イベントに一般参加でも足を運んだことがなく、
昨今、ほとんどの作家のかたがたが通販をしてくださるから、
欲しい本は通販で買っている。現地に出向いて購入したことがない。
(人混みが苦手なのと……体力がなさ過ぎで……)
今回、本当に場所から何から初体験でした。
本日、お会いしたかたがたは、私の不慣れっぷりに、
初参加だとすでに察しがついていただろうとは思う……。

ではなぜ「初参加です」と、これまで一切言わずに来たかといえば、
「初めてだとわかると置き引きにあう」と忠告されていたからです。
──文学を愛し、たとえ赤字だろうとも行動する参加者がそんなことするかよ──
なのだが、そういう意味ではなく、
「本にそもそも全く興味なんかない根っからの犯罪者が、
この手の即売会イベントを狙っていて、本を愛する一般参加者にまぎれてくる。
情報も事前に簡単にゲットできる、むしろ広く公開されている。
置き引きしやすい位置だったり、初参加を表明していたりすると、標的になりやすい」と。

なるほど、だったら黙っておきますか……。

そんな初参加にくわえ、新型コロナの感染者急増ですから、
ヘルプは頼まずに自分一人でやろう、と決めた。
下準備はやるだけきちんとやった。
それでもちょっと無理があったやも……。

流通センターに到着したのは12時5分前でした。
11時50分までは、出店者受付ルートで入場できる。
その時刻を過ぎると一般参加者と同じルートで入場することになる。
それは勿論わかっていた。

できれば出店者ルートで入りたいとは思っていたのだが、
遅れても、コミケではないし、
こと、2020年の文フリは軒並み中止。
直近で唯一開催されていた文フリ大阪でも、昨年の10分の1の人出……。
つまり「空いているだろう」「すぐに入れる」と思っていた。

コミケやオンリーなど、漫画メインの二次創作イベントとは異なり、
文学フリマは参加者が閉会時間まで、みっちり居ることがほぼ慣習になっている。
今回、私は一人で食事もとらずトイレにもいかず店番をしつづけることになるので、
あんまり前もって入ると、体力的に持たない。
新型コロナの流行がなくとも、
私の場合、アレルギーが多岐にわたってあるので、
お店やファストフードで食べられるものが今や極端に少ない(ほぼないくらい)。
空腹でどれだけいられるかの耐久レースになりがちで、
そんなことをしていると一気に体を壊すんです。
流通センターは自宅から決して近くはない。

つまり、12時ぎりぎりに着きたい。
で、事実そうしたのだが、ふたを開ければ長蛇の列です。
大盛況じゃん文フリ……。嬉しい誤算……。
いや、これはただの誤算では……私ってば。

会場入りできたのが12時15分過ぎくらい、いや12時30分くらいだったか……。
12時の時点で会場から、開催を祝する出店者の拍手が沸き起こるのが聞こえた。
おーーーーわーーーー始まったんだ……あれ自分はまだどこに居んの(列に並んでる)。

会場入りして、テーブルクロスを広げたりとせっせと設営をしているときに、
来てくださった方が幾人か居ました。
「本当に申し訳ないんですが……あと5分、5分後に来てもらっていいですか?」

ここが私の一番の認識不足炸裂なのだが、
みなさん、いろんな作家さんを見にくるのだろうから、
ついでに寄ってくれたら御の字である、と考えていたことです。
真っ先に私のところに買いに来てくれるとは、思っていなかった。
一番に私のところに来てくれるなんて、ものすごく嬉しいことです。本当に。
声が2オクターヴくらい高くなりましたね。
己はそんな高い声を出すんか、と自分でびっくりするくらいに。
そんな嬉しい、ありがたい状況なのに、こちらはてんで準備が整っていないではないか、
という事実に一気にテンパってもいた。

かろうじて準備が整い、
(まだポスターと付録の見本を置いてないし、あれもこれもおっとあっちも……な状況で)
買いに来てくださった方々とやりとりしていたときは、地に足がついていなかった。
お金がね、わからないのよ。
いくら返すか、いちいち電卓をたたかないと。
絶対、暗算できる数字なのに。

そもそも商品の値段がわからないで、いちいち値札を見て確認する始末。
自分で値段を決めているのにですよ。

自分の中で価格を幾度か変えたりもしていたので、結局いくらにしたんだっけ……
と考えだしたら、もう思い出すより見たほうが速いんだ。
もともと算数がだめなのもある。が、それ以前の問題として、
昨今、こうして「売る」という行為をしたことがなかった。
学生時代にバイトで販売業務やレジをしたこともあるが、数か月、その程度です。
お釣りを渡して「ありがとうございました」と一段落、つきかけたら、
「で、本(商品)をください……」と急かされて、渡す本に気が付いたり、
そんなのばっかりです。

複数本をお買い上げの方には、商品をまとめるために、
レジ袋っぽいものに入れることに決めていたのだが、
それもまた不慣れで……まごつくし!

値段を決めているはずの人間が、
値札をその都度、確認していたせいで、
「ご本人は来られないのですか?」と尋ねられる。
「本人です」と答えたところ、ものすごく恐縮されてしまったし、謝られてしまった。
いや……私がそもそも値段をいちいち確認していることが、
本人としてはあまりにも不審なんだ……。

テンパってる+テンションが上がってるから、あたふた空回りするばかりで、
マスクにブルーライト眼鏡をかけているから、レンズが曇るし!
心底、すまない……と私が思っていたことが適切に伝わっていたかどうかも定かでない。

でもみんなが優しく、辛抱強く待ってくれ、有難かったです。
手短なコメントをくださるのが、いちいちその都度それぞれにすべて嬉しかった。
テンパっているようでいて、そういう内容はきちんとつぶさに覚えています。

最初に真っ先に来てくださった方々が、
潮が引けるようにいなくなった後は、暇になり、
そこからようやく設営を完了する。
が、風がとんでもなく強くて、
私とお隣がとくに、突風の被害にあう地点にあたっていた気がする。

こと私のブースはポスターが何度も倒れたり、テーブルクロスが波だったりしました。
養生テープで留めてからはなんとか……。

養生テープで留めればいい、
ということも思いつかなくて、お隣から聞いた。
養生テープを持ってきたのは帰りに荷物を発送するため、としか考えていなかった。

それでも吹き込む突風がひどすぎて、途中から運営側が私たちの前の扉を閉めました。
風が入りこんでいた間(1pm~3pmくらいまでだったか)、かなり寒く、
突風でお品書やらが次々に倒れるので、その間は、誰も立ち寄ってくれなかった。
積ん読のゴールデンカムイ最新刊(電子版)を読み終えたりしていました。

前の扉が閉められたとたんに、ちらほら、人が来てくれるようになりましたが、
通気が途絶えて、同時に一気に蒸し暑くもなった。

サインを頼まれた本があったのですが、
段ボールの梱包を解いたり重い荷物を持ちあげたりで、腕がくったくたになっており、
へんろへろの、よれっよれした字しか書けなくなっていてびっくりしました。
申し訳なかった……。

