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『コンチェルト・ダスト』新装電子版制作中⑥ [黒十字療養所出版部]

「あれこれ進捗状況をアップしてるっぽいのは、もう分かった。
で、実際どれにするんです?」
という感じになってきた恐れもあるかと思われ。
電子新装版のデザイン部分をまとめておこう。

決定版『コンチェルト・ダスト』 電子新装版デザイン(まとめ)*
https://www.canva.com/design/DADbx6Zhoy4/gwywLu--aZfV3Y7buzJR5A/view?utm_content=DADbx6Zhoy4&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=sharebutton

スライドです。
表紙化粧扉 → 目次()→ 章扉(序章一章二章)→ あとがき扉奥付

微調整もしたので、決定版のつもりです。
ただ実際にKindleにアップロードした時、どう見えるか……に、左右される部分はある。

「はっきり言って受け手(購入者や読者)にとったら、作者がこだわってるっぽい事しかわからん。
そんな、ちみっちゃい部分、気にならないんですけど……」
みたいな点は、作り手の私にとっては、この場合それこそあんまり気にしない。

一つ一つのこだわりは伝わらなくても、別に構わないのだ。
ただその手の一つ一つのこだわりが、
作品全体の雰囲気や世界観を具現化する上で、無駄ではないから。
こだわりが大切と思っているのは、文章や物語の構成においても然り──。
たんに文章で物語を書き表していれば、自然に雰囲気が出るわけじゃない。

小説自体(文章、物語の構成、扱っている特定のトピック等)に関して、
自作語りをするのは正直、得意じゃない……というか異様に消耗する。
──当世風に言うならば、MPが削られる。
だからこれまでも、新しい単行本が出るときや、雑誌に短編が載るときなど、
概して私は装画家さんによる表紙絵、挿画についてだとか、
装丁についてなどを、強調してアピールしがちな部分がありました。

誰に水を向けられているでもないのに、
自作品について作者がやたらと語りだすの、浅ましい気がしないじゃないし。
(ズレた質問に対応するのと同じくらい疲れもするし。)
その自らの抵抗感に抗わねばならぬだけの労力が、惜しくもある。
書いた小説に関して、あれこれ説明するのは、
「全力で漫才したあと、いちいちギャグの説明をする感覚」的な、徒労感に陥るもんですよね。
書き終えて、やっと色々な争点をなだめつかせたのに、寝た子を起こすのか、と。
(余程のことがなくば、そっとしておきたい。)

いっぽう電子版の装丁デザインに関しては、基本的に畑違いのぶん、
抵抗感なく、進捗アップだの、思い入れ具合だのをかいつまんで語りやすいです。

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*canvaの透かしが入っている部分は、ダウンロード購入後には消えます。
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