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チェインソーマンじゃなくて「チェンソーマン」 [た行]

「チェンソーマン」のアニメ化が決まって嬉しいな。

なんでこいつ今、突然チェンソーマンの話なんかしだしたんだ、エヴァはどうしたシン・エヴァンゲリオン劇場版:||の映画は。今まで初日に見に行っていただろう、
と思われる方もあるかもしれないが、そこはこれ新型コロナの感染を恐れて見にいけていない。
もっと優先すべきこと、参加したいことを自宅待機で済ませてきているのだ──。
たとえば1月末のHydeのライヴですらAbemaで配信購入&鑑賞した……。

大画面で音も良いデスクトップPCを夏にゲットしたばかりだったから、設備は悪くないはずなのだったが、現地あるいはライヴ・ヴューイングの鑑賞ほどには、やっぱり今一つノリきれない自分がいた。PC画面を前にしていると、知らない曲名とかは即座にググりたくなっちゃって気が散るし、自宅のPC画面に向かっていると、自動的にどっか仕事気分がぬけきらない。仕事部屋の自分の椅子で、電気毛布で足を温めながらだったりすると、気楽な反面どうしたって特別感が失せるのよ……。

「生死にかかわることでないかぎり、Hydeのライヴの時間帯は連絡をしないでください」と身内にも頼んでおいて、実際、視聴に集中できる環境にできたのにもかかわらずだ。
ライヴ会場での一体感や、ライヴ・ヴューイングでの浸り具合とは、やはり差がある。
自宅から視聴できたのはとてもありがたかったし、内容も良かったのに。
多分、リアルライヴ参戦やライヴ・ヴューイングの経験が皆無であれば、ネット配信でも充分満喫できたのだ。おそらくは。

とまあ、そんな感じに、他にもあれやこれやの用事を自宅で済ませているので、エヴァばかり例外にはできない。言ってみれば10年ほど待ってきているので今更ちょっとばかり焦ったところで大して変わらないよ……の境地。

映画鑑賞は感染リスクが極めて低いことは知っているし、映画館では感染対策も万全だろうこともわかってるが、2時間35分の映画となれば、道中もあるし、たぶんトイレに一度くらいは行きたくなる。現時点では、私は飲食とトイレを外出先では極力さけたいと思っているので、足が遠のく。

そんなこんなで昨今は映画鑑賞のかわりに圧倒的に電子書籍でコミックを読む機会が増えている。で、「チェンソーマン」。

小説本はすべて紙で買うが、漫画は「友人や身内にも貸して布教するんだ!」
と思う本以外は、電子媒体で買うようになってきた。保管スペースの問題があるから。
今まで紙で読んでいる作品は、引き続き紙の本にしたほうが絶対いいことは言うに及ばずなのではあるが。
なにしろ「夏目友人帳」や「将国のアルタイル」をためしに電子本で買ってみたら、それまで紙で慣れているので読みにくいこと甚だしく……あんなに大好きだったし今も大好きなのに購買意欲が萎えまくり、完結したら全部まとめて紙で買おう……と購読を保留・いったん中止するまでに至っているので。
「黒執事」も電子本が出たとたん、もうどうでもよくなった。
紙の本と電子本は、ライヴ会場とネット配信くらいの差があるものだ……。

「チェンソーマン」の場合は11巻でひとまず完結だし、電子版で一気読みするのに適度な冊数なので、読みおえたところに早々に、アニメ化決定が報じられた。で、今から楽しみにしているのである。

私の場合、どちらかというと原作至上主義になりがち。
アニメから入って漫画原作を読んだら原作漫画のほうが断然良くて……という原点回帰系・原作強火担にもなりやすい。
アニメが原作ならば、やはり原作アニメを至上としがち。
過剰で緩慢なオリジナルエピソードとか、オリキャラとかって、マジでなんで入れるんですか……?
原作エピソードがざっくり端折られて、内容が改竄されるのも呆気にとられて、悲しいが。

原作漫画よりアニメが良かったよね、とか原作漫画と同じくらいアニメも良かったよね!
……という作品は一つ、二つくらいしかめぐり合っていないのだが、これはアニメが原作通りにやってくれないことが多すぎるせいなので、「チェンソーマン」は原作をきちんと踏襲してやってほしいな。 
だけど原作のままテレビアニメでやれるのかな、これ……深い時間なら大丈夫だよね……?
あとは中の人(声優)のイメージ次第。

アニメから入って原作漫画を読むと、俄然、漫画のほうが面白く感じるケースが多いのは、おそらくアニメでしっかりキャラ付けされた声優のCVで、原作漫画のセリフを脳内再生することにより、白黒漫画に彩りが生まれてくるからだろう。

チェンソーマンの場合、これほどまでにセリフが声優さんの声で脳内再生されてくる作品も珍しいよ、というくらいCVのイメージがクリアであった。
私の脳内で再生されたCVと比して、実際のキャスティングがどうなるのか。現時点ではまだキャスティングが発表されていないので、実際にアニメ化されたとき比較参照するために、今のうちに予想CVをここにちょっと記しておこう。
(敬称略)
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デンジ:KENN
早川アキ:石川界人
パワー:小清水亜美

マキマ:伊藤静 or 能登麻美子

姫野先輩:井上麻里奈
レゼ:田村ゆかり
岸辺:藤原啓治
クァンシ:甲斐田裕子
サンタクロース:能登麻美子 or 伊藤静
吉田ヒロフミ:鈴村健一 or 宮野真守
天使の悪魔:上村祐翔
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この勝手にキャスティング予想のなかで、とくに岸辺が、読んでいるときに脳内再生余裕なキャラで、藤原啓治さん以外は考えられなかった。
が、藤原啓治さんは昨年4月に55歳で亡くなっており……。
とすると、岸辺は中井和哉さんがいいな……。
となれば、必然的に吉田ヒロフミは鈴村健一さんが良いなぁ。

ちょっとググってみたらアキ君を石川界人さんと言う人は複数、見つけた。
……というか石川界人さん以外の名前が出てこなくないですか……。
パワーちゃんを小清水亜美さんだと言っている人も見つけた。
だよね……!

「チェンソーマン」、特殊でかなりグロテスクな世界観なのにもかかわらず、ものすごくしっくりくる、かなりホームグラウンド的な居心地の良さがあって、懐かしくもある。

これは作者が大好きな映画作品のエッセンスが要所要所にちりばめられていて、それら映画を私も決して嫌いじゃないとか? と思っていたのだが、後半に1997年が舞台だとはっきりする。
……そっかーだからかー、世代ってやつかー。
都会は雑多で薄汚いし、日常生活の家電の中に、スマフォやネット回線や電子キーの影がなく、でも私からすると充分に現代の範疇に映る。
これは団塊の世代の人たちが「Always──3丁目の夕日」をどうやら無条件に身近に感じるらしいのと同じ原理かあー

と気付かされるのであった。

『チェンソーマン』9 巻発売記念スペシャルPV

https://youtu.be/VPB_J6Egi28

こちらはジャンプ公式Youtube。チェンソーマン9巻発売記念PV。
アニメ化もこういうテイストを大事にして作ってくれると、かなり嬉しいよ。


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