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見極めるタイミング [ま行]

年1回エピペンを処方してもらうために、かかりつけ医に行って来た。
ついでに別件で血液検査も必要だった。その採血の間、おのずとオリンピックと新型コロナの話題に。

かかりつけ医によると、オリンピックを開催するために海外各国から選手や関係者を入国させた時点で既に、まずい状況になるのは確定事項だった。つまり今更中止したところで手遅れで、中止が直接、感染状況拡大や、更なる変異株の脅威に歯止めをかけられることには最早ならないのでは、と。
ただ、今オリンピック関係に医療従事者やPCR検査数、病床をものすごく割かれている。新型コロナに対応するためのリソースをありったけ取られているので、オリンピックをなるべく早く中止することによって、医療リソース不足の問題は多少なりとも緩和される。

もはや感染拡大は不可避であるならば尚更に、せめて医療のリソースを早急に取り戻させてくれないと深刻な状況にくわえて打つ手がない、
というのが実情のよう。

「ついでにいうと虫垂炎(盲腸)とか、胆のう炎など〇〇炎と名の付く急性の病気は24時間以内に手術をしないと死ぬ病気と思っていたほうがいい。新型コロナに医療のリソースを割かれて、急性〇〇炎の手術をできなくなると、この現代社会で本来ならば治せる病気で命を落とす患者が出てくるから」

「〇〇炎になる患者だって、誰も好きで病気になってるわけじゃないですよね。……どうしたらいいんですか?」

「〇〇炎という病気も、初期ならば、抗生剤投与だけで手術しなくても、地域のクリニックで対応できる」

「今は医院や病院に、つい足が遠のきがちなんですけど……」

「こういう状況だからこそ、はやく来て。なにかあった場合にかかりつけのクリニックでも対応できるうちに、はやく来て。素人判断が一番よくない」

とのことでした。

どこかが激しく痛んだりしたら、我慢したり様子を見たりしていないで、今はとにかく医者に行こう。


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