無事に5時の終了時間を迎えて、
長机を畳む段になって、畳み方がわからない。
通りがかりの出店者のかたをつかまえて尋ねて、教えてもらいましたし、
近くにいた人が手伝ってもくれました。
みんな知ってるんだ、すごい……。
長机を一人で持ち上げて運べるの、力持ちだね……。
私は、ずりながら運びました。腕の力がもう限界に近かった。

今回、残念だったことが一つあるとするならば、
自分一人だったので、よそのお店を一切見て回れる余裕がなかったことです。

それ以外は素晴らしい体験をさせてもらえました。
体力的には猛烈に疲れはしたが、精神的には元気になれました。
以前、Hydeが言っていたのはこれか!
ライヴをすると無茶苦茶疲れるけど、
精神的にはむちゃくちゃ元気になれるというやつだ……。

予定通りに文フリ東京 [ニュース]

このようなご時世ではありますが、11月22日開催予定の第31回文学フリマ東京に、
予定通り出店するつもりです。

私自身、一日も欠かさず朝晩二回、フルタイドの吸入が必要な呼吸器疾患もちゆえ、
人一倍用心をしている日々が続いています。必要最低限の外出しかしていない。
このたびの文フリ、
──飲食を一切ともなわず、マスクを外す状況にはならない
──密閉空間に長時間マスク無しでいるわけでもない(入場者は全員マスク必須が条件)
──3分以上、誰かと会話をする状況にない、歌いもしない

これらのことを鑑みて、変わらず参加予定でいます。

商品はいずれも透明なPP袋で個包装してあります(せっせと袋詰めした)。
開催日の一週間前に現地に到着しています。
本や付録が新型コロナウィルスで汚染されている心配はないはずです。

会計時にはキャッシュトレーとして、使い捨てトレーを複数枚用意しています。
利用者の状況により適宜、使い捨てて、交換します。

又、私自身としては目元と口元のカバーのため、
立体型使い捨てマスク+布マスク、というマスク二枚重ねで行きます。
度なしメガネ(ブルーライトカット用の眼鏡か、薄い色のサングラス)もかけます。

いちおうフェイスシールド(→これ)を購入してはみたものの、反射がすごくて、
もともとぺらぺらした素材だから、その反射がゆらいで気持ちが悪くて、
とてもつけていられなかったのだった。
Amazonレヴューの評判がいいから購入したのだが、
まったくもって自分には合わなかった。
個人的にはブルーライトカット眼鏡のほうが密着度も高く、しっかりしているから、
この手のフェイスシールドより安心感があると思います。ブルーライトもカットできるし。
そもそもフェイスシールドは利用目的が違う気もする……。

また必要に応じて手袋もする予定です。

黒十字療養所としては、感染防止対策として次の注意書きを設置しておりますため、
御一読いただき、ご理解とご協力のほどをお願いします。

========================================
感染予防のためにご協力ください。

→アルコール99.99%除菌のウェットティッシュを、1人1枚を目安にご利用ください。
→利用したウェットティッシュは、各自でお持ち帰りいただきますよう、お願いいたします。
→感染予防のため、長話はなるべく御遠慮ください。

どうぞよろしくお願い致します。

黒十字療養所出版部
========================================

昨今、かたがた、アルコール除菌の液体スプレーを用意しておられる。
当方としては、商品が本であり紙であるがために、液体スプレーやジェルではなく、
アルコール除菌99%のウェットティッシュを設置することにしました。
すでに現地に配送済み。

感染防止のため、出来るだけの準備はしていくつもりです。
それでも当日もしも体調に不安が出たら、とりやめます(その時は当ブログでも報告します)。
皆さんも、御自身の体調と相談して、
大丈夫そうなら、是非お立ち寄りください。楽しみにしています。

ー・ーーー・ーーー・ー
*文フリ告知のニュースレターで「全頁フルカラー」と書くべきところを
変換ミスで「前頁フルカラー」と打っていた箇所がありました。
この場を借りて訂正します。

お品書(文フリ東京202011月22日開催予定) [ニュース]

先日、短編集が無事に刷り上がってきたので、
短編集も出せます。

第31回文フリ東京(2020年11月22日開催予定)に出す本のラインナップ。
いわゆるお品書き。
2020文フリお品書き(2).jpg
↑クリックすると拡大します。

体調を万全に整えて出向きたい。
無理はしないつもりでいる。
よくよくとなれば(そうでなくとも)Boothでも売ります。

文フリ東京の開催が危ぶまれていたころは、
Boothで先に出してから文フリにと思っていたのですが、
文フリ東京の開催が現時点では確実になってきているので、
Boothでは、文フリ開催の翌日あたりから入手できるようにしたいです。

文フリで売れ残ったものをBoothに回すのではなく、
Boothで売る分はすでに確保した状態です。
来られない人は、その点、心配しないで大丈夫です。
付録などもすべてBooth分、確保してあります。
(短編集と、黒十字サナトリウムの単行本には本の帯がつくのですが、
帯は折れたり破けたりしやすいので、通販分はついていない可能性があります。)

Boothの場合は上記お品書のイベント価格に加えて、
Boothの「倉庫から発送」商品として、
Boothによる規定のサービス利用料が上乗せになった価格になります。

現時点では、私は流通センターでの文フリ東京に出向くつもり満々です。
健康状態と交通の便(台風などがきたら難しい)などの如何による、
という感じでいます。


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キ27-28 第31回文学フリマ東京(2020年11月22日開催) [ニュース]

2020年11月22日開催予定の第31回文学フリマ東京、
わたくし中里友香がやっている『黒十字療養所出版部』の出店位置は、

キ27-28(第一展示場)

と確定しました。

第31回文学フリマ東京 会場案内図 黒十字療養所出版部 キ27-28.png
↑クリックすると拡大します。

宅配便搬出受付の場所がけっこう近くてよかった……。
確実に利用することになるので。

第31回文学フリマ東京についての詳細はこちら。
https://bunfree.net/event/tokyo31/

昨年同時期の文フリ東京は1168ブース(1072出店)だったようなのですが、
今回は密を避けるために845ブース(765出店予定)となっています。
他にも開催時間が短縮されていたり、
今回は、従来といろいろ勝手が異なっているはずです。

会場地図のPDFはこちら。
https://bunfree.net/wp-content/uploads/2020/11/visitor_tokyo31_map.pdf


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hontoの在庫『みかがヌかがみ』 [ニュース]

『みがかヌかがみ』の紙書籍版の在庫がゼロであると講談社から連絡をもらい
(そもそもは私が在庫状況を問い合わせたからですが)、
完売したと2020年3月に書きました(完売しました『みがかヌかがみ』)。

市場に残っているものもほぼ途絶えたとみえましたが、
ネット書店hontoでは、まだ在庫があるようです。

紙書籍の重版や増刷のめどは一切たっておりません。
ぜひ今のうちに、欲しいかた、必要なかたは入手してください。

→honto みがかヌかがみの通販
https://honto.jp/netstore/pd-book_27458319.html


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レオニド:楽天Koboでも配信開始『コンチェルト・ダスト』新装版 [ニュース]

往年の少女漫画『キャンディ・キャンディ』にエレノア・ベーカーという女優が出てきます。
読んだのがはるか大昔なので記憶を頼りに書いているが、
ググって一応確認したところ間違いなさそうである。
テリュース(通称テリィ)の母親でアメリカ出身の女優。
テリィはたしか女優顔の自分の顔を憂いており、グレ気味なんじゃなかったか?

