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NO.6 [最近のお気に入り]

ノイタミナアニメの「NO.6」が、今回#9話にして、なんかものすごく波乱な展開になってきている。

ユダヤ人狩りのアウシュヴィッツ収容所みたいな、NO.6の強制施設(矯正施設?)に潜入……
つか、捕まった沙布を救うために、警戒システムの情報だけをたよりに、
自分たちも捕まって、トラックの荷に積まれて、
もう潜入というより、大量虐殺と、人体実験被験者の道まっしぐら……。

ドキドキだ、ハラハラだ、だけどあと2回でアニメは終わるらしい。

でもこれ終わりきるのか?

ネズミは初回から常に死亡フラグ立ちっぱなしなので、慣れてきてたけど、今日はマジで心配になってきた。紫苑をかばってえらい目に遭いそう……。
ネズミが人間性を取り戻せたのは紫苑に助けてもらったおかげだから、こいつを失ったら魂がだめになるもうそれはいやなんだ的な行動を起こすにちがいない。つか今までが全部そのための伏線だもの。

おまけに紫苑も、
まあ彼は天然で優しくてなんだかんだラッキーに恵まれる星の元に生まれてそうなんだけど、
「夏までに、沙布を助けて、寄生蜂の血清をつくって。母さんと沙布を呼んで、君と、みんなとで一緒にここで過ごすんだ」
ってなことをのたまい、死亡フラグを立てまくってたので、気が抜けません。

沙布はそもそも紫苑に会いに行こうとしてたのがバレたから捕まったんであって、元凶はめっさ紫苑なんだけど、どうも憎めないこの紫苑。
「チームバチスタ」の、白鳥さんと、田口公平みたいです。ネズミと、紫苑。
(なお私が知ってる白鳥、田口はドラマ版。)
憎悪がベースにある凄腕な切れ者と、どんな過酷な状況におかれても人を信じてみる秀才君。

(対極の二人を相棒にするのは、海外ドラマ等の往年のヒット作などをはじめとして鉄板な王道だけど。対極といっても、各作り手の信じるいろんなタイプの対極が可能なので、古びないし、安定感があります。)

NO.6、あるなら、なるべくすみやかに2期をやってほしい。
それとも「サムライチャンプルー」のときみたいに、あとはDVDで!な展開だったらどうしよう……。
原作の小説があるらしいので、気になるなら本を読んでもいいんだけど、せっかくアニメで見だしたからには、アニメで見終えたい。

しっかし「精霊の守り人」といい、「獣の奏者エリン」といい、この「NO.6」といい、ジュヴィナイル小説原作のアニメってこんなに過酷な展開で大丈夫なのか、っていう物語の運びをしますね。ジュヴィナイル小説の特徴として、基本主人公が、武器をもたない丸腰なので、気が気じゃない。……そこは丸腰で行っちゃていいところなのですか。いまどき他の連中はみんな武装していってるよ?
あくまで才能とか絆とか果断にとんだ行動とかだけが頼り。マンガ原作の煽っていくおもしろさとまた違う。安定感あり、かつ先が気になるのだ。

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追記
#10を見て、紫苑のなめらかなる豹変ぶりに、おおおおお、
と感心し、
ネズミのナイフさばきにおおおおお、
と目をみはり、
ネズミと紫苑の立ち居地が絶妙な感じに入れ替わって面白い。……んだが、

これ、物語が相当、はしょられてる気配がしまいか?
無理やり次回に全部終わらせようとしてるよね!?
テンポが良いんだけど、テンポ良すぎ……
もう素直に本を読むしかないのかもなあ。

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追追記
#11最終回、駆け足で終わりました。
展開が速いという以上に、はやすぎた。
基本、展開が速いお話が好きですが、NO.6のアニメ最終回は、
展開が速いとかいうレベルでなく、なんかもう色々が唐突過ぎた。
断片的にパラパラっと見せられたかんじで、もったいない……。
いろいろ面白そうなネタが、あっつうまに……。
今回一回で終わらせたこのクライマックス編は、
最低でもあと2回、全3回くらい使ってやってほしかったな。
それが無理でも、最終回だけ10分延長、とかやってくれたら、
それだけでもずいぶん違ったんじゃないのか。
時間制限が悔やまれすぎる。

それでも物語を最後までやってくれたのはありがたいというべきかな。
もう原作読むしかない。

それと紫苑と沙布、幼馴染なわけだけど、いまになってみると二人のヴィジュアルがすごい似てる。
とくに回想シーンだと余計そう見えるので、
沙布がNO.6のヤバイ施設に拘禁されてからというもの、
紫苑と沙布が腹違いのきょうだいに見えた。
製作者側の意図的なものだったろうか?
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