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サンファン展に行ってきた──Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2の世界展 [さ行]

 L'Arc-en-Ciel LIVE 2018 L'ArChristmasの詳しい感想は必ずアップするつもりでいる。
 が、時系列を意識していると、順繰りに、滞りそうなので……。

12月に終わったばかりの『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2
3期制作も決定して、ファンとして嬉しいかぎり。今からもう楽しみである。
その世界展に、友人と行ってきました。

年も明けたばかりの2019年1/6日曜@西武池袋本店・別館2階。

私が池袋に最後に訪れたのは、
第2回アガサ・クリスティー賞受賞作『カンパニュラの銀翼』を刊行して、
池袋ジュンク堂まで、早川書房の人に連れられて、サイン本を作りにいったときだ。

6年ぶりになるのか……。

以前、『萩尾望都原画展』に一緒にいった友人と、
このたび同じ池袋西武デパート別館に向かったのですが、
「ここに二人でくるのが久しぶりすぎる……」
あとで当該ブログで確認したら、2009年12月であった……。
5年とかくらい前、と言い合っていたんだけど……。

サンファン展、なにしろ開催期間が短くて、1/2~8まで。
年明け早々すぎるし、一週間足らずです。
もっとみっちりやればよいのに~。

スペース的には、さほど大規模って感じはしないですが、
中身的には大規模展示で、広告に偽りなし。
かなり密度が濃いし、充実しているしで、大満足。

ごく一部を除いて写真撮影が基本的にOKだったので、
来客者はみんなスマフォや、デジタル一眼レフなどを片手に、撮る撮る写真を撮りまくる。
もう布袋劇の人形の撮影会ですよ、ちょっとした。
もちろん私も携帯で撮りました。

みんな、器用に画面上のズームを駆使して撮るなかで、
私はおもに生ズーム
(自分自身が近づいたり遠ざかったり、中腰に屈んだりしてフレーム内におさめんと頑張る)。
でも恥ずかしがらずに果敢にいっぱい撮ってきたよ……。

照明が薄暗いのと、来場者を写真に入れないようにするのが結構、難儀で、
きちんと撮れているのは少なかった……。

目ぼしい人形を撮った写真のうち、まあまあ見られる写真で、ざっくりスライドを作った。
ほぼ経路順に並んでいます。

サンファン展2:スライド中里友香撮影)
全29枚です。

凜雪鴉(りんせつあ)は、とかく写真映りが良い。

1期から使い込んでいるせいか、それとも煙管を常に持っている設定のせいなのか、
手の指がかなり黒ずんでいた。
また、衣装の青い裾模様、写真では綺麗に見えるけれども、おもいのほか安っぽい素材。
ただ、とにかく後ろ姿から何から全身にみなぎっている美麗ぶりがすごい。
さすが掠風竊塵(りょうふうせつじん)だよ、ってな感じ。

凜雪鴉の一見優美な衣装に比べて、
浪巫謠(ろうふよう)の衣装の作りこみは本物。尋常でなく格が違う。
いちいち刺繍だしビーズだし……オートクチュールや伝統衣装も顔負けの美しさよ。
もと宮廷楽士の吟遊詩人だけあって、装いかたがプロだ……。
それとも宮廷内の信奉者からの貢物ででも、あっただろうか。
こりゃあ、浪巫謠が凜雪鴉を一目見るなり、
「あいつ偽物」
的な発言をかまして軽蔑するのも、無理はなかったのだね。

衣装がきれいと言えば、蠍瓔珞(カツエイラク)も相当、ファンシーでした。
指に毒を仕込んでいるだけあって、手元の作りこみも気合が入っている。

殤不患(ショウフカン)の装いやキャラが、あまりに浪巫謠と正反対で、
その対比ぶりが生で見るとわかりやすかった。
その殤不患の写真が無いのは、
どう加工しても来場者が映りこんでしまったからで、撮ってはきています(が載せられない)。
同様の理由で、蔑天骸(ベツテンガイ)もスライドに居ない。
……そう、2期のキャラをメイン展示ですが、1期のキャラの人形もありました。

刑亥(ケイガイ)が、生で見ると、想定していたより地味でおとなしいのが意外でした。
物語に登場すると、あの物腰、ライティングと、棘を含んだあでやかな声で、
うわぁ面倒くさい姐さんが出てきた、……という毒々しく派手な印象なのに。

作中では三下の雑魚って感じで次々に出てくる玄鬼宗(ゲンキシュウ)が、
実物を生で見ると、黒ずくめで格好良かった。

私の大好きな殺無生(せつむしょう)──
ストイックな殺し屋、律儀な悪党、高潔な一匹狼、まさしく剣鬼。
生まれたときから人の優しさに触れたことがないために、
凜雪鴉の甘言にホロッとほだされ、赤子の手をひねるように騙される、
映画版『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』*が、実に哀れなのだったが──
別名・鳴鳳決殺(メイホウケッサツ)である彼の布袋人形は、作中や写真で見るよりも、
(髪の色がすんごい紫なんだ……)

あとで見直したら、
呆れるくらい殺無生と浪巫謠の写真が圧倒的に多かった。
ルックスの好みが大変にわかりやすい、わたし。
もちろんルックスだけでなく、キャラクターとして、声も役回りも性格も含めて、
殺無生も、浪巫謠も(おしゃべりな聆牙こみで)、相当好きです。

浪巫謠はみんな大好きらしく、
クリアファイルなどのグッズも、浪巫謠(&聆牙)だけ、一番に売り切れていた。


https://youtu.be/AImWnxx8IZQ
*Thunderbolt Fantasy 生死一劍 予告編