以前にもこのブログでチラと書いたが、私はアーチー推しで、
アーチーはアニーとお似合いのカップルになるところも好ましかったし、
最終巻、バグパイプを一人で吹くシーンなんて、
アーチの良さが出ているという点に関して言うなら一人勝ちだった。
ほかには早々に退場してしまうアンソニーが良かったので、
……みんなテリィが大好きみたいだけど、一体何がそんなに良いんだろうか……? 
と。

そんな反応を示すと親きょうだいは決まって、
《そう感じるのはお前が幼いからである。ガキにテリィの魅力はわからない》
と一笑に付し、
事実、私は幼女でようやく文字が読めるようになったガキだった。

中学になってから、いや高校になってからも、
キャンディ・キャンディの話題が出ると、多種多様な友人が少なからず
《テリィが人気あるのは当たり前じゃん!》という反応で、
大人になったときに、さて自分はどう感じるかと。
既に相当前になるが、一度読み直してみたことがある。

ヒロインであるキャンディがテリィに惹かれたのは知ってるし、
無論そういう意味ではわからなくないのだが、
やはり私自身はアーチーが好きなのに変わりはなかった。
大人になって読んでみると、あの憎たらしく面倒くさいニールの愚かしさがけっこう味わい深かった。

で、テリィに関しては、ああいうタイプが当時の流行りだったから大人気を博したんであって、
今読んだら果たしてみんな本当にテリィが好きなのかなぁ?
……と疑問に思えた。や、好きなんだろうけども。

エリート校の寄宿舎で、ちょっと着くずしたのがさまになっている素行が悪い不良タイプ、
母親似の女顔の美男子で、その母親のことがコンプレックスで内実はとても頭が良くて……
というキャラクターであるならば、
私は断然、萩尾望都の『トーマの心臓』のオスカー・ライザーが群を抜いて好きなので。
意外に世話焼きで、過去の辛酸と懐の深さとが比例しており、人の痛みを熟知している。

しかしそんなオスカーの母親の名前は憶えていないのに、
テリィの母親が、エレノア・ベーカーという名前であることまで覚えている。
というのも映画『サウンド・オヴ・ミュージック』にて、
トラップ大佐とつきあっている美女・男爵夫人を演じた、
エレノア・パーカーという銀幕女優がいたからです。エリノア・パーカーと記されたりもする。

中1のときだったか、この映画をビデオで見て、
(……はッ! この名前どこかで知ってるぞ! あ! テリィのお母さんの名前に酷似!)
と強烈に記憶に焼きついた。
華やかなアメリカの人気女優という経歴も、
実在のエレノア・パーカーと漫画のエレノア・ベーカーには共通項が多いので、
勝手な想像だけれども、原作者の水木杏子さんが
ハリウッド女優エレノア・パーカーを、
テリィの母親エレノア・ベーカーのモデルにしたんじゃないのかなあ、と私は思いこんでいる。

──さて、先日電子化した『コンチェルト・ダスト』にL・Kというイニシャルでちらりと登場する謎の医者、
『黒十字サナトリウム』でレオニド・コルガンとして登場する男と果たして同一人物か……?
と、おぼしき彼につきまして、
「レオニード・コーガンという実在のヴァイオリニストをモデルにしてる?」
と聞かれた。
私は甚だ困惑した。

そもそも黒十字のレオニドはヴァイオリンを弾かないですし。

「え……知らない。誰なの」
「モデルほどではなくとも、インスパイアされたと言う意味で」
「いや、そのヴァイオリニスト、私は初耳です」

レオニドとは、ウクライナをはじめロシア語圏で珍しくないファーストネームである。
(だから実在ヴァイオリニストのLeonid Koganについて掘り下げてみても、
今後のコンチェルト・ダストの展開が見えてくることはない。)

「弦楽器を習ってるのに知らないの!?」
「あ……ごめ……勉強不足で……でも私が習っているのはチェロだから……。ヴァイオリンはチェロの親戚だけど知らないことはいっぱいある。そもそもチェロについてまだまだあなたのこと私いっぱい知りたいのという段階なので……」

音楽を習わなくてはならない決まりが課せられている世界でもなく、
趣味でやっている弦楽器、その中でどの楽器を習うかを決める時点で、
チェロを選んでいるのには、それなりの理由が私の中では明確にあるのだ。
かさばって移動がきついし、楽器自体も弦もいちいちお値段が余計に張るのに、
つましい生活の中でなおチェロをとりわけ好いている理由が。

むろんヴァイオリンも相当好きだが。
立って、あの姿勢で演奏するのがデフォルトというヴァイオリンの仕様が、
頸椎ヘルニアのせいでほぼ常時、首痛いマンの私には骨格的に無理ゲーがすぎるという、
大きい一因もある(しかし、それだけでもないんだ)。

そんなこんなで、初めて知ったLeonid Koganについて軽くググってみることに。
なるほど呆気ないほどすんなりYoutubeでLeonid Koganの音源がわんさか出てきたので、
ひょんなめぐりあわせで、聞いてみています。
指が走り気味の軽快な弾きかたで、どれも練度が高い。

→楽天Koboでも配信開始となりました。
『コンチェルト・ダスト』 新装電子版




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『コンチェルト・ダスト』新装電子版できました(ダウンロード販売開始)  [ニュース]

コンチェルトダスト電子版表紙縮小ver.jpg

『コンチェルト・ダスト』新装電子版
アマゾンKindleと、Boothでダウンロード販売開始です。

・Amazonキンドル商品ページ→https://amzn.to/2N4vc0q
・Booth商品ページ→https://bcsanatoriumpub.booth.pm/items/1759494
(追記:現在Boothでは取り扱っていません。Amazon kindle あるいは楽天Koboでダウンロード購入できます。ハードカバーの初版単行本(早川書房)も入手可能です。)

『コンチェルト・ダスト(早川書房)』ハードカバー単行本を、
電子版に加工するため、ちまちま自主制作してきましたが、ようやくです!
このブログでもデザインの進捗など、一時期たびたびアップしていた。
あれ結局どうなった?……と思われていた方もいらしたのでは。

