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真夏の夜の夢 [ま行]

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のバレエです。
ラッキーなことにチケットが手に入ったから、どう?
とめぐってきて、上野まで見に行きました。
スポコンと美の融合した、バレエ映画は好きなのだが、
(あ、でもまだ「ブラックスワン」見てない)
バレエ自体の造詣は深くないんで、楽しめるか不安でした。

「真夏の夜の夢」が演じられる前に、
「ダフニスとクロエ」という題目があったのだが、
これがバレエの踊り自体のよしあしはさておき、
うう……うん……
というストーリー展開。
音楽も緩慢といいますか、途中、これは眠りの妖精のバレエなのかと思いそうなほどに睡魔が……。

一番良かったのがカーテンコールでした。
それまで可憐な乙女を演じて、
世間知らずで純粋初心な小娘にしか見えなかった主役のバレリーナが、
カーテンコールでは、貫禄さえを感じさせるしっとりとした女性で、
演技者ってすごいな……としみじみ見せ付けられた気がしました。

「真夏の夜の夢」は、
とにかく、ふわふわ、キラキラしてて、美しい。
幼稚園くらいのときに頭に描いていた、
お姫様や妖精の「西洋世界」が目の前にくりひろげられていて、
メルヒエン気分が満点に叶えられました。
幼稚園の頃って、外国ではすべて細腰にチュチュがふわふわ、キラキラして、
少女マンガみたいな恋愛沙汰のあげく、ハッピーエンドになるメルヒエンな世界である、
と思ってた……かも。
プリマのバレリーナがすばらしかった。
息を詰めて見とれました。

もうちょっと演奏の音が大きくてもいいんじゃないか、という気がチラッとしたけど、
東京文化会館の音響が古かったのかもしれない。
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