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新刊は全部まとめて11月(予定) [ニュース]

講談社Box AiR で4話まで連載いたしました『黒猫ギムナジウム』
当初、6~7話くらいまでを収めて、第一冊を今年9月に出す予定で、
二冊目以降は、いつ出るのか正直まったく未定だったのです。

でも……全16話かきあげてあるわけだし。
16話だと、規定の量の2冊分に収まらないので、
3冊にして、
「SF Japan」で既に発表した番外編『葉コボレ手腐レ死人花』を同時収録するか?

『葉コボレ手腐レ死人花』の掲載先である徳間書店は、
快諾してくださって、とてもありがたかったのですが、
となると、いたずらに冊数がかさみもするのよね……。
既出で、まえに読んでくださった方もあるわけだし、新作の新刊としてちょっとアレかなあ……とも。

みなさんに『黒猫ギムナジウム』を最後まで読んでもらうのに、
2~3冊と、分割して出すより、
まとめて一冊で出せたら、いちばん割安価格で提供できる――。
と、もやもやしてたのです。

それを一括まとめて厚めの一冊で、今秋11月を目指して、出版ときまりました*
良かった! 
それがわたしの一番望んでいた発表形式で、
もともといたずらに連載や冊数を引き伸ばす予定で、書いていた話ではないので、
薄い本を重ねるよりも、あるていど収録数のある質感で、できるだけはやく全話提供したかった。

一話ずつ完結スタイルのお話だったら、二冊目、三冊目の発表時期の期間があいても、
さほど気にならないのですが。
思いっきり物語の真ん中で、ぷつっとお話が切れるってのは、抵抗があります。

出版社講談社側の方針と、私作者としての意向とが、そのあたり今回うまく合致して、
双方「これが読者のみなさんにとってもまた、一番望ましい形体だ」
という合意にたどりつけたので。
本当によかったああ(泣)

そのため、9月発表予定だったのが二ヶ月ほど遅れますが、
その分、最後までみっちりで出せます。いまほんの少しだけ待ってくださいね。

いまカシカシと、校閲に出す前の、文体の手直しと微調整をしています。

(以前発表した、外伝『葉コボレ手腐レ死人花』は、収録されませんが、
これは番外編なのと、SF Japan 2009 AUTUMN で読めまする。
とはいえSF Japanは廃刊雑誌なので、今となっては入手困難であれば、
『葉コボレ手腐レ死人花』に関しては、なにか提供方法を別途、考えていきたいです。)

*最新情報はこちら→http://blackcrosssanatorium.blog.so-net.ne.jp/2011-12-01


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