実は年末にはアマゾンキンドル側に作品の登録を済ませ、
一月一日から購入可能になる、という腹積もりでいたのだが、
著作権等にまつわる事務手続きに、少し手間どった。

その間にBoothのほうも用意しました。

現在、新装電子版がダウンロード購入可能なのは、
アマゾンKindle(mobiファイル)と、
Booth(epubファイルとmobiファイルの同梱)です。
半年以内に、楽天koboでも読めるようにしたいです。

表紙絵は、当初このブログで「化粧扉」として進捗披露していたものを、表紙絵としました。
「表紙の予定」と見せていた『ヴァイオリン奏者』を加工したものを、口絵(化粧扉)とした。

なにしろ表紙絵にしようと思っていた『ヴァイオリン奏者』が、
サムネイル画像になると、ひたすら暗い画面にしか見えず、よくわからない。
かといい、これ以上いたずらに明度や彩度を加工するのは避けたかった。
口絵と表紙絵を入れ替えてみたところ、意外にもしっくりきて、
むしろなぜ当初からこうしなかったのだ、自分よ……。

些末なことだが苦労した点を一つ、編集後記的にしたためるとするなら、
特定の行間に使っているセーニョの音符記号、
Music-segno(1).png
こいつがキンドルのリーディングシステムで表示できない点でした。
◆の上に?記号が白抜きで入った状態で出てくる。
要するにエラーマークが。

『コンチェルト・ダスト(早川書房)』ハードカバー単行本においては、
回想シーンが挿入される、その切り替え地点に、セーニョの記号を入れています。
セーニョの記号を使っていた理由は、音楽が題材の一つになっている小説だからと。
又、またセーニョというのがD.S.(ダルセーニョ)と対で使われ、
曲頭ではないところに戻りたいときの標として使われている、繰り返し記号の一種だからです。

作中、セーニョ記号で切り替えている部分は、
主要登場人物がのちのちまで、かえすがえす繰りかえし反芻する内容にあたる。
用途としてこれ以上適切な記号はないと選んで使っていました。

が、Kindleでこの文字コードが反映できない。色々チャレンジしてみたが無理だ。

リーディング用アプリをうたって大々的に展開しているなら、
いかなるたぐいの特殊文字や記号・符号であれ、
文字コードで入力できるものは全て表示できなくて、何の意味があるというのだ……Kindleよ……。

で、次には画像として入力しようと試みた。
(このブログも画像挿入で表示しています。)
が、なにぶん小さい記号一文字。
KindleのMobiスタイルであれ、epubであれ、リフロー形式で文字サイズを変えられるのが利点なのに。
画像はめこみは、文字とそろってちゃんと機能してくれない。

そもそも日本語の使用可能フォント自体が少なすぎるから、
字下げ等で対応している箇所も少なくない……。
(英語フォントは、かなり豊富に取り揃えられているらしい。)
おそらく日本の電子書籍市場でもっとも多いのは漫画。
漫画は画像をはめこんでいるので、フォント対応が必要ない。
リーディングアプリ側がフォント機能と文字コードを充実させようと、取り組んでないんだな(怒)

で、苦肉の策として、†(短剣符・ダガー)を代用しました。
†は、これまでも私は他の作品で常用してきている。
『コンチェルト・ダスト』の同作中でも使っているので、違和感は全くない。
むしろセーニョ記号と比して、一般的になじみもある。

短剣符は、
「もともとローマ・カトリック教会の典礼書において、
聖歌の楽譜の中の小休止を示すのに用いられたのが起源であると言われる」(Wikipedia)
とのことだから、今回の作品の題材と、大きくかけはなれてはいまい……。

……ということで、現時点では折り合いをつけました。

今回、「電子版あとがき」をつけています。
初版刊行からすでに6年が経ち、当時私はつまびらかに解説するべきではない、
わかる人に読み取ってもらえればそれだけでかまわない、
と考えていた箇所に関して、
この「電子版あとがき」で、ところによってはかなり真っ向から掘り下げて、解説しております。
ある程度の冷却期間をおいて、作品について客観的に語ることに、それほど躊躇がなくなった。

このたびe-book化するにあたり、再編集しています。
──やはり単行本ハードカバーの美しい装丁にまさるものはあるまい──
と考えているので、
再編集によって、せめて電子書籍のデメリットを補えるくらいには、
本全体の質が向上するように、内容・デザインの両方において、
作者個人ができる範囲に限られますが、できる限りつとめました。


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So-netブログ→SSブログ [ニュース]

当該ブログ「黒十字発禁辞典」はこれまで10年以上にわたりSo-netブログを利用してきており、
というのも自宅兼仕事場の回線をSo-netで契約しているからです。

今時、もっと割の良い回線もあるだろうことは承知している。が、
ひとえに「この公式ブログのアドレスを変更したくない!」
という強い意志で、かなり使い勝手の悪いブログにもたゆまず、
10年以上も使い続けてきていたわけです。

ところが、かなり突然一方的にSo-net側が、
「2019/10/1からアドレスをを変えるよ、So-netブログじゃなくてSSブログというのになるよ、
アドレスのドメインは一部を残して、あとは勝手に変えるよ」
と連絡してきた。

はい?

運営母体は特に変わらない様子だが、
アドレスが変わってしまうなら、もういっそSo-netの回線自体の利用をやめようか。
そうあらたに検討し、よそと契約しなおすにしては、いくらなんでも私には急すぎた。
ブログの引っ越しをするのも気が重い……なんかいろいろ酷くはないか?

もやっているうちに、本日、数時間にわたるメンテが入ったのち、
SSブログというものに切り替わりました。

これまで、有料のブログだとは信じられない使い勝手の悪さだったのが、
今後、使いやすくするから名前を改めるよ、という話なので、信じてみたいのだが、
今の所、改善された部分は全く見受けられない。そんな気配もサラサラ見えないままである。

いまだに当該ブログのトップ左端には、現時点でSo-netブログのロゴがあるし、
いっぽうでドメインが変更になったせいで、
こんな短いアドレスに、blogという語が二度も入る結果に。
なんか頭良くない感じになっているのが、またきつい。

一応、
「これまでのブログ(記事)は自動的にリダイレクトされます」
とのことで、実際に試したらリダイレクトはちゃんとされるようです。
今まで通りのブックマークでも、しばらくの期間は使えると思います。

ただ、本日10%になった消費税の軽減税率*と同じようなもんで、
あくまでも期間限定のサービスにすぎないかと思いますので、
新規アドレス(黒十字発禁辞典:https://blackcrosssanatorium.blog.ss-blog.jp/)に、
ブックマーク等の変更を、お手数ですが、どうぞよろしくお願い致します。

私は、ソネットブログのアドレスを、2012年以降は名刺にも入れているので、
そちらのほうも……ああ、名刺をまた一式、作り直さなきゃならないのか……
まだ残りが沢山あるのに……地味に影響が波及する……。

本音を言うと、
SSブログって、そもそも名前が、なんか嫌だ!
SSと聞いて一番に思い浮かぶの、ナチスの親衛隊ではないか!
それともスーパーサイズって意味だったりするのかなあ……!?

