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「文学フリマ東京35」無事に出店確定です [黒十字療養所出版部]

文フリ東京の事務局から当確メールが届きました。

〔今回は抽選を実施せず、すべてのお申込を当選といたしました。
したがいまして、「文学フリマ東京35」へご出店いただけることとなりました。〕

第一展示場と第二展示場Eホールを使って、昨年の文フリ東京の1.5倍の面積でやることになったそうです。

出店料を支払い終えたので、これで出店は確定。
2022年11月20日開催の第35回文学フリマ東京に出店予定です。
どうぞよろしくお願いします。

文フリ東京開催までには新型コロナ、収束に向かってほしい。
文フリ東京まで待たずにいくら早く収束してくれても構わないんで頼む。
このところ、ずっと高止まりですよね……。

感染者数が増えているだけの時はさほど心配していなかった。
「今はワクチン接種済みで軽症で済む人が大半で、病床ひっ迫も起きていないのならば、死亡者数も少ないし」と思っていたから。
結果的に第七波の現在、東京都内の感染者数は毎日大体2~3万の間であり、死亡者数も第七波が一番多く、最悪の状況になっている。

私が2020年の文フリ東京に初出店した11月、当時過去最高の感染者数で、感染対策に万全を期しての出店でした。
都内の感染者数が多くて300人から500人台に届く、という状況だったのをよく覚えています。
桁が2けたも違うんだよ。2桁だよ。
当時も既にワクチン接種は始まっていた。

第七波のウィルスは会食しても伝染しないとか、喫煙室でも伝染しないとか、そういうタイプのウィルスになったわけでは全然ないのに。
「経済優先」という名の下に国が行動規制をしないので、呼吸器疾患持ちの自分としては「ますます生きずらい」と感じています。

ちなみに「生きにくい」「生きずらい」というと「死にたい」と同意だと思っている人が居ますが、私の場合、正反対です。
生きようとしてる人間の邪魔をしてくれるなよ、という意で言っています。

喫煙室とか今、全部封鎖したらいいのに(喫煙室での感染が後を絶たないと聞いた)。
個人的には、時限立法で喫煙ルームを全部封鎖してほしいです。
それが難しいなら、電話ボックスタイプの一人しか入れない喫煙BOXをずらっと設置したらよいのでは? こっちのほうが現実的ですよね。喫煙BOX会社が潤うし。喫煙BOXはコインパーキングスタイルで展開したら経済もまわる。

それも無理なら、もうみんな大昔の不良みたいに屋上に行って吸ったら良いじゃん。 
昨今『東京卍リベンジャーズ』の登場人物ですら、メインを張る面々は誰一人として喫煙していないから、不良と喫煙を結びつけるのも時代遅れな喩えだし、こんな時でも吸わずにいられない喫煙は依存症だから、ほんと、病院に行ったほうがいい案件なのだが。
ライアビリティの関係で、飛び降りとかをされると面倒なので、たいていの屋上は封鎖になっていると思いますけど(つまり吸うなと言っているのか? このブログを読まれる方は読解力が高いからお分かりのはず)。

ヤニの煙を心底憎んでいる割に、私の小説内に喫煙描写が結構あるのはなぜなのか、
と思われる方もいるかもしれないが、時代性を鑑みてのことです。
嫌いだからと言って描写しなかったら、嫌なものは何も無かったことになりますし、物語として作りこむ部分と、嘘があってはいけない部分がある。
その線引きをどのあたりに設定するかは作風もあるでしょうが、私は喫煙の描写は入れます。
私が描く世界観の当時としては、とくに男性は当たり前に吸っていたからです。
喫煙を過度に貶めて書くこともしないです。当時は悪いものだと知られていなかったから。
経験値として喫煙による健康被害があることは皆、把握していて、その集合知が医療雑誌等々で科学的研究成果として明らかにされた上で、取り上げられるようになったのが第二次大戦後です。もっといえば朝鮮戦争の後くらいです。
それもせいぜい喫煙者のみが体に悪いことをしているという扱いです。
1980年代までは、副流煙の有害性は知られていなかった。受動喫煙だなんて概念自体が存在しない。

受動喫煙が知られるまでは、喫煙は「カッコいい」「ダンディ」「すかしてる」色合いが強かったわけで、作者の視点を投影させようとして、当時の登場人物が「喫煙習慣なんて最悪、マジで滅べ」と思っているのは、いくらなんでも不自然がすぎる。

作中に喫煙者が居る場合は、うっすら「迷惑だな」と思っている喫煙しない人間も必ず登場しています。
当時としては、迷惑がっている人物のほうがどちらかというと特異で、なんらかの喫煙しない理由があるとか、喫煙できない不都合があるという状況で。

話が逸れましたが『文フリ東京35』に出店する予定ですので、楽しみにしていてくださると嬉しいです。既刊3冊と、『黒猫ギムナジウム新装版』を新刊として持っていく予定です。あとクリアファイルも。

プラスもう一冊、遊び心のある書き下ろし新作が間に合ったらいいな……。
遊び心というのはこの場合、必ずしもコメディタッチとかギャグ色が強いという意味ではなく、私なりの遊び心の概念で、四六判で400頁くらいで納まると良いなあ、という感じで進めています。長編です。

この書き下ろしについては、のちほどまた進捗状況をアップしたいです。