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すぶり前振り準備運動 [さ行]

Hydeが京都の平安神宮にて7月31・8月1日という2日限定でスペシャルライヴをした。
20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU

東京は新型コロナ感染拡大地域ですし、京都まで都府県をまたいで行けないので、当然私はライヴ配信組です。

とはいえ仮に平時であっても座席数が少ないのでチケット争奪戦を切り抜けられたかはわからない……。新型コロナのせいで行けなかったと思っているが、平時でもチケットが取れずにやむなくライヴ配信組だった可能性はある。

映画館でのライヴヴューイングもあったが、その手の音響の良い映画館というのは街中にあるので、私は今回必然的にライヴ配信を選んだ。

開演30分前から、モニターでっかいデスクトップPCに、外付けのステレオスピーカーをつなぎ(日常はわざわざつないでいない)正座待機です。ライヴ配信チケット発券コードの入力が、スマフォデフォルト仕様となっているらしくて、一瞬、戸惑うも無事開通。

そのコンサート内容が本当に想像以上に両日とんでもなく良くって……
すみからすみまで好きな奴で……
ライヴ配信が終了してから、しばらく喪失感にやられましてね……。

何をやっても幾日もまともに手がつかないくらい気持ちを持っていかれるなんて。
うんと子供の時、家に録画機がない時分に、夢中になっていたアニメやドラマが終わっちゃったときとか、友人に貸してもらった漫画(はいからさんが通るとか、ポーの一族とか)を返して、自分でも欲しいのに当時は絶版で、入手不可。愕然となった折ぶりくらいの話ではなかったろうか。思い出せるかぎりにおいて。

今はほら、見逃し配信とかも普通にあるし、映画もすぐ円盤になるし。たとえば夕立の後にすごい虹を見つけても、いつでも何某のカメラ機能を携帯しているから、写真も気軽に撮って残せる。もう二度とこの感動は味わえないかも……と現在進行形ですりぬけていく喪失感を滅多に覚えることがなくなった。

Hydeがわざわざ平安神宮で、ソロ活動20周年記念コンサートを、クラシックオーケストラを引っ提げてやるのだ、そりゃ普通のライヴをやるとは思っていなかったですよ。
いつもの、こじゃれたカジュアルな着こなしでサラっと登場するレベルなんかではない、と分かってはいたよ。
予想外ではなく、予想を超えてみっちりと好きだった。
平安神宮というセッティングを最高に活かしたステージで、かといいガッチガチに作りこんでいる感じではなくて、平安神宮の舞台に不思議となじむ世界観のバランス感覚が絶妙だった。
舞台背景に溶けこみながらも際立って、没入感へと誘う選曲や衣装やアレンジはもちろんのこと、篝り火とか、プロジェクションマッピングとか、もういろいろ。声の調子は言うまでもない。

こういう時、ブログに感想をアップすることはせず、胸の中にしまっておくべきや……この感想はあくまで私の感想で、誰かと共有する類のものではないのやも……といったん迷う。
Hydeやラルクやライヴに興味がある人ならば、他人の感想などにもはや興味はなかろう、自分の感想を大事にするだろうと。
またそもそもHydeやラルクやライヴに興味のない人なら、この内容にも興味がないわけだ。
Hydeやライヴに興味のない人が読んで、偏った印象を持っても難儀だし。良く知りもしない印象だけで仮に茶化してきたりでもしようもんなら、私もイラっとせずにいられるか自信がない……。
(Hydeやライヴに限らず何事であっても軽率に茶化されるのは、そもそも私は良しとしない。相手を軽蔑すらしちゃうんだが……)

そのいっぽうで、ちょい面倒でも書いておこうと書いておいて、後で読み返すと、そうだそうだそんなことがあったと自分が二度三度とおいしく楽しめるのも事実。後々の自分のために、ようやく何も手につかない状態から脱しつつあるのだが、さらってみようと思う。
近日中に。できるかな。

まずは初日7月31日のセットリスト

1.UNEXPECTED
2.WHITE SONG
3.THE ABYSS(未発表曲)
4.NEW DAYS DAWN
5.ZIPANG
6.NOSTALGIC(6月25日リリースの新曲)
7.RED SWAN
8.SECRET LETTER
9.MY FIRST LAST

全9曲。少なめです。
ちなみ2日目は全15曲。
その差の理由は、土曜当日を襲ったゲリラ雷雨でした。


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