So-netはSONY系列なので、SONYなんちゃら(SONY's Serviceとかそういうの?)
とは思ってみるのの、SSが何の略なのか、
そこんところが現時点、明らかにされていないのが、
正直かなり気持ちが悪い。

So-net ブログ 名称およびドメイン変更のお知らせ
https://www.so-net.ne.jp/info/2019/op20190718_0028.html

通常、こういうお知らせには「SS(ソニーなんちゃらサービス、以下SS)」
と記してあるのが常なのに……。

少なくとも海外ではSS(エスエス)といったら、まずナチスの親衛隊のことだから、
みんな気を付けてね、というか常識だしそんなこと知ってるよね!

ちょっと気になるのが私のブログ、黒十字と入っているのだ、black crossと!
ここのブログの読者はおそらく皆、知っていると思いますが、
これはデビュー作の『黒十字サナトリウム』に因んでつけたブログタイトルです。
作中アイテムの自主転用です。

黒十字とはしかし、ドイツやプロイセンの伝統的な紋章として、
現在でも勲章などでよく使われる、由緒正しい印でもある。

更にはこの形から派生した鉄十字を、ナチスドイツもそのまま利用し、
その鉄十字に鍵十字(ハーケンクロイツ)を刻み込みつつ、勲章等にしていた。
映画などで見かけるかと思う。

私の『黒十字サナトリウム』はドイツが舞台ではなく、
主な登場人物にドイツ人もいないし、独での黒十字的な意味合いは皆無です。
またblack crossって英語だし……というかもはや外来語。
いずれも日本語に溶けこんでいる単語だし、
私自身、実際に作中で外来語(つまり日本語)として使っていた。
ドイツ語の黒十字(Schwarzes Kreuz)とは別物なので、
SSと組み合わせて使われることになろうとも、なんら含みは生じないと思いたいが、
雰囲気的に若干ネオナチっぽいアドレスに見えるようになったのが、とても不愉快な結果である。

私はゴシックは好きだけれども、ナチス及びネオナチとは一ミリも相容れない。
作品を読んでくれている方々は、
そんな事を改めて私が言及しなくとも、作中からもそう読み取れると思う。

ただ今時はその辺をきっちり線引きしておかないと、危険な時代になってきた。
「万一、変に誤解をまねいて、別にネオナチに勘違いされようとも、特段、困らないよ~。
むしろネオナチから、ゴシックに転向してくれるかもしれなかったりして。うふふふ」
と、呑気に構えていていい時代ではなくなってきた気が、正直するのだ。
通りすがりにシンパだと思われたりしたら、かなわないので、
明記しておこうと思いました。念のために。

で、この一見、腹立たしいSSというのは、
ナチスの親衛隊以外では、
どんな略として用いられているのだろうかと。
ググってみました。

Spiritus Sanctus: 聖霊 (ラテン語)

……これ、良いじゃないか!
ラテン語なのがミソで、私のゴシック語彙のストライクゾーンにクリーンヒット。
黒十字の語や、私の生息しているゴシック・哲学界隈、幻想文学路線の世界観と文句なく合う!
black crossとSpiritus Sanctus──むしろあつらえたようだ。 

というわけで、So-net側がこのSSが何の略なのかを明らかにしていないこともあり、
当該ブログとそのドメインのSSは、
Spiritus Sanctusのという意味で参りたい所存です。

今後とも、どうぞよろしく。

*



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(無料再配布)カレンダー&スケジュール紙版5~6月 [ニュース]

無料配布のカレンダー5月、6月分、セブンイレブンのネットプリントに登録しました。
用途やお好みに合わせて、使えそうなら是非どうぞ。
4月次点でも配布したし、5月はかなり過ぎてるし微妙かなあとも思いますが……。
6月はむしろ頃合いだろうか。

セブン‐イレブンのマルチコピー機利用料はカラー印刷A4、1枚60円です。
(操作ガイド https://www.printing.ne.jp/support/lite/guide/step2.html

登録の有効期間は、今回いずれも2018/05/24 23:59迄です。

〇5月透かし絵なし
#予約番号74016302

〇5月透かし絵有り
#予約番号20610735

〇6月透かし絵なし
#予約番号05998694

〇6月透かし絵有り
#予約番号50979125

詳しい絵柄等については、こちらを今いちど御覧あれ。
〇セブンのネットプリントに登録した(無料配布)カレンダー&スケジュール紙版
http://blackcrosssanatorium.blog.so-net.ne.jp/2018-03-01-1

紙ブックカバーの配布も4月中にとか言っていたのに、
気付けば五月になっていて、ひとまず第一弾を開始したいが。
まだネットプリントで試し刷りをしていないので、
ブックカバーは今少しだけ待っていてください。

All Rights Reserved.
(すべて無断転載や二次配布を禁じます。)

(無料再配布)カレンダー&スケジュール紙版 [ニュース]

無料配布のカレンダー、4月~6月分、
セブンイレブンのネットプリントに登録しました。
用途やお好みに合わせて、使えそうなら是非どうぞ。

セブン‐イレブンのマルチコピー機は、カラー印刷A4、1枚60円です。
(操作ガイド https://www.printing.ne.jp/support/lite/guide/step2.html

登録の有効期間は、今回いずれも2018/04/07 23:59迄です。

〇4月透かし絵なし
#予約番号00645053

〇4月透かし絵有り
#予約番号13713258

〇5月透かし絵なし
#予約番号00520111

〇5月透かし絵有り
#予約番号64750489

〇6月透かし絵なし
#予約番号35732588

〇6月透かし絵有り
#予約番号38826887

〇カレンダー3-6月
#予約番号71724697

〇カレンダー3-6月VOGA
#予約番号11188848

〇カレンダー3-6月ピニョンスクリプト
#予約番号94000343

5月~は、今後も再配布する予定でいます。

詳しい絵柄等については、どうぞこちらを今いちど御覧あそばして。
〇セブンのネットプリントに登録した(無料配布)カレンダー&スケジュール紙版
http://blackcrosssanatorium.blog.so-net.ne.jp/2018-03-01-1

なんだかいきなり温かくなったので、
近々、紙ブックカバーの配布も4月中に、
ひとまず第一弾を開始したいです。

All Rights Reserved.
(すべて無断転載や二次配布を禁じます。)


セブンのネットプリントに登録した(無料配布)カレンダー&スケジュール紙版 [ニュース]

DSC_0437.JPG

実際に紙にプリントアウトしたときの風合いはこんな感じに。
私の影が映りこんでいるし、自然光で撮っていないため、
色合いやサイズ感の比較対象として、私の著作物を並べて置いてみました。

