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ChatGPTに聞いてみた…… [た行]

私──中里友香作の『カンパニュラの銀翼』について聞いてみた。
次のような(デタラメの)回答を得た。
以下、画像をクリックすると拡大します。

その1)
ChatGPT1.png

続き)
ChatGPT2.png

そのまた続き)
ChatGPT3.png

かすってすらない。
惜しい部分すらない。捏造が甚だしくて怖い。
本当にこれっぽっちも似ている箇所すらないので、言葉上は一見、立派で饒舌でありながら、ツラツラと、からっぽのデタラメを並べたてるのが、かなり異様。
平然と嘘を述べまくる、したたかなサイコパスに見えてきて気持ちが悪い。
こいつはデタラメしか答えられないのか?

『カンパニュラの銀翼』に日本人は出てこないし、異世界ものではないわけだし、もういちいち指摘するのも嫌気がさします。
「回答に必要なだけの情報量が足りません」とか答える、愚直な奴のほうがまだましだ。

アドレスに至っては次から次へと最後までデタラメを別パターンで提示しつづけて、正しいのはこちらでした、と言い張る。
言葉は完璧に通じているのに、話が全く通じない。
たまにこういうタイプの相手にリアルに出くわすと、怖いんですよね。

私の小説が有名ではないからで、致し方ないのかもしれない……
と思いなおし、太宰治の『斜陽』について尋ねてみた。
以下が回答。

その1)
chat GPT斜陽?.png

続き)
chat GPT斜陽?1.png

そのまた続き)
chat GPT斜陽?2.png

後半、私が切れ気味に、苛立ってきているのが分かると思います。
こういう対応をされていると、こちらの性格が悪くなる。
これ、「斜陽ミリしら(斜陽を一ミリも知らない)」という人が見たら、私のほうが100%悪者に見える。しかし相手が人語を操る以上、不正確な回答をここまで重ねられると、不誠実に感じてくるわけで。こっちは血が通った人間なんだ。

太宰の『斜陽』ならばと期待していたのに、まず発表年からして頓珍漢な回答。
一回目の回答は没落貴族、という部分だけが独り歩きして、とんでもない三文小説になってるし……。
二回目の回答に至っては、何一つあっていない。なぜそこで三島由紀夫が出てくる。

どちらも「教師」設定で、太宰の小説で、主人公や語り手が教師だった例はないので、本当に何を根拠に教師という設定を引っ張ってきているのか。夏目漱石ならまだしもよ?

ちなみに太宰治の『斜陽』については、このブログにアップした分だけでなく、あの手この手でトライしてみているのですが、毎回、回答が違っていて、正しかった例が一度もない。

太宰の『斜陽』でこの有様なのだから、回答の信頼度が、著名であるか否かに呼応しているわけでもない。何なの……。

懲りずに太宰の『走れメロス』で試してみた。

chat GPT走れメロス.png

親友のセリヌンティウス(男性)が、メロスの恋人で町一番の美女になっているし、「妹の結婚式」という肝心の部分が抜けているしで、色々とっちらかっている。
が、『カンパニュラの銀翼』や『斜陽』については、何の話をしているのか原型をとどめていなくて、もはや謎……。
それらと比べれば、間違いだらけだけれど、一応こちらは『走れメロス』について話そうとしているのは伝わりました。セリヌンティウスを恋人設定に間違っちゃう感じも分からないではない。
彫刻家セリヌスじゃなくて、そこ、セリヌンティウス……。
この誤情報はちょっと面白かった。