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気分転換に [か行]

「騎士たちの踊り(ソヴィエト・プロコフィエフ)」──『ロミオとジュリエット』の一幕を、
たまに気分転換の一つとして、繰り返して視聴します。
抜粋して視聴できるの、ほんとYoutubeさまさまである。
手っとり早くアートな異空間にトリップできるのだ。

同じ一幕を同じ曲で踊っている、同じ物語なのに、演出に各国の個性が滲み出る。
それでもいずれもジュリエットが登場すると、
ジュリエットだ!……と一目瞭然なのがバレエの凄味。

〇Prokofiev Romeo and Juliet Dance of the Knights

https://youtu.be/MDHc40aT_AY

英国。たしかThe Royal Balletのはず。
ペアになって踊る男女の釣り合いが取れていて、男性がリードする正統派なダンスに映る。
特権階級である紳士淑女の夜会っぽく、騎士というよりは、お貴族っぽさがすごい。

〇Dance of the Knights ( Capulets) - Romeo and Juliet Ballet

https://youtu.be/ISC-8DEooTY

フランス(Paris Opera Ballet)
演出がかなり独創的で、途中、花いちもんめ風になったりします。
女性が主導権を握っている雰囲気のダンスで、
5:37~の展開が、あぁ……おフランスの騎士「シュヴァリエ」だなぁと。
いかにもなフランス香が芬々としているのだ。

〇Romeo e Giulietta - Danza dei cavalieri (Teatro alla Scala)

https://youtu.be/EH-hrXuosVQ

こちらイタリア。衣装や色味等、トランプカードの絵札から出てきたかのよう。
曲のテンポで言うならこのイタリアヴァージョンが、私には一番しっくりきます。
バレエの演出としてはParis Opera Balletが飽きがこなくて好きかもしれない。
最初に圧倒されたのは英国版だったし……。
単に好みでいっても甲乙がつけがたい。

Youtubeで探すと「騎士たちの踊り」のこのバレエの一幕は、
ほかにも数えきれないほど出てきます。

私はバレエは全く詳しくない上に、格別に大好きというほどでもないので、
ぽいわー、ほんとお国柄がそれっぽいわー、この曲の雰囲気ゴスだよねえ、
といった調子で、気ままに視聴しています。
気分転換ばっかりしている気がしないでもない……。


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