セブン‐イレブンのネットプリントに登録しました。
(操作ガイド https://www.printing.ne.jp/support/lite/guide/step2.html
用途やお好みに合わせて、よろしければセブン‐イレブンのマルチコピー機でプリントしてください。
セブン‐イレブンのマルチコピー機は、カラー印刷A4、1枚60円です。
登録の有効期間は、2018/03/08 23:59迄です。

A4 2018 Calendar & Schedule中里友香作)

いやぁ、ちょっと前まで6月が31日まである謎カレンダーの部分が有った(怖い)。
無論ちゃんと直しました……。
ぼーっと脳内自動モードで単純作業をすると、ろくなことないよ!
透かし絵の花はこのくらい濃くしないと、ほとんど印刷に出ない事を知った……。

〇 三月透かし絵なし
#予約番号63900527、2018/03/08 23:59迄

〇 三月透かし絵あり
#予約番号04073189、2018/03/08 23:59迄

〇 四月透かし絵なし
#予約番号26553260、2018/03/08 23:59迄

〇 四月透かし絵あり
#予約番号81503749、2018/03/08 23:59迄

〇 五月透かし絵なし
#予約番号19818732、2018/03/08 23:59迄

〇 五月透かし絵あり
#予約番号82623665、2018/03/08 23:59迄

〇 六月透かし絵なし
#予約番号07194107、2018/03/08 23:59迄

〇 六月透かし絵あり
#予約番号41368303、2018/03/08 23:59迄

〇 カレンダー(3-6月)
#予約番号52978728、2018/03/08 23:59迄

〇 カレンダー(3-6月)VOGA
#予約番号31948054、2018/03/08 23:59迄

〇 カレンダー(3-6月)pinyon script
#予約番号95847522、2018/03/08 23:59迄

DSC_0431.JPG

上の写真のカレンダー(3-6月)は、pinyon script(フォント名)のヴァージョンです。
セブン-イレブンでプリントする際は、クリアファイルの持参をお勧めします。
ないと割と扱いに困るし、くしゃくしゃになったら悲しい。
4月~は、今後も再配布する予定でいます。

All Rights Reserved.
(すべて無断転載や二次配布を禁じます。)

副産物(2018年カレンダー壁紙無料配布)予告 [ニュース]

2018/2~ Free Calendar Wallpaper 進捗公開中里友香作)

2018年2月~PC用の壁紙カレンダー(フリーダウンロード)作りました。
無料配布予定です。

なぜこんな中途半端な時期に……と思われるだろうが、
そもそも思い立ったのが、紙のブックカバー制作中。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(https://creativecommons.jp/)で素材を集めていると、
「サイズとか絵柄とか……これはブックカバーというよりは、カレンダー壁紙にしてみたい」
というヴィンテージで素敵なのが随分と集まってきて、
ためしに、わたしなりに、壁紙カレンダーとしてデザインして作ってみたのだ。

で、ひょっとして誰かの気に入るかもしれないから、
ブログに置いておこうか……と。

勤め人をしていたころ、昼休みや、ちょっとした合間に、
良い感じのPCの壁紙を探して、これ、というのを設定するのが、
せめてもの息抜きだった時期が有りました。
カレンダーはPCの時刻部分をクリックすれば見られるけれど、
祝祭日の色がなくて一律カラーなのが、不便だと思っておりまして。

壁紙に関しては、ネットプリントのような期限はないので、
ずっと置いておけます。
気が向いたら、ダウンロードしてもらえれば差支えないかなあと。
つまりは紙ブックカバー制作中の副産物だったので、
かように中途半端な時期になり。

いや、しかし、もうとっくに2月も3日でしょ。

わかってる……実は1月末には、2月分は出来ていた。
だが突然の体調不良で……正確には怪我みたいなもんで……
「魔女の一撃」に見舞われ、激痛すぎてPCの前に3分と座っていられなかった。
今も、一定時間以上は困難で……。

まだ今年の3月までしか、作っていませんが、
2019年1月分までは素材を集めて、曲がりなりにもデザインしてあり、
あとは暦を入れていくだけです。
ですので来年1月まで、毎月分を、適宜アップしていきたいと考えてます。
需要が有るかは、さておきだ……。

で、2月分のフリーダウンロード・カレンダー壁紙の設置については、
今しばらくお待ちを!
2月は短いので、急ぎ近日中にはアップロードしたいと思ってます。
体感的には、今がすでに2018年なことに、未だ静かに驚いている口なのだが。

カラー版・紙ブックカバー(無料配布予定)試作中 [ニュース]

個人で無料配布予定の紙ブックカバー、カラー版を試作中。
こんな感じにする予定でいます。
カラー版/紙ブックカバー花鳥ほか中里友香作)

1/23とあるスライド部分、その右の[>]をクリックすると、23イメージが順に見られます。

素材はクリエイティブ・コモンズ・ジャパン(https://creativecommons.jp/)で集め、
Canva(https://www.canva.com/)を使って、デザイン・加工をしています。
スライド上でCanvaと透かしが入っている部分は、実際には消えます。
 黒いパラシュートに入っているのと、
 ギボウシの絵の青紫のリボン、そのレーベル部分に入っている文字です。
 実際にはHosta(ギボウシ)という英語を入れているのだが、
 Canvaという文字で上書きされ、このスライド上ではよく見えない……。

いやーさて、このスライドのデザイン画像のうち何点が、プリントで弾(はじ)かれて、
いったい何点、生き残れるだろうか……。

なるべく発色をクリアめに色調整しているのだが、
淡いグラデーションが駄目とは、
果たして、どのくらいの濃淡が苦手なんだろうか、マルチコピー機のプリンターよ。

まだ、実際にコンビニのマルチコピー機を使って、試し刷りをしてみていない。
発色がどう出るか、それによって今後も直したり削除したり、取捨選択する必要が。
まずは、こんな路線でおります。
白黒版もそうですが、意外に自分の嗜好が垣間見えてくるものね、これ……。

端っこにある『黒十字療養所出版部』のロゴは、
折りこむから隠れてみえないはず、
という目算。

本の厚みやサイズによって、
背表紙や折り込みに必要な分が変わってくるし、
なんとなく、こんな感じで使えるか……という、ふわっとした作り方をしている。

本当ならば、ひっそり常設して、
気ままなペースで、ちまちまと配布したい。
しかしマルチコピー機は、登録画像をプリントアウトできる猶予が、一週間しかない。

ですので、もう少しだけ温かくなって、
異例な降雪シーズンを脱してからが、せめても妥当な時季だろうか、
……と思案中です。


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紙ブックカバー(無料配布予定)制作中 [ニュース]

紙の本のための、紙ブックカバーを制作中です。
できあがったら、ネットプリントで無料配布*しようと。

紙の本が好きなので(電子書籍は必要に迫られたときに大いに利用している)、
本にブックカバーを掛けたい。
自宅で読む本には、大抵、グラシン紙を購入して、掛けています。
本の扱いがとりわけ丁寧かというと、案外そうでもないので、
汚れたり濡れたりしたら、気軽に交換でき、焼け防止にもなるブックカバーは必須なのだ。

