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東京のダフ屋が歴史をさかのぼること百三十年前に結成されていたとは [た行]

先日、5月21日ラニバ30th@東京ドームのライヴについて書いたときにも言及したが、電子チケットと本人確認の徹底で、ダフ屋が一掃され、全く姿を見なくなった。

ダフ屋は2017年4月のライヴの時にはまだバリバリに居ました。
→ラニバ25th@東京ドーム4/9
https://blackcrosssanatorium.blog.ss-blog.jp/2017-04-11

……と思っていたら、こんなLivedoor Newsの記事が。

関東の古参“ダフ屋”暴力団が解散へ 電子チケット普及で仕事なくなり、コロナ禍も影響
https://news.livedoor.com/article/detail/22580472/

私はチケットをダフ屋から買ったことはないし、ダフ屋に売ったこともないけれど、
「買っても偽装チケットで座席は無いらしいよ」という噂と、
「本来の価格よりものすごく高い値段なら入手できるらしい」という話、
「重複チケットは安くとも買い取ってもらえる」等々。
ダフ屋にまつわる情報……常識?……はいつだってそこらへんにありました。
ネットがない時代から。

ちょっと前まではそう、チケットぴあと、ローソンチケットと……と複数に申し込まないと入手できないのが常識だった。で、当たるときは概して、複数チケットが当たる。
結局、余った分は使い道もなく、譲渡先もうまく見つけられず、お金も席も無駄にせざるをえないことが珍しくなかった。その分があればグッズ購入等に使えたし、その座席で来たい人も入れたのに……アーティスト的には同じ実入りかもしれないけど、意味が違うではないか……。
昨今はチケットの再分配ができるようになってきたから、本当に便利になったのだ。

ダフ屋の、人を見る目には本当に鋭くて、
──なんで私がこのコンサートに行くってわかるの……!
という、ピンポイントで声をかけてくるあれ、あの人間観察、何をポイントに見極めていたのだろうか。知りたかった。

結局のところ私はチケットを持っており、ライヴ会場を目指しているという部分は見抜かれているけれども、ダフ屋を必要とはしていない、という点では、彼らは外してはいた。
それでもいつも、かなりいい線は行っていた。