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徳間がSF大賞から全面撤退 [ニュース]

3/1は日本SF大賞の贈賞式で、東京会館に行ってきました。
大藪春彦賞と、日本SF大賞の贈賞式。

かつては徳間3賞と言われていました。
日本SF新人賞も合わせて3賞の贈賞式が催されていたのが、はや3年前になります。

招待状を忘れたわたしは道中で気づいて、
(まあ・・・・・・名乗って素性を明らかにしたら、入れてはもらえるよなあ?)
気もそぞろで電車を乗り換えたら、
地下鉄に乗ったのにいつまでも地下に潜っていかないというのは、どういうこと?

まさかの、乗り間違え。
神経をはりつめていないと、まともに生きられないのか私は!
不慣れな駅で、なじみのない電車を乗り継ぐ。

使い慣れない有楽町線で、有楽町へ。
東京会館に直通するのは、日比谷駅です。
有楽町から日比谷駅まで、千代田線に乗りかえましょう。
ずいぶん歩いて改札に入ったら、
『日比谷』

おや?

「あのう、この駅はひょっとして日比谷駅なんですか?」
面喰っている私に、駅員さんも慣れたもんでSuicaの精算をしてくれ、(直結してた)
一駅分、通路を行ったり来たりして、目的地にたどりつきました。
***

式典には無事に入れて、お祝いお喜びムード満点・・・・・・
かと思いきや、
徳間書店SF完全撤退のお知らせ。

『新世紀エヴァンゲリオン』とか、萩尾望都の『バルバラ異界』とか、
本にかぎらずいろんな分野における、もっともすぐれたSFの大賞を、
という画期的な賞だったから33回も続いたんだと思うんですが、
いきなり終わっちゃうのか!?

日本SF大賞はあくまで日本SF作家クラブが審議し、授与してきているので、
賞の母体はなくならない。あらたに後援を見つけて存続可能だし、
すでにその動きはあるようです。
(今後日本SF大賞の様相がガラリと変わることは間違いなさそう。)

こうしてみると、
2010年3月に日本SF新人賞が廃止。
2011年3月にSF Japanが廃刊。
徳間書店は着々と日本SF大賞完全撤退までの布石を打っていたのだなあ。

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