古本でしか入手できない、そこそこ汚れている本などは、
表紙を素手でじかに触るのに、抵抗があったりする。
手袋をはめて読むこともあるのだが、
ページがめくりにくくて、もともと古い本だし、けっこう破ける。

書店の紙ブックカバーが掛かった状態だと、どれも似たり寄ったりなので、
規格が画一の文庫本など、いちいちページを開いて目当ての本を探すのが、手間。
その点、グラシン紙は透けるので、便利で愛用しています。

しかしだ。グラシン紙のこの利点は同様に難点にも。
外で読みたいときに、他人に見える。
表紙や背表紙がもろ透ける。

見られて困るような本じゃなくても、
人から見えちゃうのって嫌なんですよ。
洋書とかも洋書とわかる「裸」で持ち歩いて読むのは、抵抗が。

革のブックカバーを持っているんですが、
本が重くなり、かさばるため、
使い捨てられる、紙のブックカバーが扱いやすいの……。

Amazonや楽天ブックスなどのネット書店を多用していると、
まず紙のブックカバーがついてこないし、
有ったら有ったで、どれもこれも同じカバーだと、
それはそれで、目当ての本が見つけずらい。

……という感じで、必要に迫られた。
どうせなら自分好みなスタイルの、紙ブックカバーを使いたいなあと。

また私と同様の不便を覚えている、本好き読者のかたがたは、
少なくないんじゃなかろうかと、思い立ちました。

自宅のインクジェットプリンターで、文章のプリントをすることに慣れていると、
画像のプリントは信じられないくらいインクを食う。
一般的なインクジェットだと、紙がインクを吸って、ビッシャびしゃに。乾くまでにシワシワに……。
焦って本に掛けると、本も手も汚れて本末転倒、はなはだしい。

しかし今は、コンビニのマルチコピー機で、ネットプリントができるのだ。
誰でもレーザープリンターにアクセス可能で、容易にプリントアウトできるじゃない!

遅まきながらそう気が付いたら、俄然、スイッチが入りまして、
作業しだしたら、興が乗ってきた。
いま紙のブックカバーデザインが30点ほど……。

マルチコピー機は淡い色のグラデーションが苦手と聞くので、
発色がどの程度になるか、カラー版は試し刷りしてみた結果で、大幅に変更するかもしれないため、
まだ不確定要素が多いですが。
白黒版は大体、こんな感じにする予定です。

紙ブックカバー/白黒版中里友香作)
1/8とあるスライド部分の[>]をクリックすると、8イメージが順に見られます。

(鳥のイラスト部分にうっすら入っている網目の透かしと、
蝶のイラスト部分に入っている網目とCanvaという文字は、
制作過程中のものにCanvaが入れている仕様であって、実際には消えます。)

カラー版はもっと甘い感じの、キレイめ素材を多く使ってます(後日サンプル公開予定)。
今回、ブックカバーの素材集めで役立ったのが、こちら。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
https://creativecommons.jp/

著作権が切れていて、加工や商用利用可能な、古いイメージの数々を一挙にサーチ出来る。
(サーチに掛かったものが、本当に著作権が切れているかどうかは、
いちいち確認したほうが良いとのことだが)
使えます。

*無料配布について



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Yahooメールが受信できない [ニュース]

私はもう17~18年近くホットメールを使っているんですが……(あ、今でいうOutlook)
最近、Yahooメールを受信できません。

おかしい……と思いたち、自分でせっせとYahooメールのアカウントをこしらえて、
何度も送信チャレンジしてみたが、いっこうに着信しない。
Yahoo側の問題かと思い、別のアドレスに送信してみたところ、そちらは問題ない。
これHotmail=Outlook側の問題だ。

一次的な不具合なのか、恒久的な互換性の問題なのかさっぱりわからないが、不便だ!
最近のやたら重いしな! 

とはいえ20年弱にもわたり使ってきたホットメールなので、
今更、そう簡単にメアドを変更できない……。

という仕儀ですので、
Yahooメールからホットメールアドレスあてにメールを下さるかたは、
お手数ですが、別の連絡手段でお願いします。



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自分で一から英訳していつか出そう [ニュース]

『カンパニュラの銀翼』英訳版、Silver Wings of the Campanula,
出なくなりました。
これについては経緯等、きちんと詳細をこのブログにアップするつもりです。
実は何度も試みてはいる。
ただどうしても特定の誰かや何かを糾弾、責め、咎める文面にならざるを得ない。
また現在進行形で、きちんとした回答と対処を先方から得られていない部分もあり、
状況を正確に説明しようとすればするほど、難しい。

他の作家はやらないことであれ、
私自身は時間と労力をみっちり費やし、英訳チェックしてきていた分、
いろいろを思い起こすだけで、余りにもストレスフル。

体調にも仕事にも悪影響が出そうなので、ついついブログアップが後回しになってしまっています。
とても残念なのは無論、許しがたく怒りがこみ上げてくるのが、おさまってきたら書こう……と。
でないと読むほうも、読み心地が悪いだろうし。
そう思っているが、いつになるやら。

ぼちぼち折を見て、具合が悪くならない範囲で、冷静かつ淡々と書ける範囲で、
合間合間にブログにアップできたらな、と思っています……。

私ってば精神はわりと壊れない鋼のロックな魂っぽいのですが、
精神がストレスを受けると、
肉体のほうが覿面(てきめん)にダメージを受けてガタガタ壊れてくるっぽい。
そっか、だからロックやパンクよりもゴシックに共鳴しがちなのか。

以前、NYに旅行したときだった、クリスマス・イルミネーションでにぎやかしいけど、
寒くてたまらん夜の街並みを歩きながら、
「だって呪(のろ)いは弱者に残った最後の救いだもん」と話したら、
「あぁ~そういうことかーーー友香がいつも何を言いたいのか、やっとわかった」
と多くを語らずして友人がやけに納得したけど、
ゴシックに共鳴したり憧れたりする人は、この辺がキーなんじゃなかろうか。

精神および魂が強固であれ、肉体が比較的脆(もろ)い立場の者。
逆パターンでもいいですが、
ようは精神力と肉体力のバランスがうまく呼応しない、均等でない者にとって、
惹かれる世界があるんですよ。

紙書籍『黒猫ギムナジウム』(講談社ボックス)につきまして [ニュース]

『黒猫ギムナジウム』の本が、現在、品切れ状態です。

一週間ほど前に、アマゾンや楽天ブックス、丸善ジュンク堂などをはじめとし、
すべてのオンライン書店で入手不可能・在庫なしとなっているのを知り、
私に一抹の不安が。

数年前、日本SF新人賞受賞作の『黒十字サナトリウム』で、似たような状況になった時、
版元の徳間書店が私の本を断裁処分していた。
まさか『黒猫ギムナジウム』も同じ末路をたどったのか?

