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つつやみ くけじ [た行]

『惣闇』と書いて、つつやみ、と読みます。
まっくらくらーの闇のことです。

『漏路・匿路』と書いて、くけじと読みます。
ぬけみち。間道。

これらの言葉、以前はネットのgoo国語辞書に載っていて、入力すると引けたんです。
それが最近、goo国語辞書で引けなくなった。
《該当する言葉はありません》
と出ます。

ぬぬ!

つつ闇、としては出てくるが、惣闇では該当単語が出てこない。
くけじに至っては、平仮名のくけじでも、くけち、でもかすりもしない。

わたしは気になった言葉や、こいつはかっこいいと思った言葉で、
ぶっちゃけ日常用語ではないから、いざってとき使うの忘れちゃいそうよね、
……と思った単語をIEのお気に入りに、入れておきます。

お気に入りには、goo辞書の各単語の意味のページが、わりとずらっと並んでいます。

時々、それらを整理するのだが、
つつやみ、くけじと見出しが入っているgoo国語辞書のリンクがいずれも機能しないではないか。
リンクが壊れたのかと思って、新たに語を打ちこんで入力しても、
該当単語が無いと出るばかりで、言葉が抹消されています。

どうやらこういう仕儀らしい。
(引用→)
goo国語辞書は、約24万2,000語(2010年7月現在)を収録した小学館提供の『デジタル大辞泉』を搭載しています。本辞典は、現代日本語をはじめ、カタカナ語・古語・専門語・故事・慣用句などを収録した本格的な大型国語辞典です。また、デジタルデータの特性を生かし、年3回の定期更新によって、政治・経済・医学・ITなど最新用語の追加や、時代とともに変化する記述内容の修正を行っています。(←ここまで)

定期更新によって、
『惣闇』
『漏路・匿路』
これらは不要な日本語になった的な扱いを受けたってわけか……。

辞書が載せなくなったらその言葉、本当に終わりなんですが。
わかんないとき調べられなくなったら、もうその言葉は魂を失ったも同然なんですが。
ことだまがー、殺される……。

ネットの辞書なんだから別にページ数もさほど限られてはいないし、
掲載単語を増やす分にも、減らすのは待ってくれてもよいんじゃない?

……言葉がなくなる、ということにうっすら恐怖を覚えます。

なにしろ、
『あやかす』
という言葉も載ってないんですよ。

ゴシックとか怪談とか好きな人種にとっては、もはや日常語。
めずらしくもなんともないからむしろ辞書で引きもしない言葉だけれど、
この『あやかす』もgoo国語辞書で載ってない。

あやかし(妖魔等)は、なぜあやかしかといえば、
あやかす(動詞)からこそ、あやかし(名詞)なんじゃないか!

惣闇(つつやみ)
漏路・匿路(くけじ)
あやかす

……いずれも三省堂の大辞林では載っていて、
現時点においてYahoo辞典ではネット上で調べられます。

だけどgooの辞書機能は複数の辞書をいっぺんに調べられるから、すごく重宝していたんです。

今後『あやかす』とか使おうものなら、
バカはなんでも名詞を動詞化しやがって、
とか、お叱りを受けたりするようになるわけ?
つつ闇を、惣闇とか書こうものなら、
ルビをふらないと読めない、辞書にない言葉は日本語じゃないとか眉を顰められるのか?

ぶるっ(……こわ)

公共の辞書としての役割として、恥を知れよう……(泣)