『黒十字サナトリウム』の時は、担当編集者も断裁処分について把握していなかった。
日本SF大賞の贈賞式にお呼ばれして出向いたとき、
担当編集者をつかまえて、かくかくしかじかなのだが、売り切れてるわけはないですよね? 
そう尋ねたところ、
売り切れるはずはない。え、在庫なし? 本当に? アマゾンが在庫を切らしてるだけじゃなくて?

販売部に問い合わせてもらったら、
本は市場に出回っている冊数しかなく、
版元が倉庫に保管しているすべてを、断裁処分にしていたのが判明した。
いくらなんでも見切りをつけるのが早すぎると思いましたが。
売上げの初動で、今後の採算を予測して、倉庫の場所塞ぎだと、見切りをつけられたわけです。

あとで『カンパニュラの銀翼』で、アガサ・クリスティー賞を受賞したとき、
それまでは私の『黒十字サナトリウム』を知らなかったが今こそ買って読みたい、
という読者の方々は結構おられた。
しかし一度は大量に断裁した本を再度重版するほど、出版社は採算度外視で本を刷ったりしない。
断裁した分もカバーできるだけの売り上げが見込めなければ、
版元にとっては重版するだけの帳尻が合わないのです。
今でも『黒十字サナトリウム』の紙の本は絶版のままです。

そのトラウマがあったので、
またか……またなのか~
かなりナーバスな心地で、版元である講談社に問い合わせました。

「講談社倉庫でも現在品切れとなっています」

完売したのか……!
売り切れたのか。そうか……良かった。

2011年、当時の担当編集者に「中里さんの本など出さないほうが、うちにとってはメリットなのが、わからないんですか。売れないとわかっている本を出す必要などありませんからね。黒十字サナトリウムも、初動が悪くて徳間書店で見切りをつけられて、断裁処分になってますよね」
という内容を(キレイ目に要約しました)メール等で悪しざまに言われ……。
編集者のミスで誤字脱字になった部分に、クレームを入れるも、
「それでは重版するときに、思う存分、直してください」(重版なんてなるはずありませんが)
という対応をされて、
私としては、
(すぐには売れなくとも、きちんと自分の信じる物語を丹精こめてつくれば、必ず手に取ってくれる読者はいる。なかには面白さを理解してくれる読者もいるはず。時間はかかっても、きっと)
そう信じていましたが、裏付けられるだけの実績がなかった。

断裁されてしまえば、届くべき人のところにいつかは届くという望みを完璧に断たれるので、
――おお、売りきれたのだったか……。胸をなでおろす。
良い本だと自分が信じた物語は、時間はかかれど、きちんと読者に届けられる、
「初動がすべて」
ではなかったのだと。

昨今、売り上げは初動がすべて、という考えが一般的に蔓延しています。
私の本のように読者を選ぶといわれる作品、シリーズものでなく一冊が長い単行本は、
初動が良くないので初版の刷数がものすごく少ない。
内容如何以前に、売りにくいから、版元はいっぱい刷りたくないんです。
同じ講談社の『みがかヌかがみ』は、『黒猫ギムナジウム』の半分の部数しか刷られていません。

『黒猫ギムナジウム』もこれまでの売り上げ動向などから、
現時点では、すぐには重版をかけられないとのことです。

黒猫ギムナジウム』は、クリーク・アンド・リバー社から、キンドルをはじめ電子媒体で出ています。
昨今は、タブレット端末の性能も上がってきて、かなり読みやすくなっていますし、
人によって生活スタイルは違う。
たとえば入院しているときに思いついた本をすぐさま読みたいとか、
長時間移動中に本を読みたいなんて場合は、
荷物にならないし、人に頼まずに調達できるので、タブレット端末で本を読めるのは便利かと。
いろんなオケージョンに合わせて、いろんな媒体で利用できるのは、捨てたもんじゃない。

ただ、本好きは物語が好きなのと同様に、本という質感が好き。
私自身、本は紙書籍で読めるのがベストな楽しみ方だと感じています。
それに、マイナー作家である私の本までたどりつき、最後まで読んで、好いてくださる読者は、
ほぼ間違いなく「本好き」ではなかろうかと。
だからできるだけ紙の本でお届けしたいと思っています。

一つ、楽観視できることと言えば、
現在の担当編集者は『黒猫ギムナジウム』をわりと好いてくださっている感触が。
重版したい、という思いは共通の意向としてあるので、その分、障害は少ないかなと。

丁寧に読み応えのある本をつくっていれば、初動は悪くとも、じわじわ売れる。
長い目で見れば、結果的に黒字になる。
中里友香の本はそういう売り方が通用するのだと、
そんな実績が一つできたと、分かってもらえたら……。
作者であれ、自分ではどうにもできない部分があるのですが、
再度、紙の本として入手できるようにしたいです。

ひょっとして、



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アンケートの結果発表!(当ブログ読者の世代) [ニュース]

一ヶ月前のブログの記事でアンケートをお願いしました、
結果を発表いたします!

10代 : 3%
20代前半 : 20%
20代後半 : 14%
30代前半 : 17%
30代後半 : 9%
40代前半 : 16%
40代後半 : 6%
50代前半 : 6%
50代後半 : 3%
60代前半 : 3%
60代後半 : 3%

年代別に割合を示すとこのような結果が出ました。
(ここにない年回りは投票が無かった。)

で、結果を割合順に上から表すと、

1) 20代前半
2) 30代前半
3) 40代前半
4) 20代後半
5) 30代後半
6) 40代後半/50代前半
7) 10代/60代前半/60代後半

……となりました!

思っていたよりも積極的に参加していただけた気がする。
みんなスーパースルーするかなあと危惧していたので、嬉しかったです。
漠然と想像していたとおりの部分もあれば、
数字できちんとデータ化されて出てくると、意外に思える部分もある。
とても参考になりました。
ありがとうございました。

そういえば、この一ヶ月間にブログのアクセス数が、
従来の3分の一くらいまで減ったのは、
更新しないことによって、巡回ボット系のアクセスが減ったにすぎないのか。
それとも実際にブログ読者が、更新がないせいで来なくなったのか、
そこんとこ、現状がちょっと摑めない。


このブログ始めて8年目にしてなんなんですが [ニュース]


http://bcrosssanatorium.enq1.shinobi.jp/vote_form/125184/
よろしければ、大まかで良いので年齢を教えてください。
ほんの通りすがりの人でも問題ありません。
自称○○歳とかでも御本人の心が痛まない範囲ならば当方とくに気にしません。

ただ正しいデータを取れたほうが、
ブログ上で「こんなの共通言語だよね」
「いやここは注釈をつけたほうが親切かな」
みたいな部分で、話をしやすくなるというだけの話だ。

基本的に一つのアンケートにつき、一回以上の投票はできない仕組みなってるかと思います。
アンケート掲示期間は、とりあえず9/9~10/9の一箇月としてみます。
一箇月後に結果を発表する予定です。
アンケート集計中は結果が見られません。
